『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』はどこで見れる?配信サービス一覧

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』は2026年8月現在、Hulu で配信中です(各社の公式配信情報にもとづく。下表に配信開始日と出典を掲載)。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video
Disney+
Hulu配信中 2026年8月12日〜公式 出典
U-NEXT

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』とは?作品の見どころ

結論から言うと、『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』(原題:Endeavour)は2026年8月時点でHuluにて全シーズンが見放題配信中である。2026年8月12日に最終シーズンとなるシーズン9(全3話)が新たにラインナップへ加わり、これによりシーズン1からシーズン9まで、通しての視聴が可能になった。

本作は、1987年から2000年まで放送された英国の伝説的刑事ドラマ『主任警部モース』の前日譚(プリクエル)にあたる作品で、1965年のオックスフォードを舞台に、まだ駆け出しの若き刑事モースが数々の難事件に挑む姿を描く。2012年に単発のパイロット版として制作されて以降、2023年まで11年にわたって英国ITVで放送され続けた長寿シリーズであり、日本でもNHKやWOWOWなど複数の局・配信サービスで紹介されてきた作品だ。

シーズン1~8はすでにHuluで見放題配信されていたが、物語の結末を描くシーズン9だけは長らく未配信の状態が続いていた。今回の追加により、シリーズを最初から最後まで一気にHuluだけで完走できる環境が整ったことになる。英国ミステリーの重厚な人間ドラマと、丁寧に作り込まれた1960年代オックスフォードの街並みを、じっくり味わいたい人に向けたシリーズ完結タイミングでの追加配信と言える。

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』を全話無料で見る方法

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』は2026年8月時点でHuluの見放題対象作品であり、月額料金の範囲内でシーズン1から最終シーズン9まで追加課金なしに視聴できる。Huluは初回登録時に無料トライアル期間を設けていることがあるため、加入前には最新の公式ページで無料期間の有無と条件を確認しておくと安心だ。

視聴方法はシンプルで、Huluのアプリまたはブラウザから作品名で検索し、見たいシーズン・話数を選んで再生するだけでよい。テレビ・スマートフォン・タブレット・PCなど複数端末に対応しており、外出先でのダウンロード再生にも対応している。

以下、よくある質問に直接答える形でまとめる。

Q1. 刑事モース ~オックスフォード事件簿~はどこで見れる? A. 2026年8月時点ではHuluが全シーズン(1~9)を見放題配信しており、最も網羅的に視聴できる。

Q2. 無料で見られる? A. Hulu本体は月額制の有料サービスだが、初回登録者向けの無料トライアルが用意されている場合がある。条件は変更されることがあるため、加入前に公式サイトで要確認。

Q3. 2026年8月12日に追加されたのはどのシーズン? A. シリーズ最終章にあたるシーズン9(全3話)が新たにHuluで見放題配信入りした。

Q4. シーズン1から順番に見られる? A. 見られる。Huluではシーズン1~9まで通しで視聴可能なため、時系列順に鑑賞できる。

Q5. 字幕版・吹替版どちらがある? A. 主に字幕版での配信が中心となる作品のため、視聴前に対応言語設定を確認しておくとよい。

あらすじ

舞台は1965年、大学都市オックスフォード。オックスフォード大学を中退した青年エンデバー・モース(愛称:モース)は、警察官としてオックスフォード市警察に採用され、駆け出しの刑事として働き始める。頭脳明晰で観察眼に優れ、クラシック音楽やクロスワードパズルを愛する一方、対人関係にはどこか不器用なところがあるモースは、上司であるフレッド・サーズデイ警部の指導のもとで、次第に刑事としての勘と経験を身につけていく。

本作は単なる青春前日譚にとどまらず、1960年代の英国社会そのものを背景にした重厚な人間ドラマとして描かれる。オックスフォードという大学都市特有の階級意識、学内政治、警察組織の因習といった要素が、毎話ごとの殺人事件の謎解きと絡み合いながら展開する。1話完結の事件編を軸にしつつ、モースと同僚たち、そして彼が想いを寄せる女性たちとの関係性がシーズンをまたいで少しずつ変化していく長編ドラマとしての側面も強い。

シリーズが進むにつれて時代設定も1960年代後半から1970年代前半へと移り変わり、モース自身も巡査から巡査部長、そして最終盤では警部補へと昇進していく。最終シーズン9では、原作小説『主任警部モース』シリーズで描かれる後年のモース像へと物語がつながっていく、シリーズ完結にふさわしい展開が用意されている。

登場人物

エンデバー・モース:本作の主人公。オックスフォード大学在学中に事情があり中退し、警察官の道を選んだ青年。膨大な知識とずば抜けた観察力・推理力を持つが、口数は少なく不器用な性格で、周囲との軋轢を抱えることも多い。クラシック音楽、特にオペラをこよなく愛する。シリーズを通じて巡査から巡査部長、警部補へと昇進していく。

フレッド・サーズデイ警部:モースの直属の上司であり、刑事としての師匠的存在。叩き上げの熟練刑事で、家庭を大事にする実直な人物として描かれる。若く不器用なモースを時に厳しく、時に温かく導く、シリーズ全体を支える精神的な柱のようなキャラクター。

レジナルド・ブライト署長:モースたちが所属する部署の上長。組織の秩序や体面を重んじる立場から、時にモースの型破りな捜査手法と対立することもある。

ジム・ストレンジ巡査部長:モースの同僚であり、対照的に組織内での立ち回りに長けた人物として描かれる。

マックス・デブラン医師:検死官として事件現場に関わる常連キャラクターで、モースとは軽妙な掛け合いを見せる。

ドロシア・フレイジル:地元紙の記者で、事件報道を通じてモースたちと関わる女性。演じるアビゲイル・ソウは、後述の通りオリジナル版でモース警部を演じた俳優の実娘という縁がある。

スタッフ・キャスト陣

主人公エンデバー・モースを演じるのは、英国の俳優ショーン・エヴァンス。2012年のパイロット版から2023年の最終シーズンまで、全編を通してモース役を演じ続け、シーズン後半では監督としても複数話を手がけるなど、作品への深い関わりを見せた。

フレッド・サーズデイ警部役には、舞台・映画・テレビと幅広く活躍するベテラン俳優ロジャー・アラムが配され、モースとの師弟関係を丁寧に演じている。

そのほか、レジナルド・ブライト署長役にアントン・レッサー(『ゲーム・オブ・スローンズ』などにも出演)、ジム・ストレンジ役にショーン・リグビー、マックス・デブラン医師役にジェームズ・ブラッドショウ、サーズデイ夫人ウィン役にキャロライン・オニール、サーズデイの娘ジョーン役にサラ・ヴィッカーズがそれぞれ主要キャストとして名を連ねる。

中でも特筆すべきは、記者ドロシア・フレイジル役を演じるアビゲイル・ソウだ。彼女は、1987年から2000年まで放送されたオリジナル版『主任警部モース』でモース警部を演じた名優ジョン・ソウの実娘であり、この配役自体が本作とオリジナル版とのつながりを象徴する存在になっている。

興行収入・話題

本作はテレビシリーズであり、劇場公開作品のような興行収入の概念は存在しない。そのため、ここでは視聴率・海外展開・評価といった観点から本作の実績を紹介する。

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』は英国ITVで2012年から2023年まで放送され、11年・9シーズンという長期にわたって支持され続けた看板ドラマの一つである。英国内での高い人気に加え、米国では公共放送PBSの看板ミステリー枠『Masterpiece』を通じて放送され、英国発ミステリーファンの多い米国でも安定した視聴者層を獲得した。この米国での継続放送は、本作が単なる国内向けドラマにとどまらず、国際的にも評価された英国ミステリーの代表作の一つであることを示している。

なお、本作の原点である前作『主任警部モース』(John Thaw主演)は、英国のテレビ賞であるBAFTAテレビ賞のドラマシリーズ部門などで複数回受賞するなど高い評価を得たシリーズであり、その前日譚として制作された本作も、この由緒あるミステリー史の系譜に連なる作品として、シリーズファン・批評家の双方から長年にわたり肯定的に受け止められてきた。

ネタバレ

以下、シリーズの展開や結末に関わる内容を含むため、未視聴の方は注意されたい。

本作最大の見どころは、1話完結の事件ドラマとして楽しめる骨太なミステリーの完成度に加え、シーズンをまたいで積み重ねられていくモースとサーズデイ警部の師弟関係、そしてモースが繰り返し経験する恋愛と別離の物語だ。若く不器用なモースは、シリーズを通じて幾人かの女性と心を通わせるが、事件や運命のいたずらによってそのいずれとも結ばれずに終わる展開が続く。この積み重ねが、後年のオリジナル版『主任警部モース』で描かれる、独身を貫き孤独を抱えた中年のモース警部という人物像への説得力ある伏線になっている。

物語終盤にかけては、オックスフォード市警察内部の腐敗や権力闘争といった、より重いテーマが前面に出てくる。モースの師であるサーズデイ警部自身も、組織の闇と無縁ではいられなくなっていき、二人の関係性そのものが試される展開が待ち受ける。

最終シーズン9(全3話)では、シリーズを通じて張られてきた伏線の多くが回収され、モースがなぜ生涯独身のまま警部として生きることになったのか、その理由が静かに、しかし重く描かれる構成になっている。前日譚としての本作が、オリジナル版の物語にどうつながっていくのかを確認したい人にとって、見逃せない最終章だ。

トリビア

本作『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』は、英国の推理作家コリン・デクスターが生み出した名探偵警部モース(主任警部モース)を主人公とする一連の作品群の一部であり、原作小説そのものの直接的な映像化ではなく、デクスターが創造したキャラクター設定をもとに、1965年から始まる若き日のモースを描くオリジナル脚本のプリクエル(前日譚)作品という位置づけになる。

コリン・デクスターの小説『モース警部』シリーズは1975年の第一作『Last Bus to Woodstock』から1999年まで刊行され、1987年から2000年まで放送されたテレビドラマ『主任警部モース』(John Thaw主演)で世界的に知られる存在となった。本作はその設定を踏まえつつ、原作・オリジナル版では語られなかったモースの警察官人生の始まりを丁寧に補完する形で作られている。

また、コリン・デクスター本人は生前、オリジナル版『主任警部モース』やスピンオフ『Lewis(英国刑事ルイス)』、そして本作『Endeavour』の各シリーズにたびたびカメオ出演していたことで知られるファン人気の高い逸話がある。2017年に彼が逝去して以降のシリーズでは、こうしたカメオ出演は見られなくなった。前日譚でありながら、原作者自身の存在がシリーズの歴史を貫いていた点も、本作の大きな魅力の一つと言えるだろう。

撮影裏話

『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』は、英国の制作会社マンモス・スクリーンが手掛け、ITVスタジオ、そして米国PBSの看板ドラマ枠『Masterpiece』との国際共同制作という体制で作られたシリーズである。この体制により、英国国内のみならず米国市場でも継続的に放送される基盤が整えられた。

最大の特徴は、実際にオックスフォードおよびその周辺地域でロケ撮影が行われている点だ。作中に登場する大学の中庭や図書館、街並みの多くは、ラドクリフ・カメラ広場周辺やボドリアン図書館など、オックスフォード大学の実在する歴史的建造物・景観を使用して撮影されている。1960年代当時の街並みを再現するため、クラシックカーの配置や看板・街灯といった美術面でも徹底した時代考証が行われており、これが本作特有の重厚な映像美を支えている。

主演のショーン・エヴァンスは、演じるだけでなくシーズン後半では監督としても複数話を手掛けるなど、作品への関与を深めていった。原作・キャラクターを生み出したコリン・デクスターも制作に協力する立場で関わっており、原作者本人の目が行き届いた前日譚作品として、オリジナル版ファンからの信頼も厚いシリーズとなっている。