『国宝』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

2025年
国宝 のアイキャッチ画像

『国宝』はどこで見れる?配信サービス一覧

『国宝』は2026年6月現在、Amazon Prime Video で配信中です(各社の公式配信情報にもとづく。下表に配信開始日と出典を掲載)。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video配信中 2026年6月6日〜公式 出典
Disney+
Hulu
U-NEXT

『国宝』とは?作品の見どころ

『国宝』は、直木賞作家・吉田修一の同名小説を、『悪人』『怒り』の李相日監督が映画化した、2025年公開の大作人間ドラマです。

本作のフックは圧倒的です。任侠の家に生まれた少年が、歌舞伎という芸の道に人生のすべてを捧げ、やがて頂点へと駆け上がっていく半生を、約3時間にわたって濃密に描き切ります。主演の吉沢亮は、女形を含む歌舞伎役者の所作を体現するために徹底した役作りに臨み、その鬼気迫る演技が大きな話題となりました。

ライバルにして親友の俊介を横浜流星、二人を見守る歌舞伎役者・半二郎を渡辺謙が演じるなど、座組も豪華そのもの。芸に取り憑かれた人間の業と栄光、そして孤独を描いた本作は、実写邦画として歴史的なヒットを記録した、まさに“観るべき一本”です。

『国宝』を全話無料で見る方法

『国宝』は、Amazon Prime Video(プライムビデオ)で見放題独占配信されています。

「見放題独占」とは、定額の見放題サービスとしてはAmazon Prime Videoでのみ本作を楽しめるということです。プライム会員であれば、追加料金なしで、この話題の超大作を自宅でじっくり鑑賞できます。劇場で観そびれた方も、もう一度あの感動を味わいたい方も、プライム会員のまますぐに再生を始められます。

はじめてAmazonのサービスを利用する方には、無料体験(トライアル)が用意されている場合があり、期間中も見放題作品はそのまま視聴できます。約3時間の長尺ですが、自宅なら自分のペースでたっぷり物語に浸れるのも配信ならではの魅力です。配信状況は変わることもあるため、視聴前にAmazonの作品ページで最新の表示をご確認ください。正規の配信ルートで、安心してお楽しみください。

あらすじ

『国宝』の物語は、主人公・立花喜久雄が15歳のときに始まります。任侠一門の家に生まれた彼は、抗争によって父を失い、天涯孤独の身となってしまいます。

そんな喜久雄を引き取ったのが、上方歌舞伎の名優・花井半二郎でした。半二郎の息子・俊介とは兄弟のように育てられ、二人は互いに芸を高め合いながら、歌舞伎の道に青春のすべてを注いでいきます。血のつながらない“もう一人の息子”として迎えられた喜久雄にとって、芸の世界は生きる意味そのものになっていきました。

やがて転機が訪れます。半二郎が事故で倒れ入院した際、舞台の代役に指名されたのは、実の息子・俊介ではなく、喜久雄でした。この出来事をきっかけに、兄弟同然だった二人の運命は大きく揺れ動き始めます。才能、血筋、宿命――芸の世界で交錯するさまざまな力が、喜久雄と俊介の長い人生を翻弄していきます。致命的な結末には触れませんが、一人の人間が芸に魅入られていく壮絶な半生を、ぜひその目で見届けてください。

登場人物

『国宝』には、芸と宿命に生きる濃密な人物たちが登場します。

  • 立花喜久雄(演:吉沢亮) ― 任侠の家に生まれ、歌舞伎の世界へ身を投じる主人公。女形としての才能を開花させていきます。
  • 大垣俊介(演:横浜流星) ― 半二郎の実の息子で、喜久雄と兄弟のように育つ生涯のライバル。
  • 花井半二郎(演:渡辺謙) ― 喜久雄を引き取る上方歌舞伎の名優。二人の運命を左右する存在です。
  • 幸子(演:寺島しのぶ) ― 半二郎の妻。
  • 春江(演:高畑充希) ― 喜久雄の恋人。

さらに、田中泯、永瀬正敏、森七菜、三浦貴大、見上愛ら、日本映画を支える実力派・主演級の俳優が一堂に会し、芸の世界の重厚な群像を作り上げています。

スタッフ・キャスト陣

『国宝』のスタッフ・キャストは、まさに日本映画界の総力を結集した布陣です。

監督は李相日。『悪人』『怒り』に続いて、再び吉田修一の小説を映画化しました。脚本は『サマー・ウォーズ』などの奥寺佐渡子、撮影はカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』を手がけたソフィアン・エル・ファニが担当し、国際的なスタッフが画づくりを支えています。

主演は吉沢亮(立花喜久雄役)。生涯のライバル・俊介を横浜流星が演じ、二人を見守る名優・半二郎を渡辺謙が務めます。さらに寺島しのぶ、高畑充希、田中泯、永瀬正敏、森七菜、三浦貴大、見上愛と、主演級の俳優が脇を固める豪華さも本作の見どころ。歌舞伎の所作を体現するための、俳優陣の徹底した役作りも高く評価されています。

興行収入・話題

『国宝』は、2025年を象徴する歴史的大ヒット作となりました。

2025年6月6日に公開された本作は、口コミを中心にロングランヒットを記録。報道によれば、11月24日までの公開172日間で動員1231万人超、興行収入173億円超を達成し、長年トップだった『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』(約173.5億円)を抜いて、実写邦画の歴代興行収入ランキング第1位に立ちました。これは実に22年ぶりの記録更新となります。

評価面でも快挙が続きました。第78回カンヌ国際映画祭「監督週間」部門で世界初上映され、上映後には長時間のスタンディングオベーションを浴びたと報じられています。さらに第49回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む多数の部門で最優秀賞を受賞。アメリカのアカデミー賞でも、日本作品として初となるメイクアップ&ヘアスタイリング賞へのノミネートを果たすなど、国内外で高い評価を獲得しました。

ネタバレ

※以下は『国宝』のテーマと見どころに踏み込みますが、結末の核心までは明かしません。

本作の本質は、単なるサクセスストーリーではありません。芸の道を極めようとする人間が、その代償としてどれほど多くのものを手放していくのか――才能と引き換えに失われる「普通の幸福」こそが、物語の通奏低音になっています。

血のつながらない喜久雄が半二郎の代役に抜擢される場面は、喜久雄と俊介、そして二人を取り巻く人々の運命を決定的に変える分岐点です。実の息子である俊介の立場、迎え入れられた喜久雄の負い目、芸の前では血筋すら覆る非情さ――それらが複雑に絡み合い、長い年月をかけて二人の関係を引き裂き、また結び直していきます。

タイトルである「国宝」が何を意味するのか。芸の頂点に立つことの栄光と、その先に待つ孤独。終盤、喜久雄の人生が一つの到達点へ向かう様は圧巻で、観終わったあとに“芸に生きること”の重さが長く胸に残ります。

トリビア

『国宝』にまつわる豆知識を紹介します。

  • 李相日×吉田修一の三度目のタッグ:監督の李相日は『悪人』『怒り』に続き、本作で三度目となる吉田修一作品の映画化に挑みました。
  • 国際的なスタッフ:撮影監督に、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』のソフィアン・エル・ファニを起用。日本の物語を世界基準の映像で描いています。
  • カンヌでお披露目:第78回カンヌ国際映画祭「監督週間」で世界初上映され、長いスタンディングオベーションを受けたと報じられました。
  • 22年ぶりの記録更新:実写邦画の歴代興行収入1位を、22年ぶりに塗り替えたことで大きな話題に。
  • アカデミー賞ノミネート:第98回アカデミー賞で、日本作品として初のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされました。

撮影裏話

『国宝』の制作背景には、歌舞伎という芸能の核心に迫ろうとする李相日監督の強い情熱がありました。

監督はインタビューで、「何が人を感動させるのか知りたかった」という趣旨の思いを語り、歌舞伎の世界を題材に選んだ動機を明かしています。原作は吉田修一の長編小説『国宝』。一人の役者の半生という壮大な時間軸を、約3時間の映画にまとめ上げるにあたっては、脚本の奥寺佐渡子が物語の取捨選択に手腕を発揮しました。

とりわけ大きな挑戦となったのが、主演の吉沢亮と横浜流星による歌舞伎の所作の習得です。女形としての立ち居振る舞いや舞踊を、観客を納得させるレベルまで体現するために、両俳優は徹底した稽古と役作りを重ねたと伝えられています。その努力は、カンヌでのスタンディングオベーションや各賞受賞という形で報われました。

監督が吉沢亮・横浜流星を主演に選んだ理由も語られており、二人の拮抗する存在感こそが、喜久雄と俊介という宿命のライバルを成立させた鍵だったと言えるでしょう。