『パージ:大統領令』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

2016年
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『パージ:大統領令』はどこで見れる?配信サービス一覧

『パージ:大統領令』は2026年7月現在、Amazon Prime Video で配信中です(各社の公式配信情報にもとづく。下表に配信開始日と出典を掲載)。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video配信中 2026年7月1日〜公式 出典
Disney+
Hulu
U-NEXT

『パージ:大統領令』とは?作品の見どころ

パージ:大統領令

『パージ:大統領令』(原題:The Purge: Election Year)は、2016年に公開されたアメリカのスリラー映画で、2013年の『パージ』から始まるシリーズ第3作にあたる作品です。監督・脚本は前2作に続きジェームズ・デモナコが務めました。年に一度、12時間だけあらゆる犯罪が合法化される「パージ」の夜を舞台に、パージ制度の廃止を公約に掲げる女性上院議員チャーリー・ローンと、彼女を守るボディガード、レオ・バーンズが政権side の陰謀と殺意にまみれた一夜を生き延びようとする姿を描きます。シリーズはこれまでも社会風刺色の強い作品として知られていましたが、本作は公開年である2016年のアメリカ大統領選と時期が重なったこともあり、格差や暴力、政治腐敗といったテーマがより色濃く前面に押し出された内容になっています。日本ではAmazon Prime Videoでの配信を通じて手軽に鑑賞できる作品のひとつです。

『パージ:大統領令』を全話無料で見る方法

『パージ:大統領令』はAmazon Prime Videoで配信中です。Prime Video会員(Amazonプライム会員特典の一部として、または単体のPrime Videoチャンネル契約)であれば、追加のレンタル料金なしで本編を視聴できる場合があります(配信状況は変動するため、視聴前に作品ページで最新の配信条件をご確認ください)。Amazonプライム未加入の方は、無料体験期間を利用して登録することで本作を含む対象作品を視聴できるケースもあります。なお配信ラインナップやレンタル・購入の扱いは時期により変更されることがあるため、視聴を予定している方は事前にPrime Videoの作品ページで「見放題対象」か「レンタル/購入」かを必ず確認してください。シリーズ前作の『パージ』『パージ4:ザ・イヤー』などとあわせて視聴すると、シリーズ全体の世界観の変化がより楽しめます。

あらすじ

物語の舞台は近未来のアメリカ。国家再建の名の下に「新建国の父たち(NFFA)」という政党が政権を握り、年に一度、夜7時から翌朝7時までの12時間、殺人を含むあらゆる犯罪が合法化される「パージ」という制度を国全体で実施しています。NFFAはこの制度によって犯罪率や失業率が低下したと主張しますが、実際には貧困層が標的にされやすく、格差を助長する装置として機能している実態があります。物語の中心人物である上院議員チャーリー・ローンは、かつて自らの家族をパージの夜に殺害された過去を持ち、パージ制度の完全撤廃を公約に掲げて大統領選に出馬します。世論調査で支持を伸ばすローンに対し、NFFA上層部は選挙を前に彼女を亡き者にしようと画策し、これまで例外とされてきた「高官へのパージ適用除外」を撤廃してローンを合法的な標的にしてしまいます。ローンの警護を担当するのは、前作『パージ』にも登場した元刑事レオ・バーンズ。彼はローンを守るため、パージの夜に彼女を安全な場所へ避難させようとしますが、暗殺部隊の襲撃によって二人は徒歩での逃避行を余儀なくされます。逃げる途中で二人は、雑貨店主のジョーやその従業員マルコス、元ギャングメンバーで救急隊員のレイニーら市井の人々と合流し、それぞれの思惑を抱えながら殺意に満ちた夜の街を生き延びていきます。並行して、前作の主人公格であったデインジャラス・スタントン(ダンテ・ビショップ)率いる反NFFAのレジスタンス組織も、この夜を利用してNFFA打倒の実力行使に出ようとしており、複数の勢力の動きが交錯しながら物語はクライマックスへと向かいます。

登場人物

本作の主要人物として、まずチャーリー・ローン上院議員が挙げられます。過去にパージの夜に家族を殺害された経験からパージ制度の廃止を訴え、大統領選に立候補する政治家で、演じるのはエリザベス・ミッチェル。『LOST』のジュリエット役などで知られる実力派女優です。彼女を護衛するレオ・バーンズは、シリーズ第2作『パージ2:アナーキー』にも登場した元刑事で、演じるのはフランク・グリロ。シリーズを象徴するキャラクターとして本作でも中心的な役割を担います。雑貨店の店主ジョー・ディクソンを演じるのはマイケル・ティ・ウィリアムソン(マイケルティ・ウィリアムソン)で、コミカルさと人情味を兼ね備えた人物として物語に厚みを与えます。ジョーの店で働く青年マルコスはジョセフ・ジュリアン・ソリアが演じ、元ギャング仲間で現在は救急隊員として働くレイニー・ラッカーをベティ・ガブリエルが演じています。ベティ・ガブリエルは後に『ゲット・アウト』でも注目を集める女優です。NFFAの治安維持責任者であるミニスター・エドウィッジ・オーウェンズはテリー・サーピコが演じ、政権側の非情さを体現する存在として描かれます。前作から続投するダンテ・ビショップ(デインジャラス・スタントン)はエドウィン・ホッジが演じ、反政府レジスタンスの指導者として物語のもうひとつの軸を担っています。

スタッフ・キャスト陣

レオ・バーンズ役をフランク・グリロが演じています。フランク・グリロは『パージ2:アナーキー』から続投し、シリーズの顔ともいえる存在です。近年は『キャプテン・アメリカ』シリーズのクロスボーンズ役や『パンチライン』など、アクション作品を中心に活躍しています。チャーリー・ローン上院議員役のエリザベス・ミッチェルは、テレビドラマ『LOST』のジュリエット・バーク役でエミー賞にノミネートされたほか、『V ~ビジター~』『フリンジ』など数々の人気ドラマに出演してきたベテラン女優です。ジョー・ディクソン役のマイケルティ・ウィリアムソンは『フォレスト・ガンプ/一期一会』のブッバ役で知られ、本作ではコメディリリーフとしても存在感を発揮しています。そのほか、マルコス役のジョセフ・ジュリアン・ソリア、レイニー役のベティ・ガブリエル、ミニスター・オーウェンズ役のテリー・サーピコ、ダンテ・ビショップ役のエドウィン・ホッジらが脇を固めています。監督・脚本は前2作に続きジェームズ・デモナコが担当し、製作にはマイケル・ベイやジェイソン・ブラムらが名を連ねています。

興行収入・話題

『パージ:大統領令』は2016年7月1日にアメリカで公開されました。制作費はおよそ1000万ドルとされる一方、興行収入は全世界で1億ドルを大きく超え、複数の情報源によれば1億1000万〜1億1800万ドル程度に達したとされています。北米では公開週末に3,140万ドル、公開から4日間の興行収入は3,480万ドルを記録し、公開当時のシリーズ最高スタートを切りました。低予算ながら大きなリターンを生む「パージ」シリーズらしい採算性の良さを示す結果となり、本作の成功によって同シリーズは映画としては第3作までとなったものの、後にテレビドラマ版や前日譚となる映画『ザ・ファースト・パージ』へと展開が続いていくことになります。日本国内での興行収入について正確な数値は確認できませんでしたが、劇場公開に加えて配信サービスでも継続的に視聴されている作品です。

ネタバレ

以下、結末に触れる内容を含みます。パージの夜、レオ・バーンズとチャーリー・ローンはNFFAの暗殺部隊に追われながら、ジョーの雑貨店やレイニーの救護活動拠点などを転々とし、辛くも生き延びていきます。物語終盤、NFFA上層部は「ムーメント教会」と呼ばれる施設で、パージを利用した儀式的な処刑イベントを開催しており、ローンはこの施設に囚われの身となってしまいます。ここでレオはダンテ・ビショップ率いるレジスタンス組織と共闘し、教会に乗り込んでローンを救出。NFFAの最高幹部たちに正義の鉄槌を下します。翌朝、パージが明けると、ローンを狙った陰謀と暴力の実態が明るみに出たことでNFFAへの反発が世論として高まり、後の選挙でローンが勝利、大統領に就任してパージ制度の撤廃へと動き出す結末が示唆されます。前作までの絶望的なトーンとは異なり、本作はシリーズの中でも比較的希望を感じさせるラストとなっており、社会の理不尽に立ち向かう市民たちの連帯が物語の軸として描かれています。

トリビア

本作は2016年のアメリカ大統領選挙の年に公開されたこともあり、作中の選挙戦や政治腐敗の描写が現実の政治情勢と重ね合わせて語られることが多い作品です。監督のジェームズ・デモナコは、シリーズを単なるホラー・スリラーとしてだけでなく、格差社会やポピュリズム、銃社会といったアメリカの社会問題を映し出す寓話として構想してきたことをたびたびインタビューで語っています。撮影は主にニューオーリンズ周辺で行われ、ワシントンD.C.周辺という設定の街並みを再現するためにロケ地の選定に工夫が凝らされました。また本作からは、単に金持ちが弱者を狩るという構図だけでなく、雑貨店主ジョーのように「パージの夜を生き延びるための保険加入」という皮肉なビジネス要素も登場し、格差社会の風刺がより緻密に描かれています。低予算ながら世界的にヒットしたことから、本作の成功が前日譚映画『ザ・ファースト・パージ』(2018年)や、Amazonプライム・ビデオ配信のテレビドラマシリーズ『THE PURGE/パージ』の制作へとつながっていきました。

撮影裏話

『パージ:大統領令』は、2013年の第1作からわずか数年でシリーズ屈指の話題作へと成長した作品です。第1作『パージ』は一軒家に閉じ込められた家族の恐怖を描く小規模なスリラーでしたが、第2作『パージ2:アナーキー』で舞台を街全体に拡大し、第3作となる本作ではさらに政治や国家権力そのものをテーマの中心に据えるという、シリーズごとにスケールと社会性を拡張していく異例の展開を見せました。製作陣にはマイケル・ベイ、ジェイソン・ブラム、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラーといった名前が名を連ね、低予算ホラー・スリラーを手掛けることで知られるブラムハウス・プロダクションズが引き続き制作を担いました。監督のジェームズ・デモナコは、脚本執筆にあたって当時のアメリカ社会における人種間の分断や経済格差、政治不信といったテーマを強く意識したと語っており、劇中に登場する差別的な思想を掲げる政治勢力の描写は、現実の政治運動を想起させるとして公開当時から議論を呼びました。興行的な成功を受けてシリーズは映画版だけでなく、Amazon Prime Videoでのオリジナルドラマ展開など、多方面のメディアミックスへと広がっていくことになります。