『教皇選挙』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

2024年
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『教皇選挙』はどこで見れる?配信サービス一覧

『教皇選挙』は2026年8月現在、当サイトが追跡している主要な定額配信サービス(Netflix・Amazon Prime Video・Disney+・Hulu・U-NEXT)では配信が確認できていません。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video
Disney+
Hulu
U-NEXT

『教皇選挙』とは?作品の見どころ

『教皇選挙』(原題:Conclave)は、ローマ教皇の急死によって招集される後継者選出のための秘密会議コンクラーベを舞台にした密室サスペンス映画です。監督はドイツ出身のエドワード・ベルガーで、2022年の『西部戦線異状なし』でアカデミー賞国際長編映画賞など複数部門を制した実績を持ちます。主演はレイフ・ファインズが務め、枢機卿団の首席として選挙運営を任されるトマス・ローレンス枢機卿を演じました。

原作はイギリスの作家ロバート・ハリスが2016年に発表した同名小説『Conclave』で、脚本のピーター・ストローハンが第97回アカデミー賞(2025年)で脚色賞を受賞。さらに英国アカデミー賞(BAFTA)では作品賞・英国作品賞・脚色賞・編集賞の4部門を制するなど、2024年公開作品の中でも屈指の評価を得ました。日本では2025年3月20日にキノフィルムズ配給で劇場公開され、Netflixでは2026年8月1日から配信が始まっています。バチカンを再現したセットの中で繰り広げられる枢機卿たちの駆け引きと、選挙の果てに明かされる衝撃の真実が、宗教サスペンスとして高く評価されている作品です。

『教皇選挙』を全話無料で見る方法

結論から言うと、『教皇選挙』は2026年8月1日からNetflixで配信中です(本稿の情報は2026年8月時点のものです)。Netflixに加入していれば追加課金なしで字幕版・吹替版ともに視聴できます。なお本作はNetflixオリジナル作品ではなく、劇場公開作品が配信ラインナップに加わる形での提供のため、今後配信終了となる可能性もあります。視聴を検討している場合は、Netflixアプリ内の検索で作品名を確認のうえ早めに視聴しておくことをおすすめします。またAmazon Prime Videoでもレンタル・購入形式で配信されているため、Netflix未加入の場合はそちらも選択肢になります。

よくある質問

Q. 『教皇選挙』はどこで見れますか? A. 2026年8月時点ではNetflixで配信中です。Amazon Prime Videoではレンタル・購入形式でも視聴できます。

Q. 無料で見られますか? A. Netflix自体は月額制のサブスクリプションサービスのため、無料視聴には契約が必要です。無料トライアル期間の有無は時期によって変わるため、公式サイトで最新の条件を確認してください。

Q. 配信はいつから始まりましたか? A. Netflixでの配信開始日は2026年8月1日です。日本での劇場公開は2025年3月20日でした。

あらすじ

物語の結論を先に言うと、ローマ教皇の急死を受けて招集されたコンクラーベの運営責任者であるローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が、有力候補たちの隠された過去やスキャンダルを次々と目の当たりにしながら、教会の未来を左右する選挙を最後までやり遂げる、という筋立てです。

物語は、教皇が心臓発作で急逝する場面から始まります。枢機卿団の首席(ディーン)を務めるローレンスは、本人の意志に反して次期教皇を選ぶコンクラーベの運営を任されることになります。世界中から集まった枢機卿たちは、システィーナ礼拝堂に閉じ込められる形で投票を繰り返しますが、リベラル派のベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ)、保守強硬派のテデスコ枢機卿(セルジオ・カステリット)、有力候補と目されるトレンブレイ枢機卿(ジョン・リスゴー)やアデイェミ枢機卿(ルシアン・ムサマティ)など、思惑の異なる候補者たちの間で票が割れていきます。

投票が進むにつれ、ローレンスは候補者たちの過去に隠されたスキャンダルや、教皇本人が生前に抱えていた秘密を偶然にも知ることになります。教会の権威と個人の信仰、そして組織としての体面が絡み合う中で、誰が次の教皇にふさわしいのかという問いが物語の核心となっていきます。結末で示される候補者の秘密については、後述の「結末・ネタバレ解説」の項で詳しく紹介します。

登場人物

本作の中心となるのは、コンクラーベを運営するローレンス枢機卿と、彼を取り巻く有力候補の枢機卿たちです。

  • トマス・ローレンス枢機卿:枢機卿団の首席(ディーン)。教皇の急死を受けてコンクラーベの運営責任者を務める。自らの信仰に迷いを抱えながらも、公正な選挙の実現に奔走する物語の主人公。
  • ベリーニ枢機卿:リベラル派の有力候補。ローレンスの友人であり、教会の近代化を志向する立場を取る。
  • テデスコ枢機卿:保守強硬路線を掲げる候補で、同性愛や女性の聖職叙任に否定的な立場を取る。
  • トレンブレイ枢機卿:カナダ出身の有力候補で、前教皇に近い立場にあったとされる人物。
  • アデイェミ枢機卿:ナイジェリア出身の保守派候補で、過去のスキャンダルが選挙の行方を左右する。
  • ベニテス枢機卿:前教皇によって秘密裏に任命されていた人物で、物語終盤で重要な役割を担う。
  • アグネス修道女:枢機卿たちの身の回りの世話をするシスターで、教皇の生前の秘密を知る人物のひとり。

いずれも一枚岩ではない思惑を抱えており、投票の行方とともに各人物の本性が明らかになっていく構成が本作の見どころです。

スタッフ・キャスト陣

主演のローレンス枢機卿を演じるのはレイフ・ファインズです。『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート卿役や、『シンドラーのリスト』のアーモン・ゲート役、『グランド・ブダペスト・ホテル』の主人公グスタヴ役など幅広い役柄で知られるベテラン俳優で、本作では第97回アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされました。

ベリーニ枢機卿役はスタンリー・トゥッチが演じています。『プラダを着た悪魔』のナイジェルや『ハンガー・ゲーム』シリーズのシーザー・フリッカーマンなど、コメディからシリアスな役柄まで幅広くこなす俳優です。

トレンブレイ枢機卿役のジョン・リスゴーは、Netflixドラマ『ザ・クラウン』でウィンストン・チャーチルを演じたことでも知られ、『デクスター』シリーズでの怪演でも評価されています。

アグネス修道女役のイザベラ・ロッセリーニは、女優イングリッド・バーグマンの娘としても知られ、『ブルー・ベルベット』などで存在感を示してきた俳優です。本作では第97回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされました。

そのほか、テデスコ枢機卿役にセルジオ・カステリット、アデイェミ枢機卿役にルシアン・ムサマティ(『ゲーム・オブ・スローンズ』のサラドール・サーン役などで知られる)が名を連ねています。

興行収入・話題

興行成績から見ると、『教皇選挙』は製作費約2000万ドルに対して世界興行収入は約1億2800万ドルに達しており、この規模の会話劇・サスペンス映画としては大きな成功を収めた作品です。批評家からの評価も高く、映画レビュー集計サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア93%、観客スコア86%という高水準を記録しています(いずれも本稿執筆時点で確認できる数値です)。

日本国内での正確な興行収入は確認できませんでした。日本では2025年3月20日にキノフィルムズの配給で全国公開されており、宗教サスペンスというニッチなジャンルながら、アカデミー賞での話題性も後押しし、単館系だけでなく一定の規模の劇場でも上映されました。

批評面では、密室劇ならではの緊張感のある演出、レイフ・ファインズをはじめとする俳優陣の演技、そして終盤のどんでん返しが特に高く評価されています。一方で、カトリック教会の内部事情を題材にしていることから、宗教的な立場によって受け止め方が分かれる作品でもあります。

ネタバレ

結末を先に明かすと、コンクラーベの末に選出される新教皇は、事前の本命候補ではなく、ローレンスが偶然その存在を知ることになるベニテス枢機卿です。ここから先は物語の核心に触れる内容を含みます。

投票が難航する中、有力候補だったアデイェミ枢機卿やトレンブレイ枢機卿の過去のスキャンダルが次々と発覚し、票を落としていきます。一方、これまで存在があまり知られていなかったベニテス枢機卿は、紛争地での活動歴もあり清廉な人物として枢機卿たちの支持を集め、最終的に新教皇に選出されます。

しかし選出の直前、ローレンスはベニテス枢機卿の医療記録を通じて、彼が生まれつき男女両方の身体的特徴を併せ持つ、いわゆるインターセックスであるという事実を知ります。本人は成人するまで自身がそうであることを知らずに育ち、紛争地で負傷した際の検査で判明したという経緯が語られます。前教皇はこの事実を知った上で手術を勧めつつも、最終的には本人の意志を尊重していたことも明かされます。ベニテス自身は手術を受けないことを選び、神が創造したままの自分として教皇の座に就くことを選びます。

この結末は、教会という組織における性と信仰のあり方を問いかけるものとして、公開当時から大きな議論を呼びました。ローレンスがこの事実を知りながらも公表せず、新教皇の誕生を静かに見守るラストシーンも印象的な締めくくりとなっています。

トリビア

まず押さえておきたいのは、本作がイギリスの作家ロバート・ハリスが2016年に発表した同名小説『Conclave』を原作としている点です。ハリスは『ファーザーランド』や『ゴーストライター』などの政治サスペンス小説で知られる作家で、緻密な取材に基づいた組織内部の権力闘争の描写を得意としています。

脚本を手がけたピーター・ストローハンは、この原作を映画向けに再構成し、第97回アカデミー賞脚色賞を受賞したほか、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞の脚本賞など、賞レースを通じて高い評価を獲得しました。監督のエドワード・ベルガーにとっては、前作『西部戦線異状なし』(2022年)に続く高評価作となり、2作連続でアカデミー賞の主要部門にノミネートされる監督としての地位を確立しました。

なお本作はバチカンでの撮影許可が下りなかったため、システィーナ礼拝堂やサンタ・マルタ館などの主要な舞台は、すべてセットとして再現されています。この点は撮影の裏側として次の「メイキング・裏話」の項でも詳しく触れます。また枢機卿たちが投票の際に着用する緋色のカソックが画面に映える色彩設計も、公開当初から視覚的な特徴として話題になりました。

撮影裏話

制作面で特筆すべきは、バチカンでの撮影許可が得られなかったため、システィーナ礼拝堂やサンタ・マルタ館といった主要な舞台がすべてローマ近郊のチネチッタ撮影所にセットとして再現された点です。実在の教会や広場での一部ロケも行われましたが、コンクラーベの中心となる密室部分はほぼすべてがセット撮影で、美術・衣装チームの再現度の高さが批評家からも高く評価されました。

音楽は、ベルガー監督とタッグを組んだフォルカー・ベルテルマンが担当しています。ベルテルマンは前作『西部戦線異状なし』の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞しており、本作でも打楽器的なリズムと、クリスタル・バシェという珍しい楽器を用いた音響で、密室劇の緊張感を高める劇伴を手がけました。

演出面では、ベルガー監督は枢機卿たちの表情や視線の動きを丹念に捉えるクローズアップを多用し、台詞の応酬だけで緊張感を作り出す演出を志向したとされています。派手なアクションのない会話劇でありながら、興行的にも批評的にも成功を収めた本作は、宗教機関の内部を題材にした群像サスペンスというジャンルの新たな成功例として評価されています。