『ラストマイル』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

2024年

『ラストマイル』はどこで見れる?配信サービス一覧

『ラストマイル』は2026年8月現在、当サイトが追跡している主要な定額配信サービス(Netflix・Amazon Prime Video・Disney+・Hulu・U-NEXT)では配信が確認できていません。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video
Disney+
Hulu
U-NEXT

『ラストマイル』とは?作品の見どころ

「ラストマイル」は2024年8月23日に公開された日本映画で、TBS系ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線で起きた事件を描く、いわゆるシェアード・ユニバース企画の集大成として話題を集めた作品である。監督は「アンナチュラル」「MIU404」と同じ塚原あゆ子、脚本も同じく野木亜紀子が手がけ、主演は満島ひかり。世界最大級のネット通販サイトを思わせる企業「デイリーファスト」の関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件を発端に、配送の最終区間を意味する「ラストマイル」という言葉のとおり、物流の現場で働く人々のリアルと、その裏に隠れた企業構造・労働環境の歪みを容赦なく暴いていくサスペンス映画である。

主演の満島ひかりは、着任したばかりの関東センター長・舟渡エレナを演じ、岡田将生演じるチームマネージャー・梨本孔とバディを組んで事件の収拾にあたる。物語の随所に「アンナチュラル」の主人公・三澄ミコト(石原さとみ)や「MIU404」の伊吹藍(綾野剛)・志摩一未(星野源)らが登場し、ドラマファンにとっては嬉しいクロスオーバー演出も見どころのひとつ。原作のないオリジナル脚本ながら、公開後は口コミで観客動員を伸ばし、2024年を代表する実写邦画のヒット作となった。ミステリーとしての謎解きの快感と、社会派エンタメとしての読後感の重さを併せ持つ作品として、幅広い層から支持を集めている。

『ラストマイル』を全話無料で見る方法

「ラストマイル」は2026年8月29日からNetflixで配信が始まる。Netflixに登録していれば、追加のレンタル料金を支払うことなく本編を視聴できるのが最大のメリットだ。

視聴の手順はシンプルで、Netflixアプリまたはウェブサイトにログインし、検索窓に「ラストマイル」と入力すれば作品ページにアクセスできる。テレビ・スマートフォン・タブレット・PCなど複数のデバイスに対応しているため、自宅の大画面でじっくり鑑賞するのはもちろん、通勤中や外出先でスマートフォンから続きを観るといった使い方も可能だ。あらかじめ作品をダウンロードしておけば、通信環境が不安定な場所でもオフラインで視聴できる。

なお、本作はこれまでAmazonプライム・ビデオやU-NEXT、DMM TVなど複数の配信サービスで扱われてきた経緯があり、配信ラインナップは時期によって入れ替わることがある。Netflixで配信が始まったあとも、契約中のサブスクによっては見放題対象か、都度課金のレンタル・購入扱いかが異なる場合があるため、視聴前に自分が契約しているプランでの配信形態を各サービスの作品ページで確認しておくと安心だ。字幕・吹き替えの有無や画質設定も、視聴環境に応じて事前にチェックしておきたい。

あらすじ

物語の主軸は、世界規模のネット通販サイトを運営する「デイリーファスト」の物流センターで起きた連続爆破事件と、その渦中に立たされる主人公たちの奮闘にある。

流通業界最大の商戦であるブラックフライデー前夜、デイリーファストの関東センターから発送された段ボール箱が突然爆発し、配送先の住宅で人が負傷する事件が発生する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに原因究明に追われるが、事件はまもなく単発の事故ではなく、日本各地を巻き込む連続爆破事件へと発展していく。

本社からのプレッシャー、メディアやSNSでの炎上、そして現場で働く配送ドライバーや倉庫スタッフたちの疲弊。エレナと梨本は、会社の利益と現場の人間の尊厳との間で板挟みになりながら、事件の裏に隠された「なぜ」を追い求めていく。捜査線上には「アンナチュラル」「MIU404」で活躍したキャラクターたちも合流し、それぞれの専門性を持ち寄って謎に迫っていく構成も本作の大きな魅力だ。誰が、何のために箱に爆弾を仕込んだのか。物流という巨大なシステムの末端で何が起きていたのか。結末の核心には触れないが、社会派サスペンスとヒューマンドラマが同時に進行する展開に、最後まで目が離せない。

登場人物

本作は物流企業の内部と外部、そして事件を追う側の人間関係が複雑に絡み合う群像劇であり、主要な登場人物を押さえておくと物語がより深く楽しめる。

主人公の舟渡エレナは、アメリカ本社から日本の関東センター長として着任したばかりのエリート社員。合理性を重んじる企業人でありながら、現場で働く人々の実情を知るうちに、会社と現場の板挟みで揺れ動いていく。相棒となる梨本孔は、現場のチームマネージャーとして働きながらエレナをサポートする人物で、二人のコンビネーションが物語を牽引していく。

事件の背後にいる人物として描かれる五十嵐道元(ディーン・フジオカ)や、現場の重要人物である八木竜平(阿部サダヲ)らは、それぞれの立場から事件に関わっていく。また「アンナチュラル」の法医学者・三澄ミコト(石原さとみ)や、「MIU404」の刑事・伊吹藍(綾野剛)、志摩一未(星野源)といったドラマ組のキャラクターたちも本作に合流し、それぞれの専門知識を武器に捜査や検証に加わっていく。ドラマを未見でも本作単体で楽しめる作りになっているが、両ドラマを知っていると、キャラクター同士の掛け合いや立ち位置がより深く理解できる仕掛けになっている。事件の実行犯として描かれる人物の存在も物語の重要な鍵を握っており、その動機は物流業界が抱える構造的な問題と深く結びついている。

スタッフ・キャスト陣

本作のキャスト・スタッフは、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」からの続投組と、新たに参加した実力派俳優陣で構成されている。

主演の舟渡エレナ役は満島ひかり、梨本孔役は岡田将生が演じる。そのほか、ディーン・フジオカ、阿部サダヲ、石原さとみ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、竜星涼、薬師丸ひろ子、松重豊、綾野剛、星野源、麻生久美子、前田旺志郎、大倉孝二、安藤玉恵ら、実力派・人気俳優が多数出演し、豪華なアンサンブルキャストとなっている。

監督は、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」を手がけた塚原あゆ子。脚本も同じく両ドラマを執筆した野木亜紀子が担当し、社会派の視点とミステリーとしての面白さを両立させた脚本で高い評価を得た。製作は新井順子、撮影は関毅、音楽は得田真裕が手がけている。主題歌は米津玄師が本作のために書き下ろした「がらくた」で、「壊れていてもかまいません」という廃品回収のフレーズから着想を得た楽曲だという。監督・脚本・音楽のすべてがドラマシリーズからの地続きで作られていることが、本作の完成度の高さを支える大きな要因になっている。

興行収入・話題

「ラストマイル」は2024年8月23日の公開後、興行収入・観客動員数ともに大ヒットを記録した作品である。

公開から45日間で観客動員数358.4万人、興行収入51.2億円を突破し、その後も動員・興収を伸ばし続け、最終的には興行収入約59.6億円、観客動員数417万人規模に達したと報じられている。公開週から数週にわたって週末興行成績で首位を獲得し、2024年公開の実写邦画のなかでもトップクラスのヒット作となった。原作を持たないオリジナル脚本の作品でありながらこの規模のヒットを記録したのは異例で、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」のファン層に加え、口コミによって幅広い年代の観客を動員したことが要因として挙げられている。

評価の面でも、映画レビューサイトでは満島ひかりの演技力を称賛する声が多く、「野木亜紀子の脚本と満島ひかりの演技の組み合わせが見事」といった評価が目立つ。社会派のテーマを扱いながらもミステリー・サスペンスとしてのエンタメ性を損なわない構成が、批評家・一般観客の双方から支持された。地上波での本編ノーカット放送も実施されるなど、公開から時間が経った現在も継続的に注目を集め続けている作品である。

ネタバレ

【ここから先はネタバレを含みます。本編未鑑賞の方はご注意ください】

事件の実行犯として描かれるのは、デイリーファストの物流センターで派遣社員として働いていた筧まりかという人物である。彼女が段ボール箱に爆弾を仕込んだ動機は、恋人である山崎佑の過労自殺未遂に対する復讐だった。山崎は、デイリーファストの過酷な労働環境と非人間的な業務管理のなかで心身をすり減らし、追い詰められていったことが物語の中で明らかにされていく。

最初の爆発は、実は筧まりか自身による自殺行為だったとされる描写も含まれており、単なる劇場型犯罪というだけでなく、個人の絶望と社会の構造的な問題が絡み合った複雑な動機として描かれている点が本作の特徴だ。エレナと梨本は事件の全容解明と並行して、爆発を止めるための時間との戦いに挑むことになる。

物語の結末では、事件そのものは収束に向かうものの、物流業界が抱える構造的な問題そのものが劇的に解決するわけではないという、あえて割り切らない終わり方が選ばれている。爆発は止められても、明日もまた同じ環境で荷物を運び続ける人々がいるという現実を突きつける形でエンディングを迎えるのが本作の大きな特徴であり、単純な勧善懲悪では終わらせない野木亜紀子らしい脚本の切れ味が際立つ部分である。監督・プロデューサー自身も、この結末について「勧善懲悪ではない」ことを意図的に選んだと語っており、観客に社会構造そのものへの問いを残す作りになっている。

トリビア

「ラストマイル」には、公開後に注目を集めたトリビアやエピソードがいくつも存在する。

まず主題歌である米津玄師の「がらくた」は、本作のために書き下ろされたオリジナル楽曲だ。米津自身が子どものころに聞いた廃品回収車のアナウンス「壊れていてもかまいません」というフレーズから着想を得たといい、「生産性や社会的価値だけで人を測ってしまうと優生思想的になってしまう」という米津の問題意識が、本作の物流労働をめぐるテーマと深く重なる楽曲として制作された経緯が語られている。

また本作最大の特徴は、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同一の世界線を共有する、いわゆる「シェアード・ユニバース」形式で作られている点だ。両ドラマのキャラクターがそれぞれの専門性を活かして本作の事件解決に関わっていく構成は、日本の実写映画としては珍しい試みとして注目された。ドラマ未視聴でも単体で楽しめる脚本設計になっている一方、両作品を履修してから鑑賞すると、キャラクター同士の会話やちょっとした仕草に隠された伏線がより深く味わえる仕掛けが随所に散りばめられている。

さらに、劇中で描かれる「デイリーファスト」という架空企業は、世界的なネット通販大手を思わせる設定でありながら、特定の実在企業をモデルにしたものではないと制作陣は説明している。あくまで物流業界全体が抱える構造的な問題を象徴的に描くための架空企業として設計された点も、鑑賞後に注目したいポイントのひとつだ。

撮影裏話

「ラストマイル」は、原作を持たないオリジナル脚本の映画でありながら、大ヒットを記録した稀有な作品である。脚本を手がけた野木亜紀子は、本作についてインタビューで「今ある社会の構図を描いたエンタメミステリーです」と語っており、特定の企業や業界を批判することが目的ではなく、物流に限らずどの業界にも存在する「しわ寄せが末端に集中する構造」そのものを描くことを意図していたと明かしている。

監督の塚原あゆ子、脚本の野木亜紀子は、いずれもテレビドラマ「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)を手がけたコンビであり、本作はその集大成として企画された。両ドラマは放送当時から高い評価を受けており、ファンの間では「同じ世界線での新作を観たい」という声が根強くあった。本作はその期待に応える形で、単なる続編ではなく、両ドラマの世界観を土台にしながら独立した物語として成立するオリジナル映画として制作された点が大きな特徴だ。

物流というテーマ自体も、いわゆる「2024年問題」に代表される日本の物流業界の労働環境の変化が社会的関心を集めていた時期と重なったこともあり、公開当時から現実の社会問題と重ね合わせて語られることが多かった。パナソニック コネクトなど物流に関わる企業とのタイアップ企画やトークイベントが行われたことも話題になり、エンタメ作品でありながら現実の物流業界のあり方について考えるきっかけを提供した点も、本作が長く語り継がれる理由のひとつになっている。