『ザ・バットマン』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

洋画DC2022年

『ザ・バットマン』はどこで見れる?配信サービス一覧

『ザ・バットマン』は2026年9月現在、Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・U-NEXT で配信中です(各社の公式配信情報にもとづく。下表に配信開始日と出典を掲載)。

配信サービス配信状況出典
Netflix配信中
Amazon Prime Video配信中
Disney+
Hulu配信中
U-NEXT配信中

『ザ・バットマン』とは?作品の見どころ

『ザ・バットマン』はNetflixで見放題配信中です。結論から言うと、追加課金なしで今すぐ本編を通して視聴できる状態にあり、ゴッサム・シティを舞台にリドラーの連続殺人事件をバットマンが追う約3時間の犯罪ミステリーを、レンタル代を気にせず楽しめます。マット・リーブス監督が手がけた本作は、派手なアクションよりも尋問・張り込み・暗号解読といった刑事ドラマ的な演出に重心を置いた異色の一本で、ロバート・パティンソンが演じる若きバットマンの内面描写、ゾーイ・クラヴィッツのキャットウーマン、ポール・ダノの不気味なリドラー像が高く評価されました。2022年公開作ながら、2026年8月時点でも配信ラインナップに残り続けている定番作品で、続編『ザ・バットマン PART II』の公開時期が改めて話題になる中、本編を予習・復習する視聴ニーズも根強くあります。まずはNetflixのアプリまたはブラウザで作品名を検索し、そのまま再生する手順を以下で具体的に案内します。

『ザ・バットマン』を全話無料で見る方法

『ザ・バットマン』はNetflixで追加料金なしの見放題配信対象です。Netflixに登録済みであれば、アプリやWebサイトのトップ検索窓に「ザ・バットマン」または「THE BATMAN」と入力するだけで作品ページに到達し、字幕版・吹替版を選んでそのまま本編を再生できます。ダウンロード機能を使えばオフライン環境でも視聴可能なので、移動中に約3時間の長尺を分割して観る使い方にも向いています。Netflix以外では、U-NEXTでも見放題の対象になっており、初めてU-NEXTを利用する場合は31日間の無料トライアル期間内であれば実質無料で視聴できます。Huluも見放題ラインナップに含まれているため、すでに契約しているサービスがあれば新規登録の前に自分の契約状況を確認するのが賢明です。一方でAmazon Prime Videoでは見放題対象ではなくレンタル扱いとなっている場合があり、Prime会員だからといって自動的に無料で観られるわけではない点は注意が必要です。配信ラインナップは各社の契約状況により変更されることがあるため、視聴前に必ずアプリ内の最新表示を確認してください。

あらすじ

『ザ・バットマン』は、ブルース・ウェインが覆面の自警活動を始めてから2年目、まだ「バットマン」という存在がゴッサム・シティの誰にとっても半信半疑の噂話でしかなかった時期を描きます。物語は、市長選を控えたゴッサムで市長本人が惨殺される猟奇的な事件から幕を開けます。現場に残されたのは、バットマン宛てに宛てた暗号めいた手紙。これを皮切りに、覆面をかぶり子供のような不気味な声で語る殺人鬼「リドラー」が、警察署長や地方検事など市の要人を次々と標的にし、隠された不正を暴きながら猟奇殺人を重ねていきます。バットマンはジェームズ・ゴードン刑事とともに現場を検証し、暗号を解読しながら事件の裏に潜む巨大な汚職構造に迫っていきますが、捜査が進むにつれて、その腐敗の根がウェイン家自身の過去にもつながっていることが徐々に明らかになっていきます。裏社会の顔役ファルコーネ、彼と敵対するペンギン、そして謎多き怪盗キャットウーマンといった面々も事件に絡み合い、正義とは何か、自分は本当にゴッサムの希望になれるのかを、バットマン自身が問い直していく群像劇的なミステリーです。

登場人物

本作のブルース・ウェイン/バットマンは、成熟した正義の象徴としてではなく、まだ自分の役割を模索している「駆け出し」の自警者として描かれています。夜な夜な街に出て暴力で犯罪者を痛めつけることに執着する一方、実業家としての公務や人前に出る責務からは距離を置き、屋敷にこもりがちな孤独な青年として造形されている点が大きな特徴です。相棒的な立ち位置のジェームズ・ゴードンは、腐敗した警察組織の中でバットマンを信頼する数少ない良心的な刑事として描かれ、捜査の橋渡し役を担います。敵役のリドラーは、単なる愉快犯ではなく、ゴッサムの制度的な不正義に対する私刑的な怒りを動機に持つキャラクターとして再解釈されており、彼の主張が観客に一定の説得力を持って響く構成になっているのも本作の議論を呼んだ点です。キャットウーマンことセリーナ・カイルは、行方不明になった同僚を探すうちに事件へ巻き込まれていく女性として描かれ、バットマンとは協力と緊張が入り混じる関係を築きます。ペンギンことオズワルド・コブは、まだ裏社会の大物になりきる前の中間管理職的な立場として登場し、後のスピンオフ作品につながる人物像の萌芽が見られます。

スタッフ・キャスト陣

主演のロバート・パティンソンは、『トワイライト』シリーズで一躍知られた後、『グッドタイム』や『ライトハウス』といったインディペンデント作品で演技派としての評価を固めてから本作のバットマン役に抜擢された経緯があり、暗く内省的なブルース・ウェイン像を体現しました。セリーナ・カイル/キャットウーマンを演じたゾーイ・クラヴィッツは、俳優レニー・クラヴィッツを父に持ち、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などでも知られる実力派です。リドラーを演じたポール・ダノは、『リトル・ミス・サンシャイン』などで培った繊細な演技力を生かし、素顔とマスク姿の両方で不穏な存在感を放ちました。ジェームズ・ゴードン役のジェフリー・ライトは骨太な演技で作品に信頼感を与え、ペンギン役のコリン・ファレルは特殊メイクで別人のような外見に変貌したことでも話題になり、この役をきっかけに単独のスピンオフドラマにも主演しています。裏社会の顔役ファルコーネ役はジョン・タトゥーロが務め、執事アルフレッド役には『猿の惑星』シリーズなどでモーションキャプチャー演技に定評のあるアンディ・サーキスが配されました。

興行収入・話題

『ザ・バットマン』は制作費約1億8500万ドルに対し、世界興行収入は約7億7280万ドル(北米約3億6930万ドル、北米外約4億350万ドル)を記録し、DCコミックス原作映画として商業的に成功した部類に入ります。日本国内でも2022年3月11日の公開後、公開3日間で興行収入3億7000万円・動員23万人を突破する好スタートを切り、その後も動員数を伸ばして最終的には歴代バットマン映画の水準に近い15億円前後の興行収入を記録したとみられています。批評面でも高く評価されており、映画レビュー集計サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア85%、観客スコア87%とどちらも高水準で、単なる興行的ヒットにとどまらず作品としての完成度も認められた一本です。この成功を受けて続編『ザ・バットマン PART II』の製作が正式に決定しましたが、公開時期は当初の2025年秋から複数回にわたり延期が続いており、2026年に入ってからの報道では2028年2月公開へとさらに後ろ倒しされることが伝えられています。前作の評価の高さゆえに、続編の脚本・撮影に十分な時間をかける方針が背景にあるとされます。

ネタバレ

※ここから結末に関わる内容を含みます。未見の方はご注意ください。リドラーの正体は、ゴッサム市の孤児院育ちで、汚職によって支援金を横領され続けた過去を持つエドワード・ナッシュトンという一人の実在する市職員でした。彼は自分と同じように制度に見捨てられた「孤児」たちを募ってオンラインで共感者を組織し、単独犯であると同時に模倣者を生み出す集団的なテロ計画へと発展させていたことが終盤で明らかになります。捜査の過程で最大の衝撃となるのは、ブルースの父トーマス・ウェインが、かつてファルコーネに便宜を図らせるため記者の口封じを依頼した過去が示唆される場面で、バットマンは自らの正義の拠り所である父親像が完全に潔白ではなかった可能性と向き合わされます。クライマックスでは、リドラーの模倣者たちがゴッサムの選挙集会場周辺を洪水と爆破で襲撃し、市街を混乱に陥れますが、バットマンは市民を誘導して救出に回り、暴力で犯罪者を叩きのめすだけの存在から、絶望した市民に寄り添い希望を示す存在へと自己認識を変化させて幕を閉じます。獄中のリドラーと接見するアーカム・アサイラムの場面で、身元不明の別の囚人が不気味な高笑いを響かせる描写があり、続編で対峙するであろう次なる敵の存在を暗示して終わります。

トリビア

マット・リーブス監督は脚本執筆の段階からニルヴァーナの楽曲「Something in the Way」を繰り返し聴きながらブルース・ウェイン像を練り上げたと語っており、世間との折り合いに苦しんだカート・コバーンのイメージを、孤独で内向的な若きバットマン像に重ね合わせたことを明かしています。この楽曲は劇中の重要な場面で繰り返し流れ、日本公開時にもストリーミング再生数が急上昇するなど話題になりました。作中に登場するバットモービルも本作独自の解釈で、歴代シリーズに見られたハイテク装備を極力排し、巨大なV型エンジンを積んだアメリカン・マッスルカー然とした無骨な改造車として設計されており、シンプルな速さと頑丈さに振り切ったデザイン哲学がファンの間で高く評価されました。物語のトーンも『セブン』や『ゾディアック』といった刑事ミステリー映画からの影響が随所に見られ、従来のスーパーヒーロー映画というより犯罪捜査劇に近い作りになっている点も本作を語るうえで欠かせない要素です。ペンギン役を演じたコリン・ファレルの特殊メイクは、共演者ですら本番中に本人だと気づかなかったほどの完成度だったと伝えられており、その好評ぶりが後のスピンオフドラマ制作の決め手のひとつになったともいわれています。

撮影裏話

本作の撮影は2019年から準備が進められましたが、2020年に主演のロバート・パティンソンが新型コロナウイルスに感染したことが報じられ、撮影が一時中断するなど、パンデミックの影響を色濃く受けた製作過程となりました。マット・リーブス監督は本作を単なるヒーロー映画ではなく「探偵ものとしてのバットマン」と位置づけ、ゴードン刑事とともに現場検証を行い暗号を解読していく地道な捜査描写に多くの尺を割く方針を貫いています。撮影は主に英国のスタジオと、ゴッサム・シティのロケーションとしてグラスゴーやリバプールなど英国各都市が使われ、荒廃した工業都市の質感を持つ架空都市が作り込まれました。撮影監督グレイグ・フレイザーによる、ろうそくの炎や単色のネオンを基調にした陰影の濃い画作りも本作の大きな特徴で、暗く沈んだ色調がリドラー事件の陰惨さを際立たせています。本作の高評価と商業的成功を受け、ペンギン役コリン・ファレルを主演に据えたスピンオフドラマ『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』が制作され、こちらも高い評価を得て世界観の拡張に成功しました。続編『ザ・バットマン PART II』は撮影開始が2026年に予定されており、リーブス監督が引き続き指揮を執る形で製作が進められています。