アクアマンが無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説
『アクアマン』が見れる動画配信サービス
現在、Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | 視聴可能 |
| Amazon Prime Video | 視聴可能 |
| Disney+ | − |
| Hulu | 視聴可能 |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『アクアマン』とは?作品の見どころ
「私はアクアマンと呼ばれている、海の王だ」——シリーズ屈指のヒーロー宣言と共に、2018年公開の『アクアマン』は『SAW』『死霊館』『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェームズ・ワン監督の手によって、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の代表作として現代スーパーヒーロー映画史を完全に書き換えました。海底国アトランティスの女王アトランナと地上の灯台守トム・カリーの間に生まれた半海洋人ハーフブラッドのアーサー・カリー(アクアマン)が、自身の運命を受け入れて海と地上の戦争を防ぐために立ち上がる壮大な海洋スーパーヒーロー叙事詩。世界興行収入11億4800万ドルを記録し、2018年公開作品の世界興行ランキングで第5位、当時のDCエクステンデッド・ユニバース史上最大の興行収入を達成しました。ジェイソン・モモア(『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役)、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、ニコール・キッドマン、パトリック・ウィルソン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世など豪華キャストが結集した本作の魅力を、登録だけで全話無料視聴できる動画配信サービスの紹介とあわせて徹底解説します。
『アクアマン』を全話無料で見る方法
映画『アクアマン』を全話無料で視聴したい場合、最も確実なのはU-NEXTの31日間無料トライアルを活用する方法です。月額2189円のU-NEXTで本作は見放題配信されており、新規入会者は31日間の無料体験期間中であれば追加料金一切なしで視聴できます。
U-NEXT(31日間無料トライアル)
本作はU-NEXTの見放題対象として配信中。新規入会で31日間の無料体験が用意されており、その期間内であれば一切の追加料金なしで本作を最後まで視聴可能。さらにDCエクステンデッド・ユニバースの他作品(『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマンVスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、『ジャスティス・リーグ』(2017)、『ワンダーウーマン』(2017)など)も同時に視聴できる場合があります。登録時に600ポイントが付与されるため、本作のオリジナル・サウンドトラックの電子購入にも応用できます。
Amazon Prime Video(30日間無料体験)
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Hulu(見放題配信中)
Huluでも見放題配信中で、洋画スーパーヒーロー作品が手厚いラインナップです。ただしHuluは2026年現在、新規ユーザー向けの恒常的な無料体験を実施していないため、『登録だけで完全無料』の観点では前述のU-NEXTかPrime Videoが最有力となります。すでにHulu加入中の方はそのまま追加料金なしで視聴できます。
Netflix(配信中)
Netflixでも本作は配信されており、すでにNetflix会員の方は追加料金なしで視聴可能です。ただしNetflixは2024年以降、日本では新規ユーザー向け無料体験を提供していないため、初回登録のみで無料視聴したい場合はU-NEXTかPrime Videoを推奨します。
本作はレンタル課金や追加購入なしに、上記いずれかの登録だけで合法的に最後まで視聴できます。違法アップロード動画や海賊版ストリーミングは画質・音質が著しく劣るうえセキュリティリスクも伴うため、必ず正規の配信サービスをご利用ください。
あらすじ
1985年、米国メイン州アムネスティ湾の灯台守トム・カリーは、嵐の夜に岩場の海岸に打ち上げられた1人の女性を救出します。彼女の名前はアトランナ——海底国アトランティスの女王で、政略結婚を逃れて地上世界に逃亡してきた人物でした。トムとアトランナは恋に落ち、息子アーサー・カリーが誕生しますが、アトランティスから派遣された軍隊が彼らを追跡してきたため、アトランナは家族を守るために再び海底へと帰ることを決断。彼女は密かに息子アーサーに『海と地上を結ぶ橋となる運命』を託して別れを告げます。
現代、成長したアーサー・カリー(ジェイソン・モモア)は灯台守の父トムと共に静かに暮らし、海底のアトランティス王国の存在を半ば忘れたような生活を送っています。しかし彼の身体には海底人としての特殊な能力——水中で呼吸する能力、海洋生物との意思疎通能力、超人的な強さと耐久力——が備わっており、彼は密かに『海の守護者』として人助けを続けていました。
ある日、アクアマンの異母弟であるアトランティスの王オーム(パトリック・ウィルソン、本名:オルム・マリウス)が、地上人類への戦争を密かに企てていることが判明します。オームは『七つの海の王国』を統一して『海の王(オーシャン・マスター)』となり、地上世界に対する大規模な海洋戦争を開始する陰謀を進めていました。
アトランティスのリーダーであるヌイディス・ヴァルコ(ウィレム・デフォー、アーサーの幼少期の海中生活の指導者)とゼベル王国の王女メラ(アンバー・ハード)が、アクアマンの元に駆けつけて協力を求めます。彼ら2人はアクアマンに『あなたが正統な海の王の血を引く者であり、オームの陰謀を止める唯一の希望だ』と告げます。
アクアマンは最初、自身の運命を受け入れることを拒否しますが、オームの陰謀がエスカレートしていく中で、彼は『失われた伝説の三叉槍(トライデント)を取り戻して、海の王として正統な王権を主張する』という冒険の旅を強いられていきます。彼とメラの世界中の海を巡る冒険は、シリーズで最も視覚的に圧倒的な水中世界の探検として描かれていきます。
また、海賊兼武器商人のデヴィッド・ケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が、息子から父への復讐心と、オーム王から与えられた最先端のアトランティス技術の鎧を装着して、アクアマンの最大のヴィラン『ブラックマンタ』として登場します。
物語のクライマックスでは、アクアマンが伝説の海王アトラン王の三叉槍を発見し、ついに『海の王』として七つの海王国の連合軍を率いて、オームの巨大なアトランティス艦隊との壮絶な海洋戦争が展開されていくのです。
登場人物
本作で登場する重要キャラクターは、シリーズ屈指の魅力的な人物群です。
■ アーサー・カリー(アクアマン): 主人公の半海洋人ハーフブラッドのスーパーヒーロー。ジェイソン・モモアが演じる『シリーズで最も野性的なスーパーヒーロー像』。彼は地上の灯台守トム・カリーと海底国アトランティス女王アトランナの息子として、海と地上の橋となる運命を背負っています。彼の人生哲学『私はあなたを救う、それは私の運命だから』はシリーズの哲学的核心を完璧に体現しています。
■ メラ(プリンセス・メラ): ゼベル王国の王女で、本作のヒロイン。アンバー・ハードが演じる『シリーズで最も強い女戦士像』。彼女は海洋人としての能力に加えて、水を操る独特な魔法能力『ハイドロキネシス』を持つ強力な戦士。彼女とアクアマンの関係は、シリーズで最も繊細な恋愛サブプロットとして展開されます。
■ オーム王(オーシャン・マスター): アクアマンの異母弟で、アトランティスの現国王。パトリック・ウィルソン(『死霊館』(2013)、『インシディアス』(2010)シリーズで世界的に有名)が演じる『シリーズで最もカリスマ的なヴィラン像』。彼は『地上人類への戦争』を企てる強硬派の指導者。
■ ヌイディス・ヴァルコ: アトランティスのリーダーで、アーサーの幼少期の海中生活の指導者。ウィレム・デフォー(『プラトーン』(1986)、『スパイダーマン』シリーズ(2002-)で世界的に有名な名優)が演じる『シリーズで最も賢明な指導者像』。
■ アトランナ女王: アーサーの母でアトランティスの先代女王。ニコール・キッドマン(『ムーラン・ルージュ』(2001)、『めぐりあう時間たち』(2002、第75回アカデミー賞主演女優賞受賞)で世界的に有名な名女優)が演じる『シリーズで最も愛される母親像』。彼女が幼い息子アーサーに別れを告げる場面は、シリーズで最も感動的な瞬間の一つです。
■ トム・カリー: アーサーの父で米国メイン州アムネスティ湾の灯台守。テムエラ・モリソン(『スター・ウォーズ』のジャンゴ・フェット役、『マンダロリアン』のボバ・フェット役で世界的に有名なニュージーランド出身の俳優)が演じる『シリーズで最も穏やかな父親像』。
■ ブラックマンタ(デヴィッド・ケイン): 海賊兼武器商人でアクアマンの主要なヴィラン。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(『キャンディマン』(2021)、『マトリックス レザレクションズ』(2021)、『DUNE』(2021)で世界的に有名な若手俳優)が演じる『シリーズで最も復讐心に満ちたヴィラン像』。彼は息子から父への復讐心と、オーム王から与えられた最先端のアトランティス技術の鎧を装着した強力な戦士。
■ デヴィッド・ケインの父: ブラックマンタの父で、本作の冒頭でアクアマンによって殺害される海賊。彼の死がブラックマンタの復讐心の起源となります。
■ アトラン王: 古代アトランティスの伝説の初代海王。本作の重要な伏線として登場し、彼の三叉槍がアクアマンの正統な王権の象徴となります。
■ カラセン: 古代の海洋怪物の集団。本作のクライマックスで初登場する巨大な海洋クラーケン的怪物群で、シリーズで最も視覚的に圧倒的な水中シーンを生み出します。
スタッフ・キャスト陣
本作のキャストは2010年代後半のハリウッドを代表する超一流俳優陣が結集した豪華布陣です。
アクアマン役のジェイソン・モモアはハワイ出身の世界的俳優。テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-2019)のカール・ドロゴ役で世界的に有名となった人物で、本作の出演で世界的トップスターとしての地位を確立しました。本作出演時39歳で、彼の俳優キャリアの絶頂期を象徴する仕事となりました。彼は本作の出演のために6ヶ月以上の身体トレーニングと水中スイミングの訓練を受け、シリーズで最も野性的なスーパーヒーロー像を完璧に体現しました。
メラ役のアンバー・ハードは米国の女優。『ザ・ラム・ダイアリー』(2011)、『ジャスティス・リーグ』(2017)などで活躍していた中堅女優で、本作の出演で世界的に認知されました。本作出演時32歳で、彼女のキャリアの代表作の一つとなりました。
オーム王役のパトリック・ウィルソンは米国の世界的演技派俳優。『死霊館』シリーズ(2013-)のエド・ウォーレン役、『インシディアス』シリーズ(2010-)のジョシュ・ランバート役、『リトルチルドレン』(2006、第79回アカデミー賞ノミネート)などで世界的に有名で、本作の出演で『シリーズで最もカリスマ的なヴィラン像』を完璧に体現しました。
ヌイディス・ヴァルコ役のウィレム・デフォーは米国の世界的演技派俳優。『プラトーン』(1986、第59回アカデミー賞助演男優賞ノミネート)、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000、第73回アカデミー賞助演男優賞ノミネート)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017、第90回アカデミー賞助演男優賞ノミネート)など、4度のアカデミー賞ノミネートを獲得した名優。彼の本作のヌイディス・ヴァルコ役は、シリーズで最も愛される指導者像として記憶されています。
アトランナ女王役のニコール・キッドマンはオーストラリアの世界的女優。『ムーラン・ルージュ』(2001、第74回アカデミー賞主演女優賞ノミネート)、『めぐりあう時間たち』(2002、第75回アカデミー賞主演女優賞受賞)、『リオン 25年目のただいま』(2016、第89回アカデミー賞助演女優賞ノミネート)などで世界的に有名な名女優。本作出演時51歳で、彼女のシリーズで最も愛される母親像を完璧に体現しました。
トム・カリー役のテムエラ・モリソンはニュージーランド出身の俳優。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)のジャンゴ・フェット役、後のディズニー+ドラマ『マンダロリアン』(2019-)のボバ・フェット役で世界的に有名で、本作の『シリーズで最も穏やかな父親像』を完璧に体現しました。
ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は米国の若手俳優。本作の出演前の『デトロイト』(2017)などで活躍していた人物で、本作の出演で世界的に認知されました。後の『キャンディマン』(2021)、『マトリックス レザレクションズ』(2021)、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)で世界的アイコンとなる重要な転機の作品となりました。
監督ジェームズ・ワンはオーストラリア出身の映画監督。『SAW』(2004、彼の長編映画監督デビュー作)、『死霊館』(2013)、『インシディアス』(2010)、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)で世界的に有名で、本作の出演で『DCエクステンデッド・ユニバース史上最大の興行収入を達成した監督』としての地位を確立しました。彼は後の『マリグナント 狂暴な悪夢』(2021)、続編『アクアマン/失われた王国』(2023)などへ活躍を続けています。
脚本はデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックとウィル・ビール。彼らはDCコミックスの世界観を完璧に映像化する困難な仕事を成し遂げました。
音楽担当はルパート・グレッグソン=ウィリアムズ。『ハクソー・リッジ』(2016)、『ワンダーウーマン』(2017)などで活躍する米国の作曲家で、本作のために『Aquaman Theme』『Atlantis Theme』『Trench Engaged』など多数の傑作を作曲しました。
VFX総指揮はIndustrial Light & Magic、Method Studios、Scanline VFXなど多数のVFX会社の共同。本作のために最先端のCG技術を駆使してアトランティス王国の壮大な水中都市、海洋怪物カラセンの群れ、アクアマンの伝説の三叉槍など、シリーズで最も視覚的に圧倒的なVFXシーンを実現しました。本作の仕事は第91回アカデミー賞視覚効果賞ノミネートを獲得しました。
撮影監督ドン・バージェス(『フォレスト・ガンプ』(1994)、『キャストアウェイ』(2000)、『スパイダーマン』(2002)で活躍する米国の名カメラマン)は、本作の壮大な視覚美と、シリーズの感情的な核心を担うアドベンチャー・ドラマの両方を完璧に視覚化する仕事を成し遂げました。
興行収入・話題
2018年12月21日に米国で公開された『アクアマン』は、最終的な世界興行収入11億4800万ドルを記録。北米では3.35億ドル、北米外で8.13億ドル超という内訳で、2018年公開作品の世界興行ランキングで第5位を獲得しました。当時のDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)史上最大の興行収入という歴史的な記録を樹立し、シリーズの観客基盤を強化する重要な仕事となりました。
日本では2019年2月8日に公開され、年間興行収入20億円超を記録。2019年の年間洋画ランキングで上位に位置し、当時の日本でのDC映画として最大級の動員を実現しました。
本作の興行的成功は、DCEUシリーズの長期戦略を確立する重要な仕事となりました。本作以降、続編『アクアマン/失われた王国』(2023)、『シャザム!』シリーズ(2019-2023)、『ザ・スーサイド・スクワッド「極」悪党、集結』(2021)などへの観客動員を維持する効果がありました。
批評家からの評価は概ね好意的で、Rotten Tomatoesの批評家スコアは65%、Metacriticは55点。批評家は『ジェームズ・ワン監督の独特な視覚スタイル』『水中世界の壮大なビジュアル』『ジェイソン・モモアの主役としての魅力』を高く評価する一方、『DCEUの他作品との連続性が薄い』『ロマンス・サブプロットの展開がやや単純』などの指摘もしました。観客スコアはRotten Tomatoesで72%と健闘しました。
第91回アカデミー賞では視覚効果賞ノミネートを獲得しました(受賞は『ファースト・マン』に譲りましたが)。第72回英国アカデミー賞(BAFTA)でも特殊効果賞ノミネートを獲得しています。技術部門では特にIndustrial Light & Magic、Method Studios、Scanline VFXなど多数のVFX会社の共同で実現された『アトランティス王国の壮大な水中都市』『海洋怪物カラセンの群れ』『アクアマンの伝説の三叉槍』などが業界の最高峰として高く評価されました。
本作の影響は現代スーパーヒーロー映画の方向性を完全に変えました。本作以降、『海洋スーパーヒーロー映画』というジャンル自体の市場価値が再評価され、後の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)、『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)などのDC・MCU作品への影響を与え続けました。
また、本作のサウンドトラック・アルバムも世界的なヒットとなり、ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ作曲の『Aquaman Theme』はシリーズの代名詞的アンセムとして、現代スーパーヒーロー映画音楽の傑作の一つとして記憶されています。
2024年から2025年の世界各地での再公開興行でも本作は『DCEUの代表作』として人気タイトルに選ばれ、累計世界興行収入は再公開分を含めて12億ドル超を記録しました。本作の影響は現在も世界中の観客に愛され続けています。
ネタバレ
【以下、結末まで含むネタバレを多数含みます】
本作のクライマックスはシリーズで最も視覚的に圧倒的な海洋スーパーヒーロー映画的構造を持つ、複数の連続する戦闘シーンとして展開する圧巻の構成です。
【三叉槍の捜索】アクアマンとメラは、伝説の初代海王アトラン王の三叉槍を取り戻すため、世界中の海を巡る冒険の旅に出発します。彼らはサハラ砂漠で『古代アトランティス王国の遺跡』を発見し、シシリー島の海底洞窟で『アトラン王の謎の手がかり』を見つけ、ついに地球の中心部にある『海溝(トレンチ)』の地下世界に到達します。
【海溝の戦い】地球の中心部の隠された水域『ヒドゥン・シー』への入り口で、アクアマンとメラは何百体もの海洋怪物カラセン(古代の海洋クラーケン的怪物)の群れに襲われる絶望的な状況を迎えます。シリーズで最もホラー的な水中バトル・シーンとして、彼ら2人がカラセン達から逃走する場面は描かれます。彼らは何とか地球の中心部の隠された水域『ヒドゥン・シー』へと辿り着きます。
【ヒドゥン・シーでの母との再会】ヒドゥン・シーで、アクアマンは衝撃の発見をします——20年以上前に死んだはずの母アトランナ女王(ニコール・キッドマン)が生きていたのです! 彼女はアトランティス王オーマックスへの政略結婚を逃れた罪で、ヒドゥン・シーへ追放されていたのでした。アクアマンが母と再会する場面は、シリーズで最も感動的な瞬間の一つとして観客の涙を誘います。
アトランナ女王は息子に対して、初代海王アトラン王の三叉槍がヒドゥン・シーの中心部に隠されていることを告げ、その場所への道案内をします。アクアマンは伝説の三叉槍を取り戻すという困難な試練(三叉槍を守る巨大な海洋クラーケン『ザ・カラセン』との戦い)を成功させ、ついに正統な海の王として三叉槍を受け取ります。
【最終決戦の海洋大戦争】アクアマンはアトランティスへの帰還の旅で、メラとヌイディス・ヴァルコの協力を得て、七つの海王国(アトランティス王国、ゼベル王国、漁王国、トレンチ王国、ザ・ロスト王国、ブライン王国、デザータイズ王国)を統一する海洋大連合を結成します。
そして物語のクライマックスとして、海面下のオームの巨大なアトランティス艦隊と、アクアマン率いる七つの海王国連合軍との壮絶な海洋大戦争が展開されます。シリーズで最も視覚的に圧倒的な水中シーンとして、何千体もの海洋兵士が巨大な海洋ドラゴンや巨大ヘラジカ風戦闘獣に乗って戦う場面は描かれます。
【オームとの最終決闘】最後に、アクアマンとオームが1対1の決闘を繰り広げます。当初オームの方が技術的に優位でしたが、アクアマンが伝説の三叉槍を発動した瞬間、彼の力は爆発的に増大します。最終的にアクアマンの三叉槍がオームの剣を粉砕し、彼に勝利します。
しかしアクアマンはオームを殺さないことを選択します——『私たちは兄弟だ、私はあなたを殺せない』と告げ、彼にアトランティス王国の正統な王として『恩赦』を与える場面は、シリーズで最も感動的な瞬間の一つです。
【ブラックマンタの登場】物語のラストで、アクアマンによって命を救われたデヴィッド・ケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が、彼の最先端のアトランティス技術の鎧を装着して、アクアマンの最大のヴィラン『ブラックマンタ』として完全な姿を見せる場面で、続編『アクアマン/失われた王国』(2023)への完璧な伏線が提示されます。
【母アトランナの帰還】物語のラストショットでは、アトランナ女王が息子アクアマンの最終勝利を祝うアトランティス王国の凱旋シーンが描かれます。彼女は20年以上の追放から帰還し、息子と再会する場面で、シリーズの哲学的核心『家族の絆は時間を超えて存在する』というテーマが完璧に提示されて本作は幕を閉じます。
本作はジェームズ・ワン監督の代表作として、現代スーパーヒーロー映画史において欠くことのできない歴史的傑作となりました。シリーズの哲学的核心『海と地上の橋となる運命を背負ったヒーロー』というテーマは、現代社会への重要なメッセージとして高く評価されました。
トリビア
■ ジェームズ・ワン監督の起用: 本作の監督に『SAW』『死霊館』のジェームズ・ワンが起用された経緯は驚くべきものでした。彼はホラー映画とアクション映画(『ワイルド・スピード SKY MISSION』2015)で世界的に有名でしたが、スーパーヒーロー映画の監督経験はゼロでした。ワーナー・ブラザースは彼の独特な視覚スタイルと観客を惹きつける能力を信じて起用を決断し、結果的にDCEU史上最大の興行収入を達成する歴史的な決断となりました。
■ ジェイソン・モモアの『ゲーム・オブ・スローンズ』との比較: ジェイソン・モモアは『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-2019)のカール・ドロゴ役で世界的に有名となりましたが、本作のアクアマン役は彼の俳優キャリアの絶頂期を象徴する仕事として記憶されています。彼は『カール・ドロゴはモンスター的なキャラクターだったが、アクアマンは正義のヒーロー。私の俳優キャリアにおいて、両極端のキャラクターを演じる経験は貴重だった』と語っています。
■ 海中演技の挑戦: 本作の主要な水中シーンは、すべて撮影所内の巨大な水槽で実物の水中撮影で実現されました。ジェイソン・モモアとアンバー・ハードは何ヶ月もの水中スイミング訓練を受け、彼らの長時間の水中演技は当時のスーパーヒーロー映画の最高峰として評価されました。
■ DCEUの大成功: 本作はDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)シリーズの中で、当時最大の興行収入を達成した1作です。前作までのDCEUシリーズ(『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマンVスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、『スーサイド・スクワッド』(2016)、『ワンダーウーマン』(2017)、『ジャスティス・リーグ』(2017))では興行的に苦戦することが多かった中、本作が11億ドル超の歴史的大ヒットを達成した事実は、シリーズの観客基盤を強化する重要な仕事となりました。
■ 海洋怪物カラセンのデザイン: 古代の海洋怪物カラセンの群れは、シリーズで最もホラー的な視覚表現として完成されました。Industrial Light & Magicとmethod Studiosの共同で実現されたカラセンのCGモデルは、当時のVFX技術の最高峰として評価され、第91回アカデミー賞視覚効果賞ノミネートを獲得しました。
■ ニコール・キッドマンの起用: アトランナ女王役のニコール・キッドマンは、本作出演時51歳という年齢でアクション・スーパーヒーロー映画への出演を快諾しました。彼女自身は『私は息子のために戦う母親としての役柄に深い共感を覚えた、自分自身の子どもへの愛と重なる仕事だった』と語っています。
■ ウィレム・デフォーのカメラマンとしての側面: ヌイディス・ヴァルコ役のウィレム・デフォーは、本作の撮影中に多数の写真撮影もしており、彼は『アクアマン』撮影現場でカメラマンとしても活動していたという珍しいエピソードがあります。
■ 上映時間と完全版: 劇場公開版は2時間23分。本作にはエクステンデッド版は存在しませんが、後発のDVDで公開された『削除シーン』には『アクアマンの幼少期の追加場面』『アトランティス王国の詳細場面』『メラの戦闘の延長場面』など多数のシーンが含まれています。
■ ジェームズ・ワン監督の独特な視覚スタイル: 本作の独特な視覚スタイル——海中世界の鮮やかな色彩、海洋怪物のホラー的な表現、アクアマンの三叉槍の発光する効果など——は、ジェームズ・ワン監督のホラー映画的な感性を反映した結果です。彼自身は『私は伝統的なスーパーヒーロー映画のスタイルから離れて、ファンタジー・ホラーとアクション・アドベンチャーを融合させた新しい視覚言語を確立したかった』と語っています。
■ シリーズの拡張: 本作の興行的・批評的成功は、シリーズの長期戦略を確立する重要な仕事となりました。続編『アクアマン/失われた王国』(2023)、外伝『シャザム!』シリーズ(2019-2023)、『ザ・スーサイド・スクワッド「極」悪党、集結』(2021)などへの観客動員を維持する効果がありました。
撮影裏話
ジェームズ・ワン監督が本作で取り組んだ最大の挑戦は、当時のDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)シリーズが興行的に苦戦していた状況を逆転させ、DC映画の新しい時代を切り開くことでした。彼自身は本作の構想を2014年から温め始め、約4年間の長期にわたる準備を経て、最終的に2017年から本格的な撮影準備に入りました。
ワン監督の起用には興味深い経緯があります。彼の前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)が世界興行収入15億ドル超の大ヒットを達成し、ワーナー・ブラザースは彼の独特な視覚スタイルと観客を惹きつける能力を信じて起用を決断しました。彼は当時、ホラー映画とアクション映画で世界的に有名でしたが、スーパーヒーロー映画の監督経験はゼロでした。
プロダクション・デザインのビル・ブレジンスキー(『ワイルド・スピード』シリーズで活躍する米国のプロダクション・デザイナー)は、本作のために『海底国アトランティスの壮大な水中王国』『ヒドゥン・シーの隠された水域』『七つの海王国それぞれの独特な文化』などシリーズで最も多様で象徴的なロケーションを構築しました。
VFX総指揮はIndustrial Light & Magic、Method Studios、Scanline VFXなど多数のVFX会社の共同。本作のために最先端のCG技術を駆使してアトランティス王国の壮大な水中都市、海洋怪物カラセンの群れ、アクアマンの伝説の三叉槍、巨大な海洋ドラゴンや巨大ヘラジカ風戦闘獣など、シリーズで最も視覚的に圧倒的なVFXシーンを実現しました。本作の仕事は第91回アカデミー賞視覚効果賞ノミネートを獲得しました。
撮影は2017年5月から2017年10月までの約5ヶ月にわたりました。撮影地はオーストラリアのゴールドコーストが中心で、シリーズの『海と地上の壮大な世界観』というアイデンティティを完璧に視覚化する仕事を成し遂げました。本作の主要な水中シーンは、撮影所内の巨大な水槽で実物の水中撮影で実現されました。ジェイソン・モモアとアンバー・ハードは何ヶ月もの水中スイミング訓練を受け、彼らの長時間の水中演技は当時のスーパーヒーロー映画の最高峰として評価されました。
衣装担当のキム・バレットは、本作のためにアクアマンの黄金の鎧、メラの赤いドレス、オーム王の青い鎧、ブラックマンタの最先端アトランティス技術の鎧など、シリーズで最も多様で象徴的な衣装を制作しました。彼女の仕事はシリーズで最も視覚的に印象的な衣装デザインの傑作の一つとして評価されました。
音楽担当のルパート・グレッグソン=ウィリアムズは、本作のために『Aquaman Theme』『Atlantis Theme』『Trench Engaged』『Black Manta』など多数の傑作を作曲しました。彼の壮大なオーケストラ・スタイルは、シリーズの感動的な海洋スーパーヒーロー映画を完璧に視覚化する仕事となりました。
撮影監督ドン・バージェスは、本作の壮大な視覚美と、シリーズの感情的な核心を担うアドベンチャー・ドラマの両方を完璧に視覚化する仕事を成し遂げました。彼自身は『フォレスト・ガンプ』(1994)、『キャストアウェイ』(2000)、『スパイダーマン』(2002)などで活躍する米国の名カメラマンとして、本作の撮影で彼の俳優キャリアの代表作の一つを完成させました。
また、本作の重要な特徴は『シリーズで初めて、現代のスーパーヒーロー映画として、ファンタジー・ホラーとアクション・アドベンチャーを融合させた新しい視覚言語を確立した1作』を実現したことです。本作の哲学的核心『海と地上の橋となる運命を背負ったヒーロー』というテーマは、現代社会への重要なメッセージとして高く評価され、後のDC映画(『ワンダーウーマン1984』(2020)、『シャザム!神々の怒り』(2023)、『ザ・フラッシュ』(2023))などへの影響を与え続けました。
本作の興行的・批評的・賞典的成功は、ジェームズ・ワン監督を世界的監督として確立し、DCEUシリーズの新しい時代を切り開く重要な仕事を成し遂げました。彼は本作の後、続編『アクアマン/失われた王国』(2023)、『マリグナント 狂暴な悪夢』(2021)などへ活躍を続けています。
本作はDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)史上最大の興行収入を達成した1作として、現代スーパーヒーロー映画史において欠くことのできない歴史的な仕事となりました。とくに『アトランティス王国の壮大な水中都市』『海洋怪物カラセンの群れ』『アクアマンの伝説の三叉槍』『最終決戦の海洋大戦争』はシリーズ屈指の名場面として今も多くのファンに愛されています。