『パージ:アナーキー』はどこで見れる?配信中サービスまとめ

2014年
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『パージ:アナーキー』はどこで見れる?配信サービス一覧

『パージ:アナーキー』は2026年7月現在、Amazon Prime Video で配信中です(各社の公式配信情報にもとづく。下表に配信開始日と出典を掲載)。

配信サービス配信状況出典
Netflix
Amazon Prime Video配信中 2026年7月1日〜公式 出典
Disney+
Hulu
U-NEXT

『パージ:アナーキー』とは?作品の見どころ

パージ:アナーキー

『パージ:アナーキー』(原題:The Purge: Anarchy)は、2014年に公開されたアメリカ・フランス合作のアクション・ホラー映画です。2013年の映画『パージ』の続編にあたり、監督・脚本は前作に続きジェームズ・デモナコが担当しています。

前作が「郊外の一軒家に閉じ込められた家族」という限定された舞台で恐怖を描いたのに対し、本作は舞台を街全体に広げ、無法地帯と化した都市を舞台にしたサバイバルアクションへと大きく作風を変えたことで話題になりました。主演を務めるのはフランク・グリロで、本作をきっかけに『パージ』シリーズの顔として以降の作品にも出演していくことになります。

「パージ」とは、アメリカが経済崩壊から立ち直るために「新しい建国の父」を名乗る組織が制定した制度で、1年に1度、12時間だけ殺人を含むあらゆる犯罪が合法化され、警察・消防・救急医療のサービスが完全に停止するというものです。この過激な設定を軸に、格差社会や暴力の連鎖といった社会的なテーマを織り込みながら、緊迫感あふれる一夜のサバイバルが展開されます。シリーズはその後『パージ:エクスペリメント』『バーニング・サイト』など複数の続編・派生作品が製作されるヒットシリーズとなりました。

『パージ:アナーキー』を全話無料で見る方法

『パージ:アナーキー』はAmazon Prime Videoで配信中です。Amazonプライム会員であれば、追加料金なしの見放題対象作品として本編を視聴できます(配信状況は変更される場合があるため、視聴前にAmazon Prime Video上の最新の配信条件をご確認ください)。

Amazonプライムにまだ未加入の方は、無料体験期間を利用して本作を視聴することも可能です。無料体験期間中の解約であれば料金は発生しませんが、体験期間や条件はAmazon側の規定に従うため、事前に公式ページで確認しておくと安心です。プライム会員になると、映画・ドラマの見放題に加えて、お急ぎ便やPrime Musicなど他の特典も利用できるようになるため、映画鑑賞以外の用途でも活用しやすいのが魅力です。

『パージ』シリーズは続編である『パージ:エクスペリメント』などとあわせて視聴すると、世界観のつながりをより楽しめます。配信ラインナップは随時更新されるため、シリーズ作品の配信状況もあわせてチェックしてみてください。

あらすじ

物語の舞台は、パージ制度が定着してから数年後のアメリカ。パージの夜、街には「新しい建国の父」を賛美する不気味な空気が漂い、多くの富裕層は自宅に立てこもるか、あるいはパージそのものを娯楽や利権として利用しています。

元警察官のセルジャント・レオ(フランク・グリロ)は、飲酒運転の加害者への復讐を果たすため、重武装した車でパージの夜の街へと繰り出します。しかし彼は道中、パンクした車から助けを求めるシェーンとリズの夫婦、そして武装した集団に拉致されそうになったウェイトレスのエヴァとその娘カリの母娘に遭遇します。当初は復讐だけを目的にしていたレオでしたが、成り行きから彼らを見捨てられず、結果的に4人の見知らぬ人々を守りながら、夜が明けるまで街を生き延びる手助けをすることになります。

街では、パージを娯楽として楽しむ富裕層による「人間狩り」のオークションや、貧困層を狙い撃ちにするような組織的な襲撃が横行しており、5人は幾度となく命の危険にさらされます。単なる暴力描写にとどまらず、パージ制度そのものが持つ「持たざる者への暴力装置」としての一面が浮き彫りになっていくのが本作の特徴です。レオたちは互いに助け合いながら、それぞれの事情や過去と向き合い、生き延びるための連帯を築いていきます。

登場人物

本作の主人公はセルジャント・レオ・バーンズ(演:フランク・グリロ)。飲酒運転の加害者に息子を殺されたことをきっかけに、パージの夜に復讐を実行しようとする元警察官です。冷静沈着で戦闘能力も高く、当初は復讐鬼として行動しますが、物語が進むにつれて見知らぬ人々を守る「保護者」としての一面を見せていきます。

エヴァ・サンチェス(演:カーメン・イジョゴ)は、拉致されかけていたところをレオに助けられるウェイトレスの女性です。娘カリ(演:ゾーイ・ソウル)を守るため気丈に振る舞い、レオたちのグループの中でも重要な役割を果たします。エヴァの父パパ・リコ(演:ジョン・ビーズリー)も物語に絡む人物として描かれます。

シェーン(演:ザック・ギルフォード)とリズ(演:キエレ・サンチェス)は、パージの夜に車が故障してしまい、街に取り残された夫婦です。パージという極限状況の中で、夫婦関係の危うさや人間の本性が浮かび上がる描写もあり、単なる脇役以上の存在感を放っています。

また、前作『パージ』にも出演していたエドウィン・ハドソン演じるキャラクターがシリーズを横断する存在として再登場し、以降の続編にもつながる伏線が張られている点もファンにとって見逃せないポイントです。

スタッフ・キャスト陣

主演のフランク・グリロは、本作以降『パージ:エレクション・イヤー』にも同じレオ役で出演し、シリーズを象徴する俳優となりました。もともと軍人役やアクション映画で知られる俳優で、本作での屈強かつ人間味のある演技が高く評価され、以後のキャリアにも大きく影響したと言われています。

エヴァ役のカーメン・イジョゴは、イギリス出身の実力派女優で、本作以外にも数々のドラマ・映画で存在感のある演技を見せています。母親としての葛藤と強さを併せ持つエヴァを説得力ある演技で体現しました。

シェーン役のザック・ギルフォードは、テレビドラマ『フライデー・ナイト・ライツ』などで知られる俳優で、リズ役のキエレ・サンチェスとともに、極限状態に置かれた夫婦のリアルな緊張感を演じています。

そのほか、マイケル・K・ウィリアムズが物語の鍵を握る人物として出演しており、社会派ドラマ『ザ・ワイヤー』などでの評価も高いベテラン俳優の重厚な存在感が、本作にシリアスな深みを与えています。監督のジェームズ・デモナコは脚本も自ら手がけ、社会風刺の効いたテーマ性とアクションの両立を図りました。

興行収入・話題

『パージ:アナーキー』は、製作費が900万〜1100万ドル程度とされる低予算作品でありながら、全世界で約1億1190万ドルの興行収入を記録し、大ヒットとなりました。北米公開時の初週末興行収入は約2980万ドルで、公開規模に対して非常に効率の良い成績を収めています。

前作『パージ』も低予算ながら大きな成功を収めていましたが、本作はさらに舞台を広げたスケールアップにもかかわらず、製作費を大幅に上回る興行成績を上げたことで、シリーズ継続の大きな原動力となりました。この成功を受けて、続編『パージ:エレクション・イヤー』や前日譚『パージ:エクスペリメント』など、シリーズ化が本格的に進んでいくことになります。

日本では2015年8月に劇場公開され、独特の世界観とバイオレンスアクションが話題を呼びました。低予算のジャンル映画でありながら安定して興行収入を稼ぎ出す『パージ』シリーズは、ホラー・スリラー映画のビジネスモデルとしても業界内でたびたび言及される存在です。

ネタバレ

以下、物語の結末に触れる内容を含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

レオは物語終盤で、当初の目的であった復讐相手ウォーレン・グラスと対峙する機会を得ますが、エヴァたちとの絆を築いたことで、彼の中で「復讐」よりも「守るべきもの」への意識が強くなっていきます。最終的にレオは復讐を完遂することよりも、エヴァやカリたちを無事に朝まで生き延びさせることを選びます。

物語のクライマックスでは、富裕層がパージを娯楽として消費する「人間狩り」のオークション施設が舞台となり、レオたちはそこに囚われた仲間を救出するため、危険を顧みず突入します。この場面で、パージ制度が単なる「犯罪の合法化」ではなく、貧困層を標的にした組織的な暴力装置として機能している実態が明確に描かれます。

夜明けとともにパージが終了し、レオ、エヴァ、カリたちは辛くも生き延びます。復讐という個人的な動機から始まった物語が、見知らぬ者同士の連帯と生存というテーマに収束していく構成は、単なるバイオレンス映画にとどまらない余韻を残します。ラストではレオが今後もエヴァたちと関わりを持ち続けることが示唆され、続編でのキャラクターの再登場にもつながっていきます。

トリビア

本作のオープニングクレジットでは、架空の都市「サウスダコタ州スーフォールズ」での暴動映像として、実際には1992年のロサンゼルス暴動の記録映像が使用されています。パージという架空の設定に、現実の社会的暴力の記憶を重ね合わせる演出意図がうかがえます。

撮影は主にロサンゼルスでロケーション撮影が行われ、前作の密室劇的な演出から一転し、都市全体を舞台にしたスケール感のある映像づくりが目指されました。監督のジェームズ・デモナコは、続編を作るにあたり『ニューヨーク1997』(原題:Escape from New York)のような、荒廃した都市を舞台にした活劇を意識していたと語っています。

また、劇中でエキストラとして5日間出演し、台詞のない役でわずかな出演料しか受け取っていなかった俳優が、後に公開されたポスターや広告で顔を大きくフィーチャーされるという出来事があり、契約上の問題として話題になったというエピソードも伝えられています。低予算作品ならではの制作事情がうかがえる逸話です。

撮影裏話

前作『パージ』が一軒家という限定された空間で恐怖を描いたのに対し、本作ではプロデューサー陣と監督が「シリーズとしての広がり」を意識し、舞台を都市全体に拡大するという大胆な方向転換を行いました。この決断が功を奏し、本作は前作以上の評価と興行成績を獲得することになります。

主演のフランク・グリロの起用は、本作の成功を語るうえで欠かせない要素です。グリロは本作でのアクションと人間ドラマの両立した演技が高く評価され、以降『パージ:エレクション・イヤー』にも続投することとなりました。低予算映画から始まったキャリアが、本作をきっかけに大きく飛躍したという点でも、映画ファンの間でしばしば語られています。

本作の製作陣は、単なるバイオレンスアクションに留まらず、格差社会や暴力の正当化といった社会風刺のテーマを一貫して盛り込んでおり、この姿勢はシリーズ後続作品にも受け継がれていきました。低予算ながら社会的なメッセージ性とエンタメ性を両立させた本作の手法は、その後のホラー・スリラー映画の企画にも影響を与えたと評されています。