ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔が無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』が見れる動画配信サービス
現在、Netflix・Hulu・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | 視聴可能 |
| Amazon Prime Video | − |
| Disney+ | − |
| Hulu | 視聴可能 |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは?作品の見どころ
アモン・ヘンの丘で別れた九人の旅の仲間が、それぞれの道を進み始める――三部作の中盤にあたる本作は、3つの物語が並行して走る大河ファンタジーです。フロドとサム、そして案内役を引き受けることになるゴラムは、滅びの山を目指してモルドールの境界を進みます。アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、ウルク=ハイにさらわれた仲間メリーとピピンを救うため、ローハン平原を駆け抜けていきます。そしてメリーとピピンはファンゴルンの森で、ひとつの森に住まう古代の存在「エント」と出会い、戦いへ向けて思いがけない協力者を獲得していきます。
2002年に公開されたニュージーランド・アメリカ合作映画で、ジャンルは英雄ファンタジーの三部作の第二章にあたります。原作はJ・R・R・トールキンの長編『指輪物語』第2部「二つの塔」。監督と共同脚本はピーター・ジャクソンで、フランシス・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエンが共同で脚本を執筆しました。フロド役にイライジャ・ウッド、ゴラム役にアンディ・サーキス、アラゴルン役にヴィゴ・モーテンセン、セオデン王役にバーナード・ヒル、エオウィン役にミランダ・オットー、ファラミア役にデヴィッド・ウェナムが配されています。撮影はアンドリュー・レスニー、音楽はハワード・ショア。
最大の見どころは、本作のクライマックスを担う「ヘルム峡谷の戦い」と、ファンゴルンの森でのエントの蜂起、そしてモーション・キャプチャと俳優の演技を融合させたゴラムというキャラクターの誕生にあります。CG技術と実写の限界を一気に押し上げた本作は、ハリウッド大作の作り方そのものを書き換える1作となりました。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』を全話無料で見る方法
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』を全話無料で見る方法は、現時点での日本国内の主要動画配信サービスでは、Netflix、Hulu、U-NEXTの3つのサブスクリプションのいずれかに加入することです。いずれもサービスへの登録だけで、追加課金なしに最後まで視聴できます。
Netflix
Netflixに加入していれば、見放題対象として本作を視聴できます。Netflixは月額料金型で、加入後すぐに視聴ライブラリの全てが利用可能となります。広告つきプランの「Netflix Standard with Ads」でも本作は視聴対象に含まれます。
Hulu
日本のHuluに加入していれば、見放題ライブラリ内で本作を視聴できます。Huluは月額料金型で、加入後すぐにライブラリの全てが利用できます。Huluは時期によって無料体験キャンペーンが提供されることがあるため、最新状況は公式サイトで確認してください。
U-NEXT
U-NEXTでは、HBO Maxの一部作品ラインナップとして本作が見放題対象に含まれています。U-NEXTのアカウントを開設し月額プランに加入すれば、専用アプリやブラウザから再生できます。新規登録時に無料体験が用意されているケースもあり、その期間内に三部作をまとめて視聴することも可能です。
そのほか、Apple TVやGoogle Play Movies、Amazon Videoといったデジタル販売プラットフォームでは、レンタルや購入の選択肢があります。これらは「無料の手段ではないが、視聴ルートとして補足」しておきます。Amazon Prime Video、Disney+の日本版では、現時点で本作の見放題配信は行われていません。
あらすじ
物語の始まり
物語は前作のラスト直後から続きます。アモン・ヘンの丘で四散した九人の仲間のうち、フロドとサムはモルドールを目指して山岳地帯エミン・ムイルを抜け、湿地帯「死者の沼」の前にたどり着きます。彼らを追跡してきた、かつての指輪所持者ゴラム(スメアゴル)は、フロドの手で「指輪の名にかけて」忠誠を誓わせられ、案内役として共に歩み始めます。3人の旅は、岩肌の続く荒野から、不気味な静けさをたたえる沼地、そしてエルフの首都ミナス・ティリスにほど近いゴンドール領の丘陵地帯へと進んでいきます。
主人公を待ち受けるもの
別の道では、メリーとピピンを連れ去ったウルク=ハイの群れを、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人が追い続けています。ローハンの平原を駆け抜ける長い追跡の末に、ウルク=ハイはローハン王国の騎兵によって殲滅されますが、メリーとピピンはその混乱に紛れて隣接するファンゴルンの森に逃げ込みます。森の奥で彼らが出会うのが、ひげと木の樹皮が一体化したような古代の存在「エント」のリーダー、木の鬚(ツリー・ベアード)。彼らは森の集会「エント・ムート」に同行することになります。
アラゴルンたちはファンゴルンの森の入口で、白の魔法使いとして甦ったガンダルフと再会します。彼らは合流し、ローハンの首都エドラスへ向かいます。そこでは、サウロンの同盟者であるサルマンと、その密偵グリマ・ワームタングの長年の操りによって、王セオデンが心身ともに弱っていました。ガンダルフはセオデンの呪いを解き、グリマを王国から追放します。サルマンの軍勢は次の標的としてローハンの民を狙っており、王は王国の民全員を要塞「ヘルム峡谷」へと避難させる決断を下します。
物語の中盤、フロドとサムはゴラムの案内でモルドールの黒門の前に至り、ゴンドールの戦士たちに捕えられます。彼らを尋問するのは、ゴンドール摂政デネソールの次男ファラミア。前作で命を落とした兄ボロミアの面影を抱えるこの若き戦士が、フロドたちと指輪との関係をどう判断するかが、本作のもうひとつの感情の中心軸として描かれていきます。
登場人物
フロド・バギンズ(演:イライジャ・ウッド)
指輪所持者のホビット。本作では指輪の力に少しずつ蝕まれていく姿が前作以上に強く描かれ、サムやゴラムへの態度が場面ごとに揺れ動いていきます。彼が抱える内側の重さを、イライジャ・ウッドが目元と呼吸の演技だけで支え続けます。
サムワイズ・ギャムジー(演:ショーン・アスティン)
フロドの庭師にして親友。本作のもっとも忘れがたい場面のひとつである「終盤の夕暮れの語り」で、彼は「世の中には善きものが残っていて、それは戦う価値のあるものなんだ」とフロドに告げます。物語の感情のラインを、地に足のついた誠実さで担い続けます。
ゴラム/スメアゴル(演:アンディ・サーキス)
かつての指輪所持者で、フロドたちの案内役を引き受ける痩せた小柄な存在。内側に住むふたつの人格――「ゴラム(指輪を取り戻したい本能)」と「スメアゴル(フロドへ寄せる弱い忠誠)」のあいだで揺れ続ける本作の屈指の名キャラクターです。アンディ・サーキスのモーション・キャプチャ演技と、Weta Digitalの最先端VFXが融合した本作のゴラムは、その後のCGキャラクターの規範を打ち立てました。
アラゴルン(演:ヴィゴ・モーテンセン)/レゴラス(演:オーランド・ブルーム)/ギムリ(演:ジョン・リス=デイヴィス)
メリーとピピンの追跡から、ローハンの再生、そしてヘルム峡谷の防衛戦へと連続して足を運ぶ3人の戦士。互いの種族の違いを越えて深まっていく友情が、本作の戦闘の重さに対するもうひとつの軸として描かれます。
ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)
前作のモリアでの戦いから「白の魔法使い」として甦ったガンダルフ。本作では、ローハンの王セオデンに憑いていた呪いを解き、戦の現場の指揮を担います。本作の中盤の重要な転換点を、彼の存在感が支えていきます。
セオデン王(演:バーナード・ヒル)
ローハン王国の王。長年サルマンとグリマの操りによって精神を蝕まれていた老王が、ガンダルフの介入で目を覚まし、王国の民の運命を背負って立ち上がる姿が描かれます。バーナード・ヒルの落ち着いた声色と、肩に乗る歴史の重みが、本作の人間王国のラインを担います。
エオウィン(演:ミランダ・オットー)/エオメル(演:カール・アーバン)
セオデン王の姪エオウィンと甥エオメル。エオウィンは「女には戦場に居場所はない」とされる時代に剣を取ることを志願する若い女性として、エオメルは王国の追放された騎兵団を率いる戦士として、それぞれが本作の中盤以降のローハン側のラインを担います。
ファラミア(演:デヴィッド・ウェナム)
ゴンドール摂政デネソールの次男。前作で命を落とした兄ボロミアの影を抱えながら、本作の中盤でフロドとの遭遇を経験する若き戦士です。父からの偏った愛情と、自身の倫理観のあいだで揺れる人物像を、デヴィッド・ウェナムが繊細に演じます。
グリマ・ワームタング(演:ブラッド・ドゥーリフ)/サルマン(演:クリストファー・リー)
ローハン王国の宮廷でセオデン王の助言役を装っていた密偵グリマと、彼を裏で操ってきた白の魔法使いサルマン。本作の悪役のラインを担うふたりとして、それぞれの場面で物語の暗いトーンを支えます。
スタッフ・キャスト陣
監督と共同脚本はピーター・ジャクソン。前作『旅の仲間』に続いて、本作も同じ撮影期間内(1999〜2000年)に撮影された連続フィルムの第二章として制作されました。共同脚本のフランシス・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、そしてStephen Sinclairが本作にあたっては加わり、原作の第2部のエピソードを再構成しました。
撮影監督アンドリュー・レスニーは、本作のためにローハンの平原、ヘルム峡谷の要塞、ファンゴルンの森、ミナス・ティリス近郊の丘陵地帯など、ニュージーランド各地の風景を場面ごとに使い分けて撮影しました。本作は前作以上に夜のシークエンスが多く、雨、煙、火、雷の中での戦闘撮影が現場の最大の挑戦のひとつとなりました。音楽はハワード・ショアで、本作のために新たに書き下ろした「ローハンのテーマ」「エント」「ゴラム/スメアゴルのテーマ」などが、シリーズ全体のスコアの厚みを倍増させています。
主演キャスト
フロド役のイライジャ・ウッドは、本作で前作以上に消耗していくフロドの内面を、目元の弱さで表現する仕事を続けました。サム役のショーン・アスティンは、本作のもっとも忘れがたいモノローグ「世の中には善きものが残っているんだ」を、深夜の撮影で長時間にわたって繰り返し演じたと伝えられます。
ゴラム役のアンディ・サーキスは、本作で本格的にモーション・キャプチャ俳優としての存在感を世界に提示しました。彼は撮影現場で、CG後の最終映像のためだけでなく、共演者の俳優陣のためにも本気で芝居を演じ、ゴラム/スメアゴルの内側の二重性を画面に定着させました。
セオデン王役のバーナード・ヒル、エオウィン役のミランダ・オットー、エオメル役のカール・アーバン、ファラミア役のデヴィッド・ウェナム、木の鬚の声を担当するジョン・リス=デイヴィスら、本作で初めて中つ国に登場する人物たちが、シリーズの世界観を一段と広げる役割を担っています。
興行収入・話題
興行収入・話題
製作費は三部作の同時撮影の枠の中で、本作単独としての配分は前作と同水準でした。世界興行収入は9億ドル超を記録し、当時の世界興行ランキングの上位に位置する大ヒットとなりました。三部作の中でもっとも興行が伸びたのは続編にあたる本作と『王の帰還』だとされ、シリーズの観客層が前作の成功を受けてさらに広がっていったことを示す数字となっています。
評価・受賞歴
第75回アカデミー賞では作品賞、脚色賞ほか合計6部門にノミネートされ、視覚効果賞、音響編集賞の2部門を受賞しました。視覚効果賞の受賞は、本作のゴラムというCGキャラクターが歴史的なブレイクスルーであったことを公式に裏づけるものでした。批評家団体やファン投票によるオールタイムベスト選にもしばしば登場し、IMDbのユーザー投票では公開以後の上位に長く位置し続けています。本作以降、CGキャラクターの「演技」がアカデミー賞の演技部門で正面から議論される時代が始まる、その出発点となった1作です。
ネタバレ
※ここからネタバレを含みます。
クライマックス
本作のクライマックスは、ローハンの民が避難してきた要塞「ヘルム峡谷」での、サルマン軍団との大規模な防衛戦です。1万を超えるウルク=ハイの軍勢が要塞を取り囲み、雨と雷の夜を背景に総攻撃を仕掛けてきます。城壁の崩壊、塔の防御、内壁での白兵戦、最後の砦に追い詰められたセオデン王と仲間たち――各層の戦いが連続して描かれ、夜明け直前にはガンダルフと別働隊エオメルの騎兵団が東の丘から駆け下りるという、本作の屈指の名場面が観客に手渡されます。本作のキャッチコピー「希望は決して死なない」は、この瞬間の象徴として広く語られます。
もうひとつのクライマックスは、ファンゴルンの森でのエントの蜂起です。エント・ムートで「人間の戦に関わるべきではない」と決議していた木の鬚たちが、ピピンの導きでサルマンの本拠地アイゼンガルドの惨状(森を燃やし尽くした製鉄所の有り様)を目にした瞬間、長年の中立の決定を覆して総攻撃を仕掛けます。森ごと進軍するエントの群れがアイゼンガルドの基礎を破壊し、サルマンの本拠地を一夜で水没させる場面は、本作のもっとも幻想的な大規模戦闘として残ります。
3つめのクライマックスは、フロドとサムが捕らえられたファラミアの陣営での出来事です。指輪を持つフロドを父デネソールへの献上品とすることを一時は考えていたファラミアは、サムの必死の訴えと、ナズグルが空からやってきて街を襲うオスギリアスの戦闘の最中で、自分自身の判断で彼らを解放することを選びます。彼の決断は、前作の兄ボロミアが下せなかった選択として、本作のもっとも重い倫理的な瞬間のひとつとして観客に手渡されます。
結末が示すもの
物語の末尾では、ヘルム峡谷の戦いに勝利した一行が、サルマンの本拠地アイゼンガルドの跡へと向かいます。エントによって水没したサルマンの塔の前で、メリーとピピンが食事と煙草で旅人たちを迎えるという、本作のもっともユーモラスな再会場面が用意されています。フロドとサムは、ファラミアに解放されたあと、再びゴラムの案内で「ある秘密の道」を経由して、滅びの山へと向かう旅を続ける決断を下します。
ゴラムの内側に住む二つの人格は、本作のラストで決定的に決裂します。鏡のように水面を見つめながら、自分自身の「スメアゴル」と「ゴラム」が口論し、最終的に「ゴラム」がフロドに対する裏切りの計画を密かに固める――この場面は、最終章『王の帰還』への重要な伏線として機能します。物語は、ローハンの戦の勝利と、フロドたちの旅の継続、そしてゴラムの内側の闇という3つの線を繋いだまま、3作目の冒頭に向けて静かに走っていきます。
トリビア
ゴラム役のアンディ・サーキスは、本作の撮影で当初は声優としてのみ参加する予定でしたが、ピーター・ジャクソンが彼の身体を使った芝居の質を見て、モーション・キャプチャ俳優として全面的に起用する判断を下しました。後年、サーキスは『キング・コング』『猿の惑星』新シリーズなどで「演技するCGキャラクター」というジャンルを確立する役者となっていきます。
ヘルム峡谷の要塞のセットは、ニュージーランド南島のヘイマー採石場を活用した実物大のオープンセットとして建てられました。撮影には大規模なクレーン、複数のレイン・タワー、何百人ものエキストラが動員され、本作の戦闘シーンの中で最長期間の撮影が行われました。
本作のエント・ムート(エントの集会)の場面は、Weta Digitalが新たに開発した木のキャラクター用CGリグを使って実現されました。葉の動き、樹皮の表情、根を引きずる動きの3つの層を、別々のレイヤーで合成する設計が用いられています。
木の鬚の声を担当したジョン・リス=デイヴィスは、本作にギムリ役で出演する俳優でもあります。彼の地声を低く加工することで木の鬚の声が作られており、結果として彼一人で「2つの種族」を演じ分けるという珍しいキャスティングとなりました。
本作のヘルム峡谷の夜間撮影は、季節と気象の制約から数か月にわたって行われました。雨と寒さの中で長時間の戦闘演技を続ける出演者たちのために、現場には大型の暖房設備と着替えのテントが用意され、撮影部の段取りは大規模軍事作戦のような綿密さで運営されたとされます。
メリー役のドミニク・モナハンとピピン役のビリー・ボイドは、本作のために木の鬚の枝に揺られるシーンの撮影で、長時間スタジオの天井近くに固定された装置の上で芝居を続ける必要がありました。彼らの肩と首にかかる物理的な負担は、本作の撮影ドキュメンタリーでも繰り返し言及されます。
ゴラムの「My precious」(いとしいしと)の独特な発音は、サーキス本人がテストで作り上げた独自のアプローチです。彼は撮影前に複数のバリエーションを試し、後年に「老いた中毒者の喉の使い方」を研究材料としていたと語っています。
撮影裏話
撮影の舞台裏
本作の撮影は、ニュージーランド南島のクイーンズタウン、フィヨルドランド、ヘイマー採石場、北島のマトゥアトリ、ルアペフ山周辺など、各地のロケーションを横断して行われました。ローハン平原のシーンは南島の広大な草原で、ヘルム峡谷の要塞は採石場に組まれた実物大のセットで、ファンゴルンの森のシーンはスタジオ内の精巧な美術セットで、それぞれ撮影されました。
キャストの準備
アンディ・サーキスは、ゴラムを演じるためにモーション・キャプチャ・スーツを着用したまま現場で芝居を続けました。共演する俳優陣のすぐ横で、彼の身体の動きと顔の表情を直接記録し、それを後にゴラムのCGに反映させるアプローチが採られています。サーキスはこの仕事に2年以上を捧げ、現場でのリアルな感情を画面のCGキャラクターに残す手法の精度を、本作で最大級に高めました。
バーナード・ヒルは、セオデン王の身体性を作り上げるために、開幕時の「呪いに侵されている王」と、ガンダルフの介入後の「王として目覚めた老人」の2段階の姿勢、声色、視線の変化を細かく稽古しました。ミランダ・オットーは、エオウィンとして剣の扱いと乗馬を集中的に身につけ、本作以降の三部作通じての「武の女性」のラインを支える役作りに踏み込みました。
技術的な挑戦
本作の最大の技術的挑戦のひとつは、ヘルム峡谷の戦闘シーンの大規模軍勢の表現でした。Weta Digitalが本作のために本格運用した群衆制御システム「MASSIVE」は、ウルク=ハイ1万体それぞれに簡単なAIを割り当て、戦闘中の振る舞いを自律的に生成する仕組みです。本作以降、ハリウッドの大作の戦闘シーンの表現は、このシステムを土台に大きく前進していきました。Weta Workshopが手がけた武器・防具・装備の物量も、本作で前作を大きく超えるものとなり、現場の物理的な厚みが画面の説得力を支えています。
