ジュラシック・ワールドが無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説
『ジュラシック・ワールド』が見れる動画配信サービス
現在、Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | 視聴可能 |
| Amazon Prime Video | 視聴可能 |
| Disney+ | − |
| Hulu | 視聴可能 |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『ジュラシック・ワールド』とは?作品の見どころ
「我々はもう恐竜を見ても感動しない、より大きく、より速く、より牙の多いものを求める」——シリーズ復活作『ジュラシック・ワールド』(2015)で、ジュラシック・ワールドの管理責任者クレア・ディアリングが現代の観客の心理を冷静に分析する印象的な台詞は、シリーズ自体への自己言及的なメタファーでもありました。前作『ジュラシック・パークIII』(2001)から14年ぶりの長い休眠を経て、シリーズが新たな『ジュラシック・ワールド3部作』として完全復活した記念すべき1作です。コリン・トレヴォロウ監督(『侵入者』2012)が指揮を取り、クリス・プラット(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2014のスターロード役で世界的人気)、ブライス・ダラス・ハワード(『ヘルプ』2011、『マンダロリアン』監督)、B.D.ウォン(前作までのウー博士役、唯一の復帰)などの豪華キャストが結集。前作までの『失敗したテーマパーク』が完全に商業的に成功し、22年間運営されてきた『ジュラシック・ワールド』が、遺伝子操作で生み出された新たな最強恐竜=インドミナス・レックスの脱走で再び破滅するという、シリーズの再起動として完璧な物語が描かれます。世界興行収入16億7100万ドルを記録し、当時史上3位の興行成績(『アバター』『タイタニック』に次ぐ)を達成した本作の魅力を、登録だけで全話無料視聴できる動画配信サービスの紹介とあわせて徹底解説します。
『ジュラシック・ワールド』を全話無料で見る方法
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U-NEXT(31日間無料トライアル)
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Netflix(配信中)
Netflixでも本作は配信されており、すでにNetflix会員の方は追加料金なしで視聴可能です。ただしNetflixは2024年以降、日本では新規ユーザー向け無料体験を提供していないため、初回登録のみで無料視聴したい場合はU-NEXTかPrime Videoを推奨します。
本作はレンタル課金や追加購入なしに、上記いずれかの登録だけで合法的に最後まで視聴できます。違法アップロード動画や海賊版ストリーミングは画質・音質が著しく劣るうえセキュリティリスクも伴うため、必ず正規の配信サービスをご利用ください。
あらすじ
前作『ジュラシック・パーク』のヌブラル島での悲劇から22年後の未来。インジェン社はマスラニ・グローバル社という巨大企業に買収され、ヌブラル島は完全に商業化された世界的な恐竜テーマパーク『ジュラシック・ワールド』として再開発されていました。年間2200万人の来園者を集める世界最大級のテーマパークで、当初の創始者ジョン・ハモンドが夢見ていた『恐竜が現代社会と共存する楽園』が、ついに現実のものとなったのです。
しかし、シリーズの設立者ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー、本作では遺族としての記述のみ。彼は2014年8月に逝去)の理想は、商業化の波の中で大きく歪められていました。来園者数は3年前から横ばいで、現代の観客は『ティラノサウルスやトリケラトプスでは飽きてしまった』『より大きく、より凶暴で、より牙の多い恐竜を求めている』状態。これに応えるため、ジュラシック・ワールドの管理責任者クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)とインジェン社の遺伝子科学者ヘンリー・ウー博士(B.D.ウォン、前作までのキャスト復帰)は、シリーズで初めて『複数の恐竜と現代生物のDNAを混合した完全な人造ハイブリッド恐竜』=インドミナス・レックスを開発します。
インドミナス・レックスは、ティラノサウルス・レックスのDNAを基本に、ヴェロキラプトル、アロサウルス、ギガノトサウルス、ルゴプス、カルノタウルスなど多数の獰猛な恐竜のDNA、さらにイカ(光迷彩能力)、樹蛙(熱感知能力)、毒蛇(知能と記憶力)などのDNAを混合した完全な遺伝子怪物。体長12メートル、体重8トンの巨体で、ティラノサウルスを上回る最強生物として完成されました。
クレアの2人の甥、グレイ(ニック・ロビンソン、16歳)とザック(タイ・シンプキンス、12歳)が母の依頼でジュラシック・ワールドを訪問する週末に、運命の出来事が始まります。彼らは普段忙しいクレアの代わりに、彼女のアシスタントのザラに見守られながらパーク内を観光しますが、ある場所で迷子になってしまいます。
同時期、インドミナス・レックスの飼育施設で重大な事故が発生します。インドミナスが熱感知能力で『熱迷彩』を駆使して飼育員達を欺き、施設から脱走したと思われたのです。クレアは緊急対応のため、パーク内で『ヴェロキラプトル4頭の調教』に成功した元海軍将校の動物行動学者オーウェン・グレイディ(クリス・プラット)に、インドミナスの捕獲を依頼します。
しかしオーウェンが施設に到着すると、衝撃の真実が判明します——インドミナスは脱走していなかったのです。彼女は壁に深い爪跡を付けることで『脱走したように見せかけ』、施設の警備員達を中に呼び寄せた瞬間に襲いかかる『罠』を仕掛けていたのです。インドミナスの恐ろしい知能の高さが、シリーズで初めて完全に明らかになる衝撃の場面です。
ここから、ジュラシック・ワールドという商業的に完成された世界が、インドミナス・レックスの侵攻によって徐々に崩壊していく壮絶なクライマックスが展開されます。インドミナスは熱感知能力でグレイとザックを追跡し、プテラノドン群の檻を破壊して20000人の来園者の上空を空襲する場面、モササウルス(海の最強生物)が活躍する場面、そして最終決戦で『シリーズで初めて』ヴェロキラプトル4頭、ティラノサウルス・レックス、モササウルスがインドミナスに立ち向かう驚愕の連携プレーが描かれていきます。
登場人物
本作で初登場する重要キャラクターは、シリーズに新しい時代を切り開く魅力的な人物群です。
■ オーウェン・グレイディ: 主人公の元海軍将校で動物行動学者。彼はパーク内で『ヴェロキラプトル4頭の調教』に成功した世界初の人物で、シリーズで初めて『恐竜と人間の絆』を本格的なテーマとして描く重要なキャラクター。クリス・プラットが演じる『カウボーイ・ヒーロー』像は、シリーズで最も人気のあるキャラクターの一人として記憶されています。彼は2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスターロード役と並行して本作に出演し、ハリウッドのトップスター入りを完成させました。
■ クレア・ディアリング: ジュラシック・ワールドの管理責任者。シリーズで初めて『恐竜たちを資産価値で計算する経営者』としての女性主役像を描いたキャラクター。最初は冷たく合理的な経営者ですが、甥達の救出を通じて『恐竜たちは人間を脅かす存在ではなく、保護されるべき生命』という意識への変化を遂げます。ブライス・ダラス・ハワード(『ヘルプ』2011、『マンダロリアン』監督)が演じる『現代女性のキャリアと愛情の両立』像は、批評家から絶賛されました。
■ ヘンリー・ウー博士: インジェン社の遺伝子科学者。シリーズで唯一前作までのキャストB.D.ウォンが続投したキャラクター。本作では『恐竜のクローンを大量生産するだけでなく、新しい遺伝子怪物を作る』という商業的な研究を進めるシリーズの闇の核心的存在となりました。
■ サイモン・マスラニ: マスラニ・グローバル社のCEOでジュラシック・ワールドのオーナー。イルファン・カーン(『ライフ・オブ・パイ』(2012)、『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)で知られる)が演じる『億万長者の熱心なテーマパーク・オーナー』像。彼は自分自身のヘリコプターを操縦して恐竜たちと向き合うという、シリーズで最も果敢な経営者像として描かれました。彼は2020年4月に53歳で逝去しています。
■ ヴィック・ホスキンス: インジェン社の警備部長で、ヴェロキラプトル達を『軍事兵器』として商業利用しようとする卑劣な経営者。ヴィンセント・ドノフリオ(『フルメタル・ジャケット』(1987)、『デアデビル』のウィルソン・フィスク役)が演じる『シリーズで最も憎まれるヴィラン』像は、シリーズに新しい人間ドラマの方向性を提示する重要な仕事となりました。
■ グレイ・ミッチェル: クレアの甥で12歳の弟。ニック・ロビンソン(『パーパスドライブン・ライフ』2014、『マッドゾーン』2025)が演じる『恐竜の知識を独学した賢い少年』像。シリーズで最も愛される子供キャラクターの一人として、本作の感情的な核心を担います。
■ ザック・ミッチェル: グレイの兄で16歳。タイ・シンプキンス(『アイアンマン3』2013、『インシディアス』シリーズ)が演じる『弟への愛情を持つお兄さん』像。本作の家族の物語を支える重要な人物。
■ ヴェロキラプトル『ブルー』: シリーズで初めて『主役級の恐竜キャラクター』として描かれるブルー。オーウェンが調教した4頭のヴェロキラプトルのリーダーで、シリーズで最も知能が高く感情豊かな恐竜として描かれます。彼女(雌)とオーウェンとの絆は、シリーズで最も愛される異種族間の友情として記憶されています。
■ デルタ、エコー、チャーリー: ブルー以外の3頭のヴェロキラプトル。それぞれ独自の性格を持ち、本作の家族としての描写が完成されました。
■ インドミナス・レックス: 本作の主要なヴィランで、シリーズで初めて『完全な人造ハイブリッド恐竜』。複数の恐竜と現代生物のDNAを混合した最強生物で、熱迷彩能力、熱感知能力、高度な知能、群れでの戦術など、シリーズで最も恐ろしい敵として描かれました。
■ モササウルス: 海の最強生物。本作で初登場する巨大な水生爬虫類で、ジュラシック・ワールドの海洋ショーの目玉キャラクター。本作のクライマックスで決定的な役割を担います。
■ ティラノサウルス・レックス『レクシー』: 前作『ジュラシック・パーク』(1993)で活躍したティラノサウルス・レックスと同じ個体(雌)であることが本作で示唆されます。彼女が本作のクライマックスで再び戦闘に参加する場面は、シリーズで最も感動的な瞬間の一つです。
スタッフ・キャスト陣
本作のキャストは2010年代中盤のハリウッドを代表する超一流俳優陣が結集した豪華布陣です。
オーウェン・グレイディ役のクリス・プラットは米国の世界的俳優。本作と並行して『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』(2017)のスターロード役で世界的人気を獲得し、本作の出演で『ハリウッドのトップスター』としての地位を不動のものとしました。彼は本作以降『マグニフィセント・セブン』(2016)『パッセンジャー』(2016)『マリオブラザーズ』(2023、声優)などで活躍を続けています。
クレア・ディアリング役のブライス・ダラス・ハワードは米国の女優・映画監督。『ヴィレッジ』(2004)『ヘルプ』(2011)『マンダロリアン』(2019-)監督などで世界的に知られ、ロン・ハワード(『フォレスト・ガンプ』『ビューティフル・マインド』監督)の娘として有名な家系の出身です。本作の『現代女性のキャリアと愛情の両立』像は、シリーズに新しい人間ドラマの方向性を提示する重要な仕事となりました。
ヘンリー・ウー博士役のB.D.ウォンは米国の俳優。前作までシリーズに登場していた唯一のキャストとして本作に復帰し、シリーズの連続性を象徴する重要な存在となりました。彼自身は『ジュラシック・パーク』シリーズへの忠誠を示すために本作の出演を快諾したと語っており、彼の演技はシリーズの伝統を完璧に保つ仕事となりました。
サイモン・マスラニ役のイルファン・カーンはインドの世界的俳優。『ライフ・オブ・パイ』(2012)、『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)、『デブリ・ファンタスティック』(2010)などで世界的に知られる名優で、本作の『億万長者の熱心なテーマパーク・オーナー』像はシリーズに新しい多様性を加える重要な仕事となりました。彼は2020年4月に53歳で大腸の神経内分泌腫瘍により逝去しています。
ヴィック・ホスキンス役のヴィンセント・ドノフリオは米国の演技派俳優。『フルメタル・ジャケット』(1987)『マイメン』(1996)『デアデビル』(2015-、Marvel Television)のウィルソン・フィスク=キングピン役で世界的に有名で、本作のヴィラン的役割は彼の俳優キャリアの中でも特に印象的な仕事となりました。
グレイ・ミッチェル役のニック・ロビンソンは米国の若手俳優。本作出演時20歳で、『パーパスドライブン・ライフ』(2014)、『マッドゾーン』(2025)などで活躍を続けています。
ザック・ミッチェル役のタイ・シンプキンスは米国の若手俳優。『アイアンマン3』(2013)のハーレー・キーナー役、『インシディアス』シリーズ(2010-)などで知られる人物で、本作の『弟への愛情を持つお兄さん』像はシリーズの家族の物語を支える重要な仕事となりました。
監督コリン・トレヴォロウは米国の映画監督・脚本家。本作出演前の主な作品はインディーズ映画『侵入者』(2012)のみで、ハリウッド大作の監督起用は異例のキャリア跳躍でした。スティーヴン・スピルバーグから直接の指名で起用された経緯は、彼の独特な創作センスへの信頼の表れとして広く評価されました。本作の興行的成功で、彼は後の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022、シリーズ最終作)の監督業も担当することとなります。
脚本はリック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、デレク・コノリー、コリン・トレヴォロウ。とくにリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーは『猿の惑星: 創世記』(2011)『猿の惑星: 新世紀』(2014)などの脚本で世界的に有名なコンビで、シリーズに新しい人間ドラマの方向性を提示する重要な仕事を成し遂げました。
音楽担当はマイケル・ジアッキーノ。『LOST』(2004-2010)、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)、『インクレディブル・ファミリー』(2018、アカデミー賞作曲賞受賞)で知られる名作曲家で、本作のスコアではジョン・ウィリアムズの『Theme from Jurassic Park』を冒頭で印象的に復活させつつ、独自の壮大な新しい主題群を加えてシリーズの音楽世界を完璧に拡張しました。
VFX総指揮はILM(インダストリアル・ライト&マジック)。シリーズの伝統的なVFX担当として、本作のために最先端のCG技術を駆使してインドミナス・レックスの完全な視覚化、ヴェロキラプトル『ブルー』の感情表現、モササウルスの巨大な水中シーンなどを実現しました。
興行収入・話題
2015年6月12日に米国で公開された『ジュラシック・ワールド』は、初週末の世界興行収入が5億2500万ドル超という史上最大級のオープニングを記録。最終的な世界興行収入は16億7100万ドルに達し、当時の歴代映画興行収入で『アバター』(28億ドル)『タイタニック』(22億ドル)に次ぐ史上3位という驚異的な数字を打ち立てました。北米だけでも6億5300万ドル、北米外で10億1800万ドル超という内訳で、シリーズの世界的人気を完全に証明する結果となりました。
2015年公開作品の世界興行ランキングでは堂々の第1位を獲得し、同年の強敵『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マイ・インターン』『キングスマン』などを大きく上回る大ヒットとなりました。
日本では2015年8月5日に公開され、年間興行収入95.3億円を記録。2015年の年間洋画ランキング第1位の座を獲得し、シリーズの中核観客基盤の完全な復活を示す結果となりました。
本作の興行的成功は、シリーズの14年間の長い休眠を完全に終わらせ、続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へと続く新3部作の道を完璧に開きました。シリーズ全6作合計の世界累計興行収入は60億ドル超を達成し、現代映画フランチャイズ史上屈指の規模を確立しました。
批評家からの評価は概ね好意的で、Rotten Tomatoesの批評家スコアは71%、Metacriticは59点。批評家は『シリーズの新たな時代を切り開く完璧な再起動』『クリス・プラットの主演作としての魅力』『インドミナス・レックスの恐ろしい知能の表現』『ヴェロキラプトル「ブルー」とオーウェンの絆の感動』『モササウルスの登場の壮大さ』を高く評価しました。観客スコアもRotten Tomatoesで78%と健闘しました。
第88回アカデミー賞では視覚効果賞ノミネートを獲得しました(受賞は『エクス・マキナ』に譲りましたが)。第69回英国アカデミー賞(BAFTA)でも視覚効果賞ノミネートを獲得しています。技術部門では特にインドミナス・レックスの完全CG化、ヴェロキラプトル『ブルー』の感情表現、モササウルスの巨大な水中シーンなどがILMチームの仕事の最高峰として高く評価されました。
2024年から2025年の世界各地での再公開興行でも本作は『シリーズ復活作の代表的1作』として人気タイトルに選ばれ、累計世界興行収入は再公開分を含めて17億ドルを超えました。とくに『インドミナス・レックスの脱走』『モササウルスのジョーズシーン』『最終決戦でのヴェロキラプトル4頭・ティラノサウルス・モササウルスの連携プレー』はシリーズ屈指の名場面として今も多くのファンに愛されています。
ネタバレ
【以下、結末まで含むネタバレを多数含みます】
本作のクライマックスは、シリーズで最も壮絶で感動的な複数の戦闘の連鎖として展開します。
【インドミナス・レックスの侵攻】インドミナスが施設から脱走した後、彼女(雌)はジュラシック・ワールド全島を徐々に侵略していきます。彼女の特殊能力——熱感知能力、熱迷彩(背景に体色を完璧に同化させる)、高度な知能、群れの恐竜たちと意思疎通する能力——を駆使して、インドミナスは前作までのどんな恐竜よりも恐ろしい敵として描かれます。
【プテラノドン群の襲撃】インドミナスが偶然にもプテラノドン檻の防御柵を破壊した結果、何百体ものプテラノドンとディモルフォドンの群れが解放され、ジュラシック・ワールドの観客広場上空に襲来します。シリーズで初めて『大規模な観客動員エリアでの恐竜の襲撃』が描かれ、シリーズ屈指の壮絶なホラーシーンが展開されます。サイモン・マスラニの個人ヘリコプターが操縦不能になって墜落、彼自身もプテラノドンの群れに襲われて命を落とすシリーズで最も衝撃的な場面の一つが描かれます。クレアのアシスタントだったザラもプテラノドンに上空に連れ去られ、最終的にモササウルスのプールに落下して食べられるという、シリーズで最も残酷なヒロインの最期を迎えます。
【ヴェロキラプトル達の裏切り】軍事用恐竜兵器化を企てる卑劣な経営者ヴィック・ホスキンス(ヴィンセント・ドノフリオ)は、オーウェンが調教したヴェロキラプトル達の知能を『軍事的価値』として利用しようとし、彼らをインドミナス・レックス追跡のための『狩猟犬』として使う作戦を強行します。
4頭のヴェロキラプトル(ブルー、デルタ、エコー、チャーリー)はインドミナスを発見しますが、その瞬間、シリーズで最も衝撃的な真実が判明します——インドミナス・レックスのDNAにはヴェロキラプトルのDNAが含まれているため、彼女がヴェロキラプトル達と『仲間』として意思疎通できたのです! 4頭のヴェロキラプトルはインドミナスの命令を受けて、人間達に襲いかかる側に寝返ってしまいます。シリーズで最も衝撃的な裏切りのシーンです。
【ホスキンスの最期】軍事用恐竜兵器化を計画していたヴィック・ホスキンスはこの混乱の中、ジュラシック・ワールドの研究施設に侵入してウー博士の研究データを奪い取ろうと試みます。しかしブルー(ヴェロキラプトル)の1体がホスキンスを発見し、彼を完全に消し去る——シリーズ屈指の傑作なヴィランの最期となります。
【最終決戦の連携プレー】ヴェロキラプトル達が裏切り、グレイとザックがクレアと一緒に追い詰められた絶望的な場面で、シリーズで最も感動的な瞬間が訪れます。クレアは『シリーズの絶対王者ティラノサウルス・レックス=レクシー(前作『ジュラシック・パーク』(1993)で活躍した同じ個体)』を救援に呼ぶ大胆な決断をします。
彼女が走ってティラノサウルスの檻を開放し、火炎をふって彼女を呼び出す場面は、シリーズで最も視覚的に圧倒的なヒロインの場面の一つ。ティラノサウルス『レクシー』が鎧の前で立ち上がり、ジョン・ウィリアムズの『Theme from Jurassic Park』が壮大に奏でられる中、彼女がインドミナスとの最終決戦に向かう場面は、シリーズ屈指の感動的なクライマックスです。
インドミナス vs ティラノサウルス・レックスの戦闘では、当初はインドミナスが圧倒的に優位ですが、ブルー(オーウェンを再び『ボス』として認識した瞬間に元の側に戻った)が現れて、彼女との連携プレーでインドミナスを攻撃します。最終的に2頭が押し合いとなった瞬間、シリーズの伏線として張られていた『モササウルスのプール』が決定的な役割を果たします——ティラノサウルスがインドミナスをモササウルスのプール脇に押し倒した瞬間、巨大なモササウルスがプールから飛び出してインドミナスを引きずり込み、海の最強生物として彼女を完全に消し去るのです。
シリーズで初めて『3種類の恐竜が連携してヴィランを倒す』場面が描かれ、シリーズの『恐竜たちは家族として、敵にも仲間にもなれる存在』というテーマが完璧に提示されました。
【ラストシーン】戦争が終わった翌朝、ジュラシック・ワールドの観客広場で、家族の絆を取り戻したクレアと甥達。クリス・プラット演じるオーウェンとブライス・ダラス・ハワード演じるクレアが初めてキスをする場面で、シリーズに新しい時代が始まったことが示されます。そして物語の最終ショットでは、ティラノサウルス・レックス『レクシー』が朝日の中、ジュラシック・ワールドの観客広場の頂上で吠える勝利の場面が、シリーズの伝統と新時代の融合を象徴する完璧なエンディングとして観客に提示されます。
本作はシリーズの完璧な再起動として、続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へと続く新3部作の道を完璧に開く重要な1作となったのです。
トリビア
■ クリス・プラットの起用: オーウェン・グレイディ役のクリス・プラットは、本作と並行して『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のスターロード役を演じており、本作出演当時はハリウッドの『新世代のトップスター』として急速に評価を高めていた時期でした。コリン・トレヴォロウ監督は『ハリソン・フォードのインディ・ジョーンズのような時代を超えた魅力を持った俳優』としてクリス・プラットを起用したと語っています。
■ ヴェロキラプトル『ブルー』の調教シーン: オーウェンとヴェロキラプトル達の調教シーンは、シリーズで最も愛される場面の一つ。クリス・プラットが『ヴェロキラプトル達と人間関係を築く』という独特な演技は、彼の俳優としての才能を最大限に発揮した仕事として高く評価されました。彼はインタビューで『ブルーはシリーズで最も愛するキャラクターの一人だった』と語っています。
■ ジョン・ウィリアムズ・テーマの復活: 本作のスコアでマイケル・ジアッキーノが『Theme from Jurassic Park』を冒頭と最終決戦のシーンで印象的に復活させたことは、シリーズのファンから絶賛されました。ジアッキーノは『ジョン・ウィリアムズへの最大の敬意を込めて、彼のテーマを最も完璧な形で復活させた』と語っています。
■ B.D.ウォンの復帰: ヘンリー・ウー博士役のB.D.ウォンが前作『ジュラシック・パーク』(1993)から22年ぶりに復帰したことは、シリーズの連続性を保つ重要な仕事でした。彼自身は『シリーズへの忠誠を示すために即座に出演を快諾した』と語っています。
■ 撮影現場でのプロデューサーとしてのスピルバーグ: 本作はスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮として関わっていますが、彼は撮影現場には頻繁に立ち会い、コリン・トレヴォロウ監督への助言とサポートを継続的に行いました。トレヴォロウ監督は『スピルバーグからの直接的な助言が私の仕事を導いてくれた』と語っています。
■ コスタリカ・ハワイのロケ: 本作の主な撮影地はハワイのオアフ島とカウアイ島でした。前作『ジュラシック・パーク』(1993)も同じ場所で撮影されており、シリーズの連続性を視覚的に保つ重要な選択でした。
■ 上映時間と完全版: 劇場公開版は2時間4分でしたが、後発のDVDで公開された『追加映像』には削除シーンが多数含まれており、本作のクライマックスへの伏線がさらに詳しく描かれていた場面が見られます。
■ シリーズの再起動の成功: 本作は当時の14年間の休眠期から復活し、シリーズの新たな時代を完璧に切り開きました。続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へと続く新3部作の道を完全に確立する仕事となりました。
■ イルファン・カーンの最後の出演: サイモン・マスラニ役のイルファン・カーンは2020年4月に大腸の神経内分泌腫瘍により53歳で逝去しています。本作はインド出身の世界的俳優としての彼の代表作の一つとして記憶されています。
■ 当時史上3位の興行成績: 本作の世界興行収入16億7100万ドルは、当時の歴代映画興行収入で『アバター』(28億ドル)『タイタニック』(22億ドル)に次ぐ史上3位という驚異的な数字。シリーズの完全な復活を世界に証明する結果となりました。
■ ヴィンセント・ドノフリオのMarvelとの並行: ヴィック・ホスキンス役のヴィンセント・ドノフリオは、本作と並行してMarvel Television『デアデビル』(2015-2018)のウィルソン・フィスク=キングピン役を演じていた時期。彼の俳優キャリアの絶頂期に本作のヴィラン役を引き受けたことは、彼の演技の幅広さを示す重要な仕事となりました。
撮影裏話
コリン・トレヴォロウ監督が本作で取り組んだ最大の挑戦は、14年間の長い休眠を経たシリーズを完璧に復活させ、新たな時代を切り開くことでした。前作までを直接監督したスティーヴン・スピルバーグの『壮大なファミリー映画』としてのスタイルを尊重しつつ、現代の観客の期待に応える『商業的に成功したテーマパークが破滅する』という新しい物語を構築する責任を担いました。
トレヴォロウ監督の起用は、ハリウッド業界では『大胆な賭け』と見なされていました。彼の前作はインディーズ映画『侵入者』(2012)のみで、超大作映画の監督経験がない若手監督に16億ドル超の興行収入を稼ぐシリーズを任せるという、スティーヴン・スピルバーグの直接の指名によって決定された前例のない決断でした。彼自身は『私はスピルバーグからの信頼に応えるため、シリーズへの最大限の敬意を持って臨んだ』と語っています。
プロダクション・デザインのエド・ヴェロー(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)、『ジュラシック・パークIII』(2001)など)は、本作のために『ジュラシック・ワールドの観光広場』『ヴィジターセンター』『ヴェロキラプトル飼育施設』『インドミナス・レックスの研究室』などシリーズで最も多様で大規模なロケーションを構築しました。とくにジュラシック・ワールドの観光広場は、撮影所内に大規模な実物大セットとして建造される歴史的な仕事でした。
撮影は2014年4月から2014年8月までの約4ヶ月で完了。撮影地はハワイのオアフ島とカウアイ島で、前作『ジュラシック・パーク』(1993)と同じ場所が選ばれたのは、シリーズの連続性を視覚的に保つための意図的な選択でした。
VFX総指揮はILM(インダストリアル・ライト&マジック)のティム・アレクサンダー。シリーズの伝統的なVFX担当として、本作のために最先端のCG技術を駆使してインドミナス・レックスの完全な視覚化、ヴェロキラプトル『ブルー』の感情表現、モササウルスの巨大な水中シーン、プテラノドン群の襲撃などを実現しました。本作の仕事は第88回アカデミー賞視覚効果賞ノミネートを獲得しました。
音楽担当のマイケル・ジアッキーノは、本作で初めてジュラシック・パーク・シリーズの音楽担当として参加しました。『LOST』(2004-2010)、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)、『インクレディブル・ファミリー』(2018、アカデミー賞作曲賞受賞)で知られる名作曲家。彼は本作のために『As The Jurassic World Turns』『Welcome to Jurassic World』『The Brachiosaurus Lament』など多数の新しい主題を作曲しつつ、ジョン・ウィリアムズの『Theme from Jurassic Park』を冒頭と最終決戦のシーンで印象的に復活させる仕事を成し遂げました。
撮影監督ジョン・シュワルツマン(『パール・ハーバー』(2001)、『シービスケット』(2003)、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)で活躍する米国の名カメラマン)は、本作の壮大な視覚美と、人間ドラマの感情的な深さの両方を完璧に視覚化する仕事を成し遂げました。
脚本面では、リック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーが『猿の惑星: 創世記』(2011)『猿の惑星: 新世紀』(2014)で確立した『動物と人間の絆』のテーマを、本作のヴェロキラプトル『ブルー』とオーウェンの関係に巧妙に応用しました。彼らはシリーズに新しい人間ドラマの方向性を提示する重要な仕事を成し遂げ、後の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へも引き継がれていく重要なテーマを確立しました。
また、本作の重要な特徴は『シリーズで初めて女性主役級のキャラクター(クレア・ディアリング)を中心に置く構造』を確立したことです。前作までは男性中心の物語だったシリーズに、女性のキャリアと愛情の両立というテーマを加えた仕事は、現代映画の流れを反映する重要な決断でした。ブライス・ダラス・ハワードの『現代女性のキャリアと愛情の両立』像は、シリーズに新しい多様性を加える重要な仕事となりました。
本作の興行的成功——16億7100万ドルという当時史上3位の世界興行収入——は、シリーズの完全な復活を世界に証明し、続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へと続く新3部作の道を完璧に開きました。コリン・トレヴォロウ監督は本作の成功で『ハリウッドのトップ監督』としての地位を確立し、後の『新たなる支配者』(2022、シリーズ最終作)の監督業も担当することとなります。
本作はシリーズの『過渡期から復活期への完璧な転換点』として、現代映画フランチャイズ史において欠くことのできない仕事となっています。とくに『インドミナス・レックスの登場』『ヴェロキラプトル「ブルー」とオーウェンの絆』『最終決戦でのヴェロキラプトル4頭、ティラノサウルス、モササウルスの連携プレー』はシリーズ屈指の名場面として今も多くのファンに愛されています。