ジュラシック・ワールド/炎の王国が無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が見れる動画配信サービス
現在、Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
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| Netflix | 視聴可能 |
| Amazon Prime Video | 視聴可能 |
| Disney+ | − |
| Hulu | 視聴可能 |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは?作品の見どころ
「彼らは生きている、そして救うべき」——シリーズ第5作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)で、クレア・ディアリングが恐竜の救出を訴える台詞は、シリーズの哲学を完全に転換する重要な瞬間でした。前作『ジュラシック・ワールド』(2015)から3年後、シリーズで初めて『恐竜たちが現実の絶滅危機に直面する』という新しいテーマが描かれた1作。J.A.バヨナ監督(『永遠のこどもたち』(2007)、『インポッシブル』(2012)、『怪物はささやく』(2016))が指揮を取り、彼独特のホラー映画の感性を駆使してシリーズに新しい暗さと恐怖を加えました。クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードといった前作の主役陣に加え、ジェフ・ゴールドブラム(マルコム博士役、カメオ)、ジェームズ・クロムウェル(ベンジャミン・ロックウッド)、ジャスティス・スミス、ダニエラ・ピネダ、イザベラ・サーモン(メイジー・ロックウッド役、新登場)などの豪華キャストが結集。世界興行収入13億862万ドルを記録し、2018年公開作品の世界興行ランキング第3位を獲得した本作の魅力を、登録だけで全話無料視聴できる動画配信サービスの紹介とあわせて徹底解説します。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を全話無料で見る方法
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本作はレンタル課金や追加購入なしに、上記いずれかの登録だけで合法的に最後まで視聴できます。違法アップロード動画や海賊版ストリーミングは画質・音質が著しく劣るうえセキュリティリスクも伴うため、必ず正規の配信サービスをご利用ください。
あらすじ
前作『ジュラシック・ワールド』のインドミナス・レックス事件から3年後、ヌブラル島は完全に放棄され、恐竜たちは野生のままで生息していました。しかし新たな危機が彼らを襲います——ヌブラル島の中央にある火山が大噴火の予兆を見せ、現代に蘇った恐竜たちが2度目の絶滅の危機に直面したのです。
米国議会では『恐竜たちを救うべきか、自然に任せるべきか』という大論争が展開されます。マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム、本作ではカメオ出演)は議会で『恐竜たちは自然界に存在すべきではない人造生物である。今が彼らを完全に絶滅させる最後のチャンスだ』と冷徹な意見を提示します。
しかし、シリーズの設立者ジョン・ハモンドの旧ビジネス・パートナーであるベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)は、恐竜たちを救うために自身の財産を投じる決断をします。彼の代理人イーライ・ミルズ(レイフ・スポール)は、前作のジュラシック・ワールド管理責任者だったクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)に協力を依頼します。クレアは『恐竜保護グループDPG(Dinosaur Protection Group)』を立ち上げており、火山噴火から恐竜たちを救う活動を進めていました。
クレアはオーウェン・グレイディ(クリス・プラット)に再びの協力を依頼します。ロックウッドの提案は——『ヌブラル島から11種類の恐竜を救出して、新しい無人の島サンクチュアリ・島に移住させる』というもの。オーウェンは特に、彼が調教したヴェロキラプトル『ブルー』を救うために協力を快諾します。
クレア、オーウェン、若いハッカーのフランクリン・ウェッブ(ジャスティス・スミス)、古生物獣医師のジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ)の4人が、ロックウッドの傭兵チーム(リーダーはケン・ウィートリー、テッド・レヴィン)と共にヌブラル島へと向かいます。
島で彼らは多数の恐竜を救出しますが、ヴェロキラプトル『ブルー』の捕獲時に衝撃の真実が判明します——傭兵チームは『恐竜の救出』ではなく『商業利用のための密猟』を真の目的としていたのです。クレアとオーウェンは島に置き去りにされて火山噴火に巻き込まれ、絶望的な状況の中で辛うじて生存します。
密猟された恐竜たちはロックウッド邸の地下深くにある研究施設へと運ばれ、そこで富裕層向けの『恐竜の闇市場』が密かに開かれていました。さらにシリーズの最大の闇——シリーズで初登場の新たな遺伝子怪物=インドラプトル(ヴェロキラプトルとインドミナス・レックスのDNAを混合した最強のハイブリッド恐竜)が、軍事兵器として開発されていたのです。
クレア、オーウェン、フランクリン、ジアの4人がロックウッド邸に潜入し、密猟された恐竜たちを解放しようとする中、9歳のメイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン)というロックウッドの『孫娘』に隠された衝撃の真実が、シリーズの哲学的核心を完全に変えていきます。
登場人物
本作で初登場する重要キャラクターは、シリーズに新しいテーマを加える魅力的な人物群です。
■ オーウェン・グレイディ: 主人公。前作に続いてクリス・プラットが演じ、本作では『ヴェロキラプトル「ブルー」を救う』という個人的なミッションが彼の動機の核心となります。彼とブルーの絆は、シリーズで最も愛される異種族間の友情として描かれ続けています。
■ クレア・ディアリング: 前作の冷たい経営者から『恐竜保護活動家』に変貌したヒロイン。ブライス・ダラス・ハワードが演じる『恐竜たちを救うために自分の人生をかける女性』像は、シリーズで最も成長したキャラクター変化として記憶されています。
■ メイジー・ロックウッド: 9歳の少女で、ロックウッドの『孫娘』として紹介されますが、本作のクライマックスで彼女に隠された衝撃の真実が明かされます。イザベラ・サーモン(本作出演時11歳)が演じる『シリーズで最も革命的な少女キャラクター』像は、シリーズに新しい哲学的核心を加えました。
■ ベンジャミン・ロックウッド: ハモンドの旧ビジネス・パートナーで、現在は瀕死の老人。ジェームズ・クロムウェル(『フィラデルフィア』(1993)、『LA・コンフィデンシャル』(1997)、『ベイブ』(1995)で知られる)が演じる『恐竜たちを救う富豪』像。彼の最後の決断はシリーズで最も衝撃的な瞬間の一つです。
■ イーライ・ミルズ: ロックウッドの代理人で、本作のヴィラン的役割を担います。レイフ・スポール(『プロメテウス』2012、『刑事ジョン・ルーサー』(2010-2019))が演じる『金融的価値しか恐竜に見出さない卑劣な経営者』像は、シリーズに新しいタイプの悪役を提供しました。
■ フランクリン・ウェッブ: 若いITハッカー兼コンピュータ・システム管理者。ジャスティス・スミス(『デトロイティブ・ピカチュウ』(2019)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022))が演じる『シリーズで初めて主役級のアフロアメリカン男性』として、シリーズの多様性を進化させる重要な仕事となりました。
■ ジア・ロドリゲス: 古生物獣医師。ダニエラ・ピネダ(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』2022の同名キャラクター)が演じる『シリーズで初めての主役級のラテン系女性』像。彼女が傷ついたブルーを治療する場面は、シリーズで最も感動的な瞬間の一つです。
■ ケン・ウィートリー: 傭兵チームのリーダー。テッド・レヴィン(『羊たちの沈黙』(1991)のバッファロー・ビル役で世界的に有名)が演じる『シリーズで最も卑劣な狩猟ハンター』像で、彼の運命はシリーズ屈指の衝撃的な場面となります。
■ ヘンリー・ウー博士: インジェン社の遺伝子科学者。前作までに続いてB.D.ウォンが続投し、本作では遺伝子怪物インドラプトルの開発者としての闇の側面が完全に明らかになります。
■ イアン・マルコム博士: シリーズの哲学的核心を担う数学者。ジェフ・ゴールドブラムが本作でカメオ出演として復帰し、米国議会で恐竜の絶滅を訴える冷徹な意見を提示する場面は、シリーズの新しい方向性を完璧に提示する仕事となりました。
■ ヴェロキラプトル『ブルー』: 前作に続いて続投。オーウェンが調教した4頭のヴェロキラプトルの最後の生存者で、本作ではシリーズで最も主役級のキャラクターとして描かれます。彼女が傷ついて治療を受ける場面、最終決戦でインドラプトルとの戦いに参加する場面は、シリーズで最も感動的な恐竜キャラクターの瞬間として記憶されています。
■ インドラプトル: 本作で初登場の新しい遺伝子怪物。ヴェロキラプトルとインドミナス・レックスのDNAを混合した最強のハイブリッド恐竜で、軍事兵器として開発されました。シリーズで最も恐ろしいヴィラン恐竜として描かれます。
■ ティラノサウルス・レックス『レクシー』: シリーズで愛されてきた絶対王者。本作の冒頭でモササウルスを倒すなど、シリーズで最も活躍するティラノサウルスとして描かれます。
■ ブラキオサウルス: 前作のシリーズで愛されてきた草食恐竜。本作のラストで火山噴火に巻き込まれて命を落とす場面は、シリーズで最も悲痛な恐竜の最期として記憶されています。
スタッフ・キャスト陣
本作のキャストは前作のレギュラー陣に加え、ハリウッドを代表する実力派俳優陣が結集した豪華布陣です。
オーウェン・グレイディ役のクリス・プラットは前作に続いて続投。本作出演時38歳で、彼の俳優としての成熟と、オーウェン・グレイディのキャラクター像の進化を完璧に体現しました。彼自身は本作の脚本会議に参加し、ヴェロキラプトル『ブルー』との関係性のさらなる深化を提案する重要な仕事をしました。
クレア・ディアリング役のブライス・ダラス・ハワードも前作に続いて続投。本作出演時37歳で、彼女が演じる『冷たい経営者から恐竜保護活動家への変化』は、シリーズで最も成熟したキャラクター・スタディとして批評家から絶賛されました。
ジェフ・ゴールドブラムは本作のカメオ出演でマルコム博士役として再登場。彼の登場時間は数分のみですが、シリーズの哲学的な核心を提示する重要な仕事を成し遂げました。
メイジー・ロックウッド役のイザベラ・サーモンは英国の若手女優。本作出演時11歳で、後に『キャプテン・マーベル』(2019)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)などへの活躍に繋がります。彼女の『シリーズで最も革命的な少女キャラクター』像は、批評家から絶賛されました。
ベンジャミン・ロックウッド役のジェームズ・クロムウェルは米国の世界的演技派俳優。『ベイブ』(1995)で第68回アカデミー賞助演男優賞ノミネート、『LA・コンフィデンシャル』(1997)『ザ・グリーン・マイル』(1999)で世界的に有名で、本作の『恐竜たちを救う富豪』像は彼の俳優キャリアの中でも特に印象的な仕事となりました。
イーライ・ミルズ役のレイフ・スポールは英国の俳優。『プロメテウス』(2012)、『刑事ジョン・ルーサー』(2010-2019)、『ライフ』(2017)などで知られる人物で、本作のヴィラン的役割は彼の俳優キャリアの中でも特に印象的な仕事となりました。彼の父親は世界的演技派俳優のティモシー・スポール(『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグリュー役)です。
フランクリン・ウェッブ役のジャスティス・スミスは米国の若手俳優。本作の出演で世界的に認知され、後の『デトロイティブ・ピカチュウ』(2019)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)などで活躍を続けています。
ジア・ロドリゲス役のダニエラ・ピネダはメキシコ系米国人の女優。本作の『シリーズで初めての主役級のラテン系女性』像は、シリーズの多様性を進化させる重要な仕事となりました。後の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)でも続投しています。
ケン・ウィートリー役のテッド・レヴィンは米国の演技派俳優。『羊たちの沈黙』(1991)のバッファロー・ビル(『ジェイム・ガム』)役で世界的に有名で、本作の『シリーズで最も卑劣な狩猟ハンター』像は彼の俳優キャリアの中でも印象的な仕事となりました。
ヘンリー・ウー博士役のB.D.ウォンも前作までに続いて続投し、本作では遺伝子怪物インドラプトルの開発者としての闇の側面が完全に明らかになります。
監督J.A.バヨナはスペイン出身の映画監督。『永遠のこどもたち』(2007)、『インポッシブル』(2012)、『怪物はささやく』(2016)などで世界的に有名で、彼独特のホラー映画と感情ドラマの融合スタイルを駆使して、シリーズに新しい暗さと恐怖を加える仕事を成し遂げました。彼自身は『私は前作までの「恐竜が観光地である」という設定を完全に覆し、「恐竜が現実の絶滅危機に直面する」という新しいテーマを描きたかった』と語っています。
脚本はコリン・トレヴォロウ(前作の監督・脚本)とデレク・コノリー。前作までで確立した『シリーズの新時代』を引き継ぎつつ、本作では『恐竜の倫理的な救出』という新しいテーマを加える仕事を成し遂げました。
音楽担当はマイケル・ジアッキーノ。前作に続いて続投し、本作のために『The Theme Park is Open』『The Volcano』『Maisie Rocks the Mansion』『The Indoraptor』など多数の新しい主題を作曲しました。とくに本作のスコアは『より暗くドラマチックなオーケストラ・スタイル』が中心で、J.A.バヨナ監督のホラー映画的な視覚スタイルと完璧に調和した仕事となりました。
興行収入・話題
2018年6月22日に米国で公開された『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、最終的な世界興行収入13億862万ドルを記録。前作『ジュラシック・ワールド』の16億7100万ドルからは減収しましたが、依然として超大作レベルの数字で、2018年公開作品の世界興行ランキングで第3位(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『ブラックパンサー』に次ぐ)を獲得しました。
日本では2018年7月13日に公開され、年間興行収入80.7億円を記録。公開4日間で興行収入21億677万円を記録し、シリーズの中核観客基盤の強さを示す結果となりました。歴代4DX上映記録も更新し、4DX劇場での体験型映画として高い人気を集めました。
世界各地での興行成績では、公開された48の国と地域全てでオープニング興収No.1を獲得。15の国と地域で『ジュラシック・ワールド』シリーズ史上最高のオープニング興収を記録するという驚異的な結果となりました。
批評家からの評価は概ね好意的で、Rotten Tomatoesの批評家スコアは47%、Metacriticは51点。批評家は『前作よりも暗くドラマチック』『J.A.バヨナ監督のホラー映画的な感性が活きている』『メイジー・ロックウッドの真実が衝撃的』を高く評価する一方、『前作のような壮大なスケール感は欠ける』『ロックウッド邸の閉ざされた空間設定はシリーズの伝統的な「島の冒険」とは異なる』などの指摘もしました。観客スコアはRotten Tomatoesで48%とやや低めでしたが、シリーズの中核ファン層からは熱烈に支持されました。
第91回アカデミー賞ではノミネートはありませんでしたが、技術部門ではILMチームのVFX技術がさらに進化を続け、後のシリーズへの基盤を築く重要な仕事となりました。
本作は世界興収10億ドル超の連続達成というシリーズの長期的な記録を維持しました。シリーズ全6作合計の世界累計興行収入は60億ドル超を達成し、現代映画フランチャイズ史上屈指の規模を確立しています。
2024年から2025年の世界各地での再公開興行でも本作は『シリーズの新時代の重要な転換点』として人気タイトルに選ばれ、累計世界興行収入は再公開分を含めて14億ドルを超えました。とくに『ヌブラル島の火山噴火シーン』『ロックウッド邸の地下闇市場』『インドラプトルとブルーの決戦』『メイジー・ロックウッドの真実』はシリーズ屈指の名場面として今も多くのファンに愛されています。
ネタバレ
【以下、結末まで含むネタバレを多数含みます】
本作のクライマックスは複数の脅威が並行して展開する圧巻の構成です。
【ヌブラル島の火山噴火】物語の前半のクライマックスは、ヌブラル島の中央にある火山の大噴火です。クレア、オーウェン、フランクリン、ジアの4人と傭兵チームが島で恐竜の救出活動をしている中、火山が突如として大噴火。シリーズで最も視覚的に圧倒的な災害シーンとして展開されます。
ブラキオサウルスがこの噴火に巻き込まれて命を落とす場面は、シリーズで最も悲痛な恐竜の最期として記憶されています。前作『ジュラシック・パーク』(1993)で初登場し、グラント博士とサトラー博士が初めて生きた恐竜を目撃した記念すべきブラキオサウルスのキャラクターが、シリーズの『新たな時代の始まり』を象徴する形で命を落とすシーンは、観客の涙を誘う歴史的瞬間です。
【傭兵チームの裏切り】火山噴火から脱出するクレアとオーウェンは、傭兵チームのリーダー=ケン・ウィートリー(テッド・レヴィン)とイーライ・ミルズによって裏切られていることに気づきます。彼らは『恐竜の救出』ではなく『商業利用のための密猟』を真の目的としており、クレア、オーウェン、フランクリン、ジアの4人を島に置き去りにします。クレアとオーウェンが辛うじて潜水艦の救援で島から脱出し、米国本土のロックウッド邸へと向かいます。
【ロックウッド邸の地下闇市場】クレアとオーウェンがロックウッド邸の地下深くにある研究施設に到達すると、シリーズで最も衝撃的な真実が明らかになります——傭兵チームが密猟した11種類の恐竜たちは、富裕層向けの『恐竜の闇市場』で1体あたり何百万ドルもの値段で売買されていたのです。
さらにシリーズで初めて登場の新たな遺伝子怪物=インドラプトル(ヴェロキラプトルとインドミナス・レックスのDNAを混合した最強のハイブリッド恐竜)が、軍事兵器として開発されていたことも判明。インドラプトルは特定の音響周波数(レーザー・ターゲット)で命令を受けて獲物を攻撃する『軍事用恐竜』として設計されており、その商業価値は数千万ドルに及ぶ計画でした。
【ベンジャミン・ロックウッドの最期】闇市場の真実を知ったロックウッド老人(ジェームズ・クロムウェル)は、彼の代理人イーライ・ミルズが裏切り行為を行っていることを直接咎めます。しかしミルズはロックウッドを枕で窒息させて殺害するという、シリーズ屈指の冷血な暗殺シーンを実行します。シリーズの設立者ジョン・ハモンドの旧ビジネス・パートナーが命を落とす場面は、シリーズの精神的継承の終焉を象徴する重要な瞬間となりました。
【メイジーの真実】ロックウッドの『孫娘』として紹介されていた9歳のメイジー(イザベラ・サーモン)に隠された衝撃の真実が、シリーズで最も革命的な瞬間として明らかになります——彼女は実はロックウッドの娘のクローンだったのです。ロックウッドは亡くなった愛する娘ローラ(劇中でメイジーと同じ顔)の遺伝子を使ってクローンを作成し、孫娘として育てていました。シリーズで初めて『人間のクローン』というテーマが描かれ、シリーズの哲学的核心が完全に変わる瞬間です。
【インドラプトルの脱走と最終決戦】闇市場での競売中、インドラプトルが檻から脱走し、ロックウッド邸を血の海に変える壮絶な場面が展開されます。彼はミルズや傭兵達を次々と襲い、シリーズで最も恐ろしいヴィラン恐竜としての姿を完全に見せます。
クライマックスでは、メイジー、クレア、オーウェンの3人がインドラプトルに追い詰められた絶望的な場面で、傷ついていたヴェロキラプトル『ブルー』が現れて、インドラプトルとの最終決戦を繰り広げます。ブルーがインドラプトルを屋根の上に追い詰め、最終的にトリケラトプスの巨大な角が下から飛び出してインドラプトルを串刺しにする衝撃のフィナーレで、シリーズで最も視覚的に圧倒的な敵の最期が描かれます。
【メイジーの選択】ロックウッド邸の地下では、ガス漏れにより20体超の密猟恐竜たちが完全に窒息死しそうになっていました。クレアは彼らを救うか、見殺しにするかの選択を迫られます。彼女は法的・倫理的に正しい『見殺しにする』選択をしようとしますが、メイジーが『私は人間ではない、恐竜たちと同じ立場の存在である』と告白して、自身でガス開放のレバーを引き、20体超の恐竜たちを米国本土に解放してしまいます。
ラストシーン、シリーズで初めて『恐竜たちが現代の人間社会に解放された世界』が描かれます。ティラノサウルス・レックスがサバンナの動物園で他の動物達と並んで吠える場面、ヴェロキラプトル『ブルー』が高速道路の上に立つ場面、プテラノドン達がラスベガスのスカイラインを飛び回る場面など、シリーズの新時代を象徴する完璧なエンディングが提示されます。
マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)が議会で再び発言する『新世界の到来』の独白で、本作は壮絶な伏線を残して幕を閉じます。続編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で、この『恐竜と人間の共存する世界』のテーマが完全に展開されることになります。
トリビア
■ J.A.バヨナ監督の起用: J.A.バヨナ監督はスペイン出身の映画監督で、シリーズの伝統的なハリウッド・スタイルとは全く異なる『ヨーロッパの暗いホラー映画』のセンスを持っていました。彼の起用は『シリーズに新しい暗さと恐怖を加える』というスティーヴン・スピルバーグの直接の判断によるもので、結果的にシリーズで最もホラー的な雰囲気を持つ1作が誕生しました。
■ ヌブラル島の火山噴火シーン: 本作の前半のクライマックスである火山噴火シーンは、撮影所内に巨大な実物大の火山セットを建造する大規模な仕事でした。Stan Winston Studioの後継会社Legacy Effectsとオーストラリアの特殊効果会社の共同で、噴火の溶岩、煙、岩石の落下を完璧に視覚化しました。
■ メイジー・ロックウッドのクローン設定: メイジーがロックウッドの娘のクローンであるという設定は、原作小説『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド』にはまったく存在しないオリジナルの脚本創作です。コリン・トレヴォロウとデレク・コノリーが本作の哲学的核心として加えた重要な仕事でした。
■ ブラキオサウルスの最期: 火山噴火に巻き込まれて命を落とすブラキオサウルスのシーンは、シリーズで最も悲痛な恐竜の最期として描かれました。J.A.バヨナ監督は『前作『ジュラシック・パーク』(1993)で観客が初めて見た恐竜=ブラキオサウルスがシリーズの新時代を象徴する形で命を落とす場面』として、撮影現場全員が涙を流したと語っています。
■ インドラプトルのデザイン: 新たな遺伝子怪物インドラプトルは、シリーズで最も恐ろしいヴィラン恐竜として完全な視覚化が行われました。ILM(インダストリアル・ライト&マジック)とLegacy Effectsの共同で、ヴェロキラプトルの素早さとインドミナス・レックスの巨体・知能を混合した独特な姿が作り上げられました。
■ テッド・レヴィンの起用: 傭兵チームのリーダー=ケン・ウィートリー役のテッド・レヴィンは、『羊たちの沈黙』(1991)のバッファロー・ビル役で世界的に有名な俳優です。彼自身は『シリーズで最も卑劣な狩猟ハンター』を演じることを快諾し、彼独特の冷血な演技スタイルでヴィラン的役割を完璧に体現しました。
■ ジェフ・ゴールドブラムの再登場: マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムは前作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)以来21年ぶりに復帰しました。彼の本作のカメオ出演は数分のみですが、シリーズの哲学的な核心を提示する重要な仕事を成し遂げ、続編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)へと続く伏線として機能しました。
■ ベンジャミン・ロックウッド役の起用: ジェームズ・クロムウェル(『ベイブ』1995年でアカデミー賞助演男優賞ノミネート)は本作出演時78歳で、彼の俳優キャリアの中でも特に印象的な仕事となりました。彼自身が『シリーズへの忠誠を示すため、出演を快諾した』と語っており、シリーズの歴史的な継承を完璧に果たす仕事となりました。
■ 上映時間と完全版: 劇場公開版は2時間8分。本作にはエクステンデッド版は存在しませんが、後発のDVDで公開された『追加映像』には削除シーンが多数含まれており、ロックウッド邸の地下闇市場の詳細場面、メイジーの過去の場面などが見られます。
■ 続編への伏線: 本作のラストの『恐竜たちが現代の人間社会に解放された世界』というテーマは、続編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で完全に展開されることになります。シリーズの最終作として位置づけられた『新たなる支配者』(2022)で、本作の伏線がすべて回収される形で、シリーズの長い歴史が完璧に終わりを迎えます。
■ シリーズで最も革命的なテーマ: 本作はシリーズで初めて『人間のクローン』『遺伝子工学の倫理的限界』『恐竜と人間の共存』というテーマを本格的に描いた1作として、シリーズの哲学的核心を完全に変える歴史的な仕事を成し遂げました。
撮影裏話
J.A.バヨナ監督が本作で取り組んだ最大の挑戦は、シリーズの伝統を尊重しつつ、自身のヨーロッパ的なホラー映画の感性を加えて、シリーズに新しい暗さと恐怖を加えることでした。前作までを直接監督したスティーヴン・スピルバーグやコリン・トレヴォロウの『壮大なファミリー映画』としてのスタイルとは異なり、J.A.バヨナ監督は『より暗く、より親密で、よりホラー的な雰囲気』を本作に注入する方向を選択しました。
撮影は2017年2月から2017年7月までの約5ヶ月で完了。撮影地はハワイのオアフ島(前作までと同じヌブラル島の撮影地)、英国のパインウッド・スタジオ(ロックウッド邸の地下闇市場のセット撮影)など多様なロケーションが使われました。J.A.バヨナ監督は『前作までの「島の冒険」というシリーズの伝統に、ロックウッド邸という「閉ざされた空間でのホラー」という新しい要素を加えたい』と語っており、本作の独特な雰囲気はその意図的な選択の結果です。
プロダクション・デザインのアンディ・ニコルソン(『グラビティ』2013、『ザ・マルティアン』2015などで活躍)は、本作のために『ヌブラル島の火山噴火セット』『ロックウッド邸の地下闇市場』『地下研究施設』『密猟恐竜の檻』など、シリーズで最も多様で大規模なロケーションを構築しました。とくにロックウッド邸の地下闇市場は、シリーズで初めて『閉ざされた空間でのホラー』を体現する重要なセットとなりました。
VFX総指揮はILM(インダストリアル・ライト&マジック)。シリーズの伝統的なVFX担当として、本作のために最先端のCG技術を駆使してインドラプトル、ヌブラル島の火山噴火、ブラキオサウルスの悲痛な最期、ロックウッド邸での恐竜たちの解放シーンなどを実現しました。とくにインドラプトルのデザインは、ヴェロキラプトルの素早さとインドミナス・レックスの巨体・知能を混合した独特な姿で、シリーズで最も恐ろしいヴィラン恐竜として完成されました。
音楽担当のマイケル・ジアッキーノは、前作に続いて続投。本作のスコアは『より暗くドラマチックなオーケストラ・スタイル』が中心で、J.A.バヨナ監督のホラー映画的な視覚スタイルと完璧に調和した仕事となりました。彼は本作のために『The Theme Park is Open』『The Volcano』『Maisie Rocks the Mansion』『The Indoraptor』など多数の新しい主題を作曲し、シリーズの音楽的多様性をさらに拡張しました。
撮影監督オスカル・ファウラ(『マダムと泥棒』2002、『ザ・モンキング・キング・オブ・モンス』2024などで活躍するスペインの撮影監督)は、J.A.バヨナ監督との長年のパートナーで、本作の暗くドラマチックな視覚スタイルを完璧に視覚化する仕事を成し遂げました。とくに『ヌブラル島の火山噴火シーン』『ロックウッド邸の地下闇市場』『インドラプトルとブルーの最終決戦』など、シリーズで最も視覚的に印象的な場面を多数生み出しました。
脚本面では、コリン・トレヴォロウ(前作の監督・脚本)とデレク・コノリーが共同で執筆し、本作の哲学的核心となる『メイジー・ロックウッドのクローン設定』を加える革命的な仕事を成し遂げました。シリーズで初めて『人間のクローン』『遺伝子工学の倫理的限界』『恐竜と人間の共存』というテーマを本格的に描いた1作として、シリーズの哲学的核心を完全に変える歴史的な仕事となりました。
また、本作の重要な特徴は『シリーズで初めての「閉ざされた空間でのホラー」というアプローチ』を確立したことです。前作までのシリーズはすべて『恐竜の島での冒険』という設定でしたが、本作では『ロックウッド邸という英国貴族風の屋敷』という閉ざされた空間で物語の後半が展開されました。J.A.バヨナ監督独特のホラー映画的な感性が、シリーズに新しい暗さと恐怖を加える重要な仕事を成し遂げました。
本作の興行的成功——13億862万ドルという当時の超大作レベルの世界興行収入——は、シリーズの長期戦略を完璧に維持しました。続編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で、本作の伏線がすべて回収される形で、シリーズの長い歴史が完璧に終わりを迎える運命を迎えました。
J.A.バヨナ監督は本作の後も、Amazon Prime Videoの大作シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング/力の指輪』(2022-)の最初の2エピソードの監督業を担当するなど、ハリウッドの代表的な監督の一人としての地位を確立する仕事を続けています。本作はシリーズの『新時代の重要な転換点』として、現代映画フランチャイズ史において欠くことのできない仕事となっています。とくに『メイジー・ロックウッドの真実』『ブラキオサウルスの最期』『恐竜たちが現代の人間社会に解放された世界』はシリーズ屈指の名場面として今も多くのファンに愛されています。