レオンが無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説

『レオン』が見れる動画配信サービス
現在、Netflix・Amazon Prime Video・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | 視聴可能 |
| Amazon Prime Video | 視聴可能 |
| Disney+ | − |
| Hulu | − |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『レオン』とは?作品の見どころ
ニューヨーク・リトルイタリーの古ぼけたアパート。窓辺の鉢植えに毎朝水をやり、隣のレストランで作ってもらった同じパンを齧り、夜になると黒いコートとサングラスで街に出ていく寡黙な男――その名はレオン。表向きは謎多い独り身の中年男性ですが、その正体は街のマフィアから依頼を受けて仕事をする凄腕の「プロ」、つまり暗殺者です。ある日、隣の部屋に住む12歳の少女マチルダの家族が、麻薬取締局の腐敗エージェントによって惨殺され、彼女ひとりが偶然外に出ていたために生き残ります。アパートの自分の部屋に逃げ込もうとしたマチルダがレオンの扉を叩いた瞬間、二人の奇妙な共同生活が始まっていきます。
1994年に公開されたフランス・アメリカ合作映画で、ジャンルは犯罪ドラマとアクションを組み合わせた人間ドラマです。監督・脚本はリュック・ベッソン。レオン役にジャン・レノ、マチルダ役に当時12歳のナタリー・ポートマン(本作が長編劇映画デビュー作)、ノーマン・スタンスフィールド役にゲイリー・オールドマン、トニー役にダニー・アイエロが配されています。撮影はティエリー・アルボガスト、音楽はエリック・セラ。エンディングに流れるスティングの楽曲「Shape of My Heart」は本作の象徴的なサウンドの一部となりました。
最大の見どころは、孤独な暗殺者と早熟な少女のあいだに育っていく、家族でも恋人でもない、けれども確かに何かが結ばれていく特別な関係を、ニューヨークの薄汚れた街並みのなかで丁寧に描き切る筆致です。本作はその後の犯罪ドラマ・ヒューマンドラマの規範を書き換えた1作として、世代を越えて愛され続けています。
『レオン』を全話無料で見る方法
『レオン』を全話無料で見る方法は、現時点での日本国内の主要動画配信サービスでは、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTの3つのサブスクリプションのいずれかに加入することです。いずれもサービスへの登録だけで、追加課金なしに最後まで視聴できます。
Netflix
Netflixに加入していれば、見放題対象として本作を視聴できます。Netflixは月額料金型で、加入後すぐに視聴ライブラリの全てが利用可能となります。広告つきプランの「Netflix Standard with Ads」でも本作は視聴対象に含まれます。
Amazon Prime Video
プライム会員であれば、見放題対象として視聴できます。スマートフォン、タブレット、テレビアプリ、ブラウザのいずれからでも再生可能です。広告つきプランでも本作は視聴対象に含まれます。
U-NEXT
U-NEXTでは、月額プランに加入すれば見放題作品として本作を再生できます。新規登録時に無料体験が用意されているケースもあり、その期間内に視聴することも可能です。U-NEXTは大画面のテレビ用アプリやスマートフォン、ブラウザに対応しており、自宅のリビングでじっくり鑑賞するスタイルにも向きます。
そのほか、Apple TVやGoogle Play Movies、Amazon Videoといったデジタル販売プラットフォームでは、レンタルや購入の選択肢があります。これらは「無料の手段ではないが、視聴ルートとして補足」しておきます。Disney+、Huluの日本版では、現時点で本作の見放題配信は行われていません。
あらすじ
物語の始まり
物語の幕開けは、ニューヨーク・リトルイタリーの古いアパート。寡黙な中年男レオンが、街のレストランの2階に詰めるイタリア系マフィアのトニーから依頼を受けて、ある凄惨な仕事を引き受ける場面から始まります。彼は超人的な身体能力と精緻な計画で標的を排除し、無傷で帰宅。自宅では植木鉢のオリーブの木を抱きしめるように世話をし、毎晩同じグラスのミルクを飲み、深夜の映画館で旧い映画を眺めるという、「プロ」としての孤独で禁欲的な日課を続けています。
主人公を待ち受けるもの
アパートのレオンの部屋の隣には、ランドという家族が暮らしています。父はDEAの情報屋として麻薬の保管に関わっており、家庭は荒れ気味で、父も継母も継姉も荒っぽい性格。家族の中で唯一、レオンに挨拶を交わす12歳の少女マチルダだけが、繊細で大人びた目を持っています。彼女は家族の暴力から逃れるためタバコを吸い、近所の食料品店に出かけ、寡黙なレオンの隣を密かに気にしながら日々を過ごしています。
ある朝、ランド家に強烈な事件が起こります。麻薬取締局のノーマン・スタンスフィールドが率いる過剰投与グループが、ランド家の麻薬隠蔽を口実に押しかけ、家族全員を惨殺。マチルダは偶然食料品店の使いに出ていたため難を逃れ、自宅に戻るふりをしてレオンの部屋の扉を必死に叩きます。レオンは扉越しに彼女の窮状を察し、苦悩した末に扉を開けて彼女を中へ招き入れます。
そこから始まるのは、不器用な暗殺者と早熟な少女の奇妙な共同生活です。マチルダはレオンの家事のこなし方、銃器の手入れ、暗殺の手順を観察し、自身の家族を殺した男たちへの復讐を心の中心に据えて「私もプロになる」とレオンに師事を志願します。レオンは彼女に料理(牛乳の飲み方、卵の落とし方)と読み書きを教えながら、彼の言葉での「クリーニング(暗殺)の基礎」を、教科書のように静かに伝えていきます。一方マチルダは、家族の死に反応した自分自身の感情の置き場を、レオンとオリーブの木と一緒に住むこの部屋のなかでひとつずつ整えていきます。
登場人物
レオン(演:ジャン・レノ)
本作の主人公。リトルイタリーで暮らす凄腕の暗殺者「クリーナー」です。寡黙で素朴、読み書きはできず、テレビも持たず、唯一の友達は鉢植えのオリーブの木という、子供のような純朴さを内側に隠した中年男性として描かれます。彼が街のマフィアのために行う「仕事」の精緻な手腕と、自宅での無防備な日常との落差が、本作の魅力の中心軸を支えています。ジャン・レノは本作のためにあえて子供じみた身振りを取り入れ、本作のレオン像を完成させました。
マチルダ・ランド(演:ナタリー・ポートマン)
本作のもうひとりの主人公。レオンの隣に住む12歳の少女で、家族の中で居場所を見つけられずに、近所のスーパーや路上をひとりで歩き回る早熟な少女として登場します。家族が惨殺された日、唯一生き残った彼女が「私も復讐したい」とレオンに師事を求める瞬間から、本作のもうひとつの感情の中心軸が立ち上がっていきます。ナタリー・ポートマンは本作の出演当時12歳。本作以降『スター・ウォーズ』新三部作、『クローサー』『ブラック・スワン』など、世界的な名優としての道を歩むこととなります。
ノーマン・スタンスフィールド(演:ゲイリー・オールドマン)
本作の主要な悪役。麻薬取締局(DEA)の腐敗エージェントで、自身の麻薬密売の隠蔽のためならランド家を惨殺することも厭わない男。クラシック音楽(ベートーヴェン、モーツァルト)への偏執的な愛好と、薬物常用、そして突然激昂する暴力性を併せ持つ、本作の屈指の悪役像。ゲイリー・オールドマンは本作のキャラクターのために独特の声色と身振りを作り上げ、犯罪映画史上に残るヴィランを完成させました。
トニー(演:ダニー・アイエロ)
リトルイタリーの裏路地にあるレストラン「リッタリディノ」を表向きの仕事場として、レオンに「クリーニング」の依頼を発注するイタリア系マフィアの幹部。レオンの稼ぎを「いずれ大きな仕事に向けて貯めている」という名目で預かっており、本作の中盤の重要な転換点を担います。
スタッフ・キャスト陣
監督・脚本はリュック・ベッソン。本作以前に『グレート・ブルー』『ニキータ』などで実績を積んできたフランスの映画作家が、自身が前作『ニキータ』で描いた殺し屋ヴィクトール(演:ジャン・レノ)の物語に、ニューヨークと孤独な少女という新しい要素を加える形で本作を仕上げました。本作の脚本は、ベッソン本人が『ニキータ』撮影中に書き始めたとされ、ジャン・レノを主役に据えることが当初から決まっていました。
撮影監督ティエリー・アルボガストは、ベッソン作品の常連で、本作以前に『ニキータ』『アトランティス』などで組んでいます。本作のために、ニューヨーク・リトルイタリーの薄暗い屋内、彼方に光るマンハッタンの街並み、深夜の映画館、銃声と共に揺れるアパートの廊下――それぞれの場面に固有のトーンを与える撮影設計を組み立てました。音楽はエリック・セラで、ベッソン作品の常連。エンディングに流れるスティングの楽曲「Shape of My Heart」が本作のサウンドの記憶として広く残り続けることになります。
主演キャスト
レオン役のジャン・レノは、フランス映画界の重鎮。本作以前にもベッソン作品『ニキータ』の殺し屋ヴィクトール役で評価を得ていましたが、本作で世界的な人気を獲得しました。彼が本作のために身につけた「子供じみた素朴さ」と「凄腕の職業殺し屋」の二面性は、彼自身のキャリアの代表作として広く語られ続けています。
マチルダ役のナタリー・ポートマンは、本作の長編劇映画デビュー作にあたります。彼女は本作出演前、ニューヨークのテレビ広告とオフ・ブロードウェイの舞台で実績を積んできた11〜12歳の少女でしたが、本作のオーディションでベッソン監督に強い印象を与え、起用が決まりました。本作は、彼女の俳優人生の出発点として広く語られています。
ゲイリー・オールドマン演じるスタンスフィールドの徹底した狂気は、本作のためにオールドマン自身が綿密に作り込んだ役どころです。ダニー・アイエロのトニー、エラン・カサノス、ピーター・アペル、マイケル・バデルッコら脇役陣も、本作のニューヨーク・リトルイタリーの空気を細部まで支えています。
興行収入・話題
興行収入・話題
製作費は約1600万ドル。世界興行収入は4500万ドル超を記録し、当時のフランス・米国合作の犯罪ドラマとしては安定した成功となりました。北米市場では「Léon: The Professional」のタイトルで公開され、家庭用ビデオ・DVD・配信展開を通じて、本作はその後の数十年にわたって観客に愛され続けるロングセラー作品の地位を獲得しました。日本でも長期上映と各種放映を通じて、現在まで広く視聴され続ける犯罪ドラマの代表作として位置づけられています。
評価・受賞歴
第20回セザール賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞ほか合計7部門にノミネートされました。サターン賞ではアクション・アドベンチャー・スリラー映画賞ノミネートを獲得しています。批評家団体やファン投票によるオールタイムベスト選にも繰り返し登場し続け、IMDbのユーザー投票では公開以後の上位に長く位置し続けています。とくにナタリー・ポートマンの本作のマチルダ役は、20世紀末映画の屈指の少女像として広く参照され続けています。
ネタバレ
※ここからネタバレを含みます。
クライマックス
物語の中盤、マチルダはレオンに「お母さんと弟を殺した男に復讐したい」と告げ、レオンは最初こそ拒みますが、彼女が短期間で銃器の扱いと観察眼を身につけていく姿に向き合いながら、「クリーニング」の基礎を伝えていきます。マチルダは本作の中盤の山場で、自身の手で復讐を実行しようとDEAビルに単身突入しますが、ノーマン・スタンスフィールドに捕えられ、その尋問の最中に彼の暴力性のすべてを直に経験することになります。
レオンは彼女がDEAビルに行ったことを察し、彼女ひとりを助けるためにDEAビルに正面突破で乗り込みます。彼の冷静かつ精緻な戦術で、複数の腐敗エージェントを順番に無力化し、マチルダを救出するシーケンスは、本作の屈指のアクションの見せ場となっています。けれども救出後、彼らはアパートに戻ることを決断し、ふたたびリトルイタリーの裏通りの古アパートでひそやかな共同生活を続けようとします。
クライマックスでは、トニーがレオンの貯金を「特別な資金」として預かっていた事実、そしてDEAのスタンスフィールドがレオンの正体を完全に突き止めて、警察特殊部隊(NYPD ESU)と共に本作の屈指の総攻撃をアパートに仕掛ける一連のシークエンスです。レオンはマチルダだけを通気口を経由して安全な場所へ逃がし、自身は数十人の特殊部隊員を相手に、本作の最後の長尺のアクションを引き受けます。
結末が示すもの
レオンは、特殊部隊との激しい銃撃戦のなかで、最終的にスタンスフィールド本人を待ち伏せ、彼の生命を奪うことに成功します。けれどもレオン自身もスタンスフィールドの仕組んだ手榴弾の爆発で命を落とします。彼の最期の言葉は「マチルダ、これは君のために」――そして手榴弾のピンを引き抜く彼の一瞬の覚悟が、本作の感情の頂点として観客の胸に刻まれます。
ラストシーンでは、生き延びたマチルダがレオンの貯金を預かるトニーに会いに行きますが、トニーは彼女に「お前にこの金は渡せない」と言って小さな小遣い程度の現金しか渡しません。彼女は彼に頭を下げ、自身の力でこれからの人生を歩む決意を固めます。最後の場面、彼女は孤児院(マチルダはかつてそこから抜け出してきた経歴を持っています)に戻り、孤児院の校長に「ここに住みたい」と告げます。校長と再会した校庭で、彼女はレオンが大切にしていた鉢植えのオリーブの木を、ようやく地面に植え替えます。「これでお前は、もう動かなくていいんだよ」――マチルダがオリーブの木に告げる小さな別れの言葉が、本作の屈指の余韻を観客に残して、画面はゆっくりと暗転していきます。
トリビア
ジャン・レノの「レオン」は、リュック・ベッソン監督の前作『ニキータ』に登場する殺し屋「ヴィクトール」のキャラクターを発展させた人物です。本作の脚本は、ベッソンが『ニキータ』の撮影中にレオンの物語のアイデアを思いついたことから始まったと伝えられます。
ナタリー・ポートマンの本作のオーディションは、200人以上の候補者から選ばれた結果でした。彼女は当時12歳前後で、本作の主演を務めた経歴を持つ俳優としては当時最年少の部類に入ります。本作以降、彼女は『スター・ウォーズ』新三部作、『クローサー』『ブラック・スワン』などへとキャリアを伸ばしていきます。
ゲイリー・オールドマンは、ノーマン・スタンスフィールド役のために、ベートーヴェンとモーツァルトのクラシック音楽への過剰な愛好を独自にキャラクターに加えました。「I LOVE Beethoven... especially the Second Movement」と告げる彼の場面は、本作の屈指の不気味なシーンとして繰り返し参照されます。
本作のエンディングに流れるスティングの楽曲「Shape of My Heart」は、もともと本作のために書き下ろされた楽曲ではありませんでしたが、本作のラストショットとの完璧な親和性で、本作以後はスティングのもっとも有名な楽曲のひとつとして再評価されることになりました。
ジャン・レノが本作で持つ鉢植えの植物(オリーブの木と紹介されることが多いが、実はアグラオネマ・コミュータム)は、現在まで本作の象徴的な小道具として広く知られています。撮影時に使用された複数の個体のうち、いくつかが現在まで撮影記念品として保管されているとされます。
リュック・ベッソンは本作以後、『フィフス・エレメント』『TAXi』シリーズ、『LUCY/ルーシー』など、世界的なヒット作を次々と発表していきます。本作はベッソン作品の代表作のひとつとして、現在も世界中の映画ファンに愛され続けています。
本作には劇場公開版(110分)と、より長い「ヴァージョン・インテグラル(完全版)」(133分)の2種類があります。完全版では、マチルダとレオンの関係に関わる追加のシーンが20分以上加えられており、本作の解釈を巡る議論の中心となっています。
撮影裏話
撮影の舞台裏
本作の撮影は、ニューヨーク市内のリトルイタリー、グリニッジヴィレッジ、マンハッタン各所のロケーションで行われました。リトルイタリーの古アパート、レストラン「リッタリディノ」、街路の歩道、深夜の映画館、地下鉄のホームなど、本作の各シーンは現実のニューヨークの街並みをそのまま用いて撮影されています。クライマックスのDEAビルでの突入シーンや特殊部隊との対決シーンは、ニューヨーク近郊のスタジオセットで組まれたセットを用いて撮影されました。
キャストの準備
ジャン・レノは、レオンの「子供じみた純朴さ」と「凄腕の暗殺者」の二面性を体現するため、撮影前から複数のリハーサルを重ねました。彼が本作で見せる、コートの襟を立てて視線を伏せたまま街を歩く独特の姿勢、ミルクを飲むときのわずかな指先の動き、ナタリー・ポートマンに料理を教えるときの慎重な手つき――いずれも撮影前の準備のなかで作り込まれた所作です。
ナタリー・ポートマンは、12歳という年齢で本作の重い役どころに向き合うため、撮影前から脚本のディテールを徹底的に読み込み、ベッソン監督との細かい打ち合わせを繰り返しました。本作の撮影中、彼女は学業との両立、現場での心理的負担への配慮、保護者の常時帯同などを含めた特別な体制で、現場に向き合ったとされます。
ゲイリー・オールドマンは、スタンスフィールドの過剰な狂気を画面の上に立ち上げるために、現場でほぼ即興と思える勢いの芝居を許される段取りで撮影が組まれていました。本作の彼の演技は、本作以後の犯罪映画の屈指のヴィラン像として、いまも頻繁に参照されています。
技術的な挑戦
本作の最大の技術的挑戦のひとつは、クライマックスのアパートでの特殊部隊との総攻撃シーンの撮影でした。複数のスタント、爆発、銃撃戦の連続を、リトルイタリーの古アパートの構造のなかで違和感なく見せる撮影設計のため、撮影部とスタント班、特殊効果班が綿密に協働しました。本作のアクションシーンの精度は、本作以後の犯罪ドラマ・アクション映画の規範のひとつとなり、現在まで世界中の作家たちに参照され続けています。エリック・セラの音楽と、ティエリー・アルボガストの撮影は、本作の独特の感情の流れを画面の外側から最後まで支える仕事として広く語られ続けています。


