スパイダーマン:スパイダーバースが無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説

『スパイダーマン:スパイダーバース』が見れる動画配信サービス
現在、Amazon Prime Video・Disney+・U-NEXT で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | − |
| Amazon Prime Video | 視聴可能 |
| Disney+ | 視聴可能 |
| Hulu | − |
| U-NEXT | 視聴可能 |
『スパイダーマン:スパイダーバース』とは?作品の見どころ
ブルックリン橋を見下ろすニューヨークの夜空に、見覚えのある赤と青のコスチュームが舞う――けれど、そのスパイダーマンの正体は、私たちがよく知る「ピーター・パーカー」ではありません。本作の主人公は、ブルックリンの公立中学に通う黒人とプエルトリコ系のミックスの少年、マイルス・モラレス。クモに噛まれ、突然「自分の街にもうひとり」現れたスパイダーマンを目の当たりにし、別次元から飛び込んできた数々のスパイダーヒーローとともに、自身の世界を救う旅に巻き込まれていきます。
2018年に公開されたアメリカ映画で、ジャンルは長編アニメーションです。製作・原案はフィル・ロードとクリストファー・ミラー、監督はボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人共同体制。脚本はロード、ミラー、ロスマンの共同執筆。マイルス役にシャミーク・ムーア、ピーター・B・パーカー役にジェイク・ジョンソン、グウェン・ステイシー役にヘイリー・スタインフェルド、ジェフ・モラレス役にブライアン・タイリー・ヘンリー、アーロン・デイヴィス役にマハーシャラ・アリ、キングピン役にリーヴ・シュレイバーらが配されています。
最大の見どころは、3D-CGに手描きの線、ハーフトーン・ドット、漫画的擬音、コマ割りの視覚言語を融合させた、ジャンル史を塗り替えるアニメーション表現です。本作は第91回アカデミー長編アニメ映画賞をはじめ、多数の主要なアニメーション賞を受賞し、米国アニメーションの新しい段階の出発点として広く語られる1作となりました。
『スパイダーマン:スパイダーバース』を全話無料で見る方法
『スパイダーマン:スパイダーバース』を全話無料で見る方法は、現時点での日本国内の主要動画配信サービスでは、Amazon Prime Video、Disney+、U-NEXTの3つのサブスクリプションのいずれかに加入することです。いずれもサービスへの登録だけで、追加課金なしに最後まで視聴できます。
Amazon Prime Video
プライム会員であれば、見放題対象として本作を視聴できます。アカウントを作成しプライムに加入すれば、スマートフォン、タブレット、テレビアプリ、ブラウザのいずれからでも再生可能です。広告つきプランでも本作は視聴対象に含まれます。
Disney+
ディズニープラスのスタンダードプランかプレミアムプランに加入すれば、追加課金なしに本作を視聴できます。アカウントを作成しプランを選んでログインすれば、スマートフォン、タブレット、テレビアプリ、ブラウザのいずれでも再生可能です。広告は挿入されません。
U-NEXT
U-NEXTでは、月額プランに加入すれば見放題作品として本作を再生できます。新規登録時に無料体験が用意されているケースもあり、その期間内に視聴することも可能です。U-NEXTは大画面のテレビ用アプリやスマートフォン、ブラウザに対応しており、自宅のリビングでじっくり鑑賞するスタイルにも向きます。
そのほか、Apple TVやGoogle Play Movies、Amazon Videoといったデジタル販売プラットフォームでは、レンタルや購入の選択肢があります。これらは「無料の手段ではないが、視聴ルートとして補足」しておきます。Netflix、Huluの日本版では、現時点で本作の見放題配信は行われていません。
あらすじ
物語の始まり
物語の舞台は現代のニューヨーク・ブルックリン。父親が現役の警官で、ブルックリンの公立中学から私立進学校「ヴィジョンズ・アカデミー」に編入させられたばかりの黒人とプエルトリコ系のミックスの少年マイルス・モラレスは、変化に馴染めず、夜になると地下鉄で叔父アーロンに会いに出かけることを楽しみにしています。マイルスは絵を描くのが大好きで、自分の街の壁を勝手にスプレーで彩るのも、叔父との内緒の趣味のひとつでした。
主人公を待ち受けるもの
ある夜、地下鉄のトンネル奥でグラフィティを描いていたマイルスは、別次元のクモに噛まれます。翌日、自身の身体に異変が起こり始めた彼は、街の郊外で偶然「ニューヨークのスパイダーマン、ピーター・パーカー」とその敵キングピンの戦いに遭遇します。ピーターはキングピンが秘密裏に建造していた「スーパー衝突器(コライダー)」を破壊するため、マイルスに「あとを継いでほしい」と最後の言葉を託し、その夜のうちに命を落としてしまいます。
世界中がピーター・パーカーの死を悼むなか、マイルスは自分が突然「もうひとりのスパイダーマン」として街の運命を引き受けてしまったことに戸惑いながら、街を救う方法を探し始めます。彼が出会うのは、別次元から偶然この世界に滑り込んできた、もう一人のスパイダーマンの「ピーター・B・パーカー」――こちらは中年でくたびれた、結婚にも仕事にも悩む大人のスパイダーマンです。
やがて、もうひとりの世界から来たスパイダー・グウェン(グウェン・ステイシー)、白黒映画のような世界から来たスパイダーマン・ノワール、日本風の世界から来た少女ペニ・パーカー(と巨大ロボSP//dr)、そしてカートゥーン世界から来た「スパイダー・ハム」が次々と登場します。彼らはみな、世界の境界を不安定にしているコライダーが原因で、本来の自分の世界に帰れない状態にあります。各人が自分の世界に戻るためには、コライダーを破壊する必要があります。
物語が進むにつれて立ち上がってくるのは、街の運命や次元の境界の問題ではなく、マイルス自身が「自分のスパイダーマン」になるとはどういうことなのか、という静かな問いです。彼は他の5人のスパイダーヒーローと過ごすなかで、自分の弱さと向き合い、父親と叔父の関係を見つめ直し、最終的には自分自身の足で「リープ・オブ・フェイス」を踏み出すことを選んでいきます。
登場人物
マイルス・モラレス(声:シャミーク・ムーア)
本作の主人公。ブルックリンの公立中学に通っていた中学生で、進学校に編入させられたばかりの13歳の少年です。アートが大好きで、街の壁にスプレーで自分の絵を残すことを密かに楽しんでいます。父との関係はやや距離があり、母には素直に寄り添える、その揺れを抱えた家庭の少年として描かれます。クモに噛まれて以後、突如として現れた力に戸惑いながら、自分自身の「スパイダーマン」を見つけていく姿が本作の中心線を形作ります。
ピーター・B・パーカー(声:ジェイク・ジョンソン)
マイルスが出会う、別次元から来た中年のスパイダーマン。長年スパイダーマンを続けてきたが、結婚生活の破綻、体型の崩れ、新しい挑戦への不安など、人生のあらゆる悩みを抱える「失意のヒーロー」として描かれます。本作の中盤、彼がマイルスの師匠役を引き受ける場面では、本作の独特のユーモアと優しさが共存する屈指の名場面が連なります。
スパイダー・グウェン/グウェン・ステイシー(声:ヘイリー・スタインフェルド)
もうひとつの世界では、自分自身がスパイダー・ヒーローとなっている女子高生グウェン。マイルスの世界に偶然滑り込んできた最初のひとりで、マイルスの最初の友人となるキャラクターです。クールで身体能力に長けつつ、自分の世界では「友人ピーター・パーカー」を喪った経験を抱えています。
キングピン/ウィルソン・フィスク(声:リーヴ・シュレイバー)
ニューヨークの裏社会の頂点に立つ巨漢の犯罪王。私的な悲劇から、複数の次元を結ぶコライダーを建造し、自身が失った家族と別次元で再会することを目的としている人物です。彼の悪意の起点が、ある種の人間的な悲しみであるという描写が、本作の悪役像に独特の厚みを加えています。
アーロン・デイヴィス/プラウラー(声:マハーシャラ・アリ)
マイルスの叔父で、彼の最大の理解者でもある男。表向きは陽気で味のある叔父ですが、本作の中盤では、彼の隠していた「もう一つの顔」が物語に決定的な影響を及ぼします。
ジェフ・モラレス(声:ブライアン・タイリー・ヘンリー)
マイルスの父。ニューヨーク市警の警官として、ヒーローとしてのスパイダーマンに対する視線が複雑な大人を象徴する人物です。マイルスとの距離をどう詰めるかに苦心する父親像が、本作の感情の中心を担っていきます。
スパイダーマン・ノワール(声:ニコラス・ケイジ)/ペニ・パーカー(声:キミコ・グレン)/スパイダー・ハム(声:ジョン・ムレイニー)
それぞれ別の次元から偶然この世界に飛び込んできた、もう3人のスパイダー・ヒーロー。ノワールは1930年代の白黒映画の世界から来た孤高の探偵風スパイダーマン、ペニはアニメ風の少女と巨大ロボSP//drのバディ、スパイダー・ハムは『ルーニー・テューンズ』風カートゥーンの世界から来た喋るブタのスパイダーマンです。それぞれが本作の視覚的な多様性を一層豊かにしています。
スタッフ・キャスト陣
製作と原案はフィル・ロードとクリストファー・ミラー。本作以前にも『くもりときどきミートボール』『LEGOムービー』『21ジャンプストリート』などで、ジャンル映画の文法を遊び倒す才能として知られていたコンビが、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションのもとで本作の企画を立ち上げました。共同脚本はロード、ミラー、そしてロドニー・ロスマン。
監督は3人体制(ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン)。本作は実写映画ではあまり例のない、3名の監督の役割分担――各自が異なる次元のスパイダー・キャラクターと、各シーケンスのアニメーション設計を担当する――によって、視覚スタイルの多様性を支える仕組みが採られていました。
音楽はダニエル・ペンバートン。さらに本作のサウンドトラックには、ポスト・マローン&スウェイ・リーの「Sunflower」、ニッキー・ミナージュ&アンダーソン・パークの「Familia」、ヴィンス・ステイプルズの「Home」、ジャデン・スミスの「Way Up」など、当時の北米ヒップホップ/R&Bシーンの重鎮たちによる楽曲が並び、サウンドトラックそのものがビルボード・チャートで大きな成功を収めました。
主演キャスト
マイルス役のシャミーク・ムーアは、本作以前にもテレビと映画で複数の出演実績を持つ俳優ですが、本作のマイルスのために、声色のリズム、笑い方、戸惑いの間まで含めて自分自身の体験と重ね合わせる役作りを行ったとされます。本作以降、シャミーク・ムーア=マイルス・モラレスの結びつきは、米国アニメ史の中で確固たる地位を獲得しました。
ジェイク・ジョンソン演じるピーター・B・パーカーの脱力したユーモアと、ヘイリー・スタインフェルドのクールな声色のグウェン、リーヴ・シュレイバーの低く重いキングピンの声、マハーシャラ・アリの陰影のあるアーロンの声、ブライアン・タイリー・ヘンリーの父親としてのジェフの声――本作のアンサンブルは、各キャラクターの個別の感情のラインを丁寧に支えています。
興行収入・話題
興行収入・話題
製作費は約9000万ドル。世界興行収入は3億7500万ドル超を記録し、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの代表作のひとつとなりました。北米では公開初週末から好評をもって迎えられ、年明けには第91回アカデミー賞のノミネートと受賞が観客動員をさらに後押ししました。日本でも幅広い世代の観客から支持を集め、後年の続編『アクロス・ザ・スパイダーバース』の興行成功にも繋がっていきます。
評価・受賞歴
第91回アカデミー賞では長編アニメ映画賞を受賞しました。第76回ゴールデングローブ賞、第46回アニー賞などでも長編アニメ部門の主要賞を多数受賞しています。アニメーションのスタイルそのものを大胆に書き換えた作品としての評価が当時から高く、批評家団体やファン投票によるオールタイムベスト選にも繰り返し登場し、IMDbのユーザー投票でも上位に位置し続けています。本作以降、米国の長編アニメーションの視覚言語に与えた影響は極めて大きく、後発の作品で「スパイダーバース風」のアプローチが頻繁に参照されるようになりました。
ネタバレ
※ここからネタバレを含みます。
クライマックス
物語の中盤、本作の悪役キングピンの真の動機が明かされます。彼は数年前、自分の家族(妻と幼い息子)を別次元の出来事の中で失っており、その家族と別次元で再会する目的で、コライダーを建造していました。彼が動機の根に「家族の喪失」を抱えていることが、悪意のスケールに人間的な重みを加えています。
マイルスは中盤、街中の地下基地で叔父アーロンと対峙します。マスクをつけたプラウラーがマイルスを攻撃しようとした瞬間、彼の声に反応してアーロンがマスクを外します――マイルスの最大の理解者だった叔父アーロンこそが、キングピンの右腕プラウラーだったという衝撃の真相が明かされます。アーロンは甥に手を上げることができず、彼を見逃しますが、その判断の代償としてキングピン自身に銃で撃たれて命を落としてしまいます。
もう一つの転換点は、マイルスが「リープ・オブ・フェイス」と呼ばれる場面で、文字通り高層ビルの屋上から落下し、自分自身の手でスパイダーマンとして街を駆け抜ける覚悟を完成させる瞬間です。父ジェフからの「お前は素晴らしい人になれる」という背中越しの言葉と、彼自身の選択が一直線につながる場面で、本作の感情の頂点が観客に手渡されます。
クライマックスの戦いでは、マイルス、ピーター・B・パーカー、グウェン、ノワール、ペニ、ハムの6人で、コライダーを破壊する作戦を実行します。それぞれの世界に帰る代償として、5人はマイルスの世界を一度離れる選択を下し、最後にコライダーの中央で機械を破壊するのはマイルス自身となります。彼はキングピンとの最終戦闘を、自身のヴェノム・ストライクとマスター・スーツの完全制御で乗り越え、街を救うことに成功します。
結末が示すもの
コライダーが破壊されたあと、マイルスは自分の世界に残ります。父ジェフが、ヴィジョンズ・アカデミーの寮の窓越しに「最近の街の新しいスパイダーマンは、大したやつのようだな」と笑顔で語る場面で、本作のもっとも温かい瞬間が訪れます。マイルスは、ピーター・B・パーカーから受け取ったあのスパイダーマンの後継者ではなく、彼自身のスパイダーマンとして街に立ち続けることを選びます。
ラストでは、マイルスがブルックリンの街並みを駆け抜けながら、画面の外側のもうひとりのグウェンへ向けて挨拶を送ります。本作のもっとも魅力的なメッセージ「Anyone can wear the mask(マスクは誰でも被ることができる)」が、明確な視覚イメージとともに観客に手渡されて、続編へと繋がっていく予感のなかで物語は幕を閉じます。
トリビア
本作のアニメーション・ルックは、3D-CGモデルを基底に手描きの線とハーフトーン・ドットを重ねるという独自の手法で作られています。1コマあたりの作業量は通常の3D長編アニメよりも2倍以上に膨れ上がり、約4年にわたる制作期間が必要となったとされます。
本作の冒頭、マイルスがコミック誌風のキャプションつきで自己紹介する一連のシーケンスは、ジャンルの規範を一気に観客に伝える名オープニングとして広く語られています。漫画のコマ枠、擬音、思考の吹き出しが3Dキャラクターと共存する画面づくりが、本作のスタイルの宣言として機能しています。
スパイダー・ハム役のジョン・ムレイニーは、本作以後にも声優として複数のアニメ作品で活躍しています。本作のスパイダー・ハムの声色は、彼自身のスタンダップ・コメディの語り口の延長線上で組み立てられました。
スパイダーマン・ノワール役のニコラス・ケイジは、本作のためにあえて1930年代のフィルム・ノワール風の声色を全編にわたり貫きました。本作以降のスピンオフ実写ドラマ『スパイダーマン・ノワール』にも、ケイジ本人が同役で続投しています。
本作の制作初期、ソニー側は当初「実写ベースのキャラクターと、よりリアル寄りのアニメーション」を求めていたとされますが、フィル・ロードとクリストファー・ミラーは「コミック誌の質感を画面に持ち込む」アプローチを最後まで主張し、最終的にこのスタイルが完成しました。
本作の主題曲のひとつ「Sunflower」(ポスト・マローン&スウェイ・リー)は、米ビルボード・ホット100で1位を獲得する大ヒットとなりました。本作のサウンドトラックは、北米ヒップホップとR&Bのシーンを取り込んだ仕事として、長期にわたって参照され続けています。
第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞の受賞時、本作は当時20年以上にわたってディズニー/ピクサーが寡占してきた同部門の構造を一気に書き換えた事例として広く報じられました。本作以降、長編アニメ部門の評価軸そのものが大きく変化していくことになります。
撮影裏話
制作の舞台裏
アニメーション制作はソニー・ピクチャーズ・アニメーションが中心となり、本作のために新しいアニメーション技法のパイプラインが約4年にわたって整備されました。3Dキャラクターのモデルに対して、手描きの線、ハーフトーン・ドット、コマ割り風の動きを段階的に重ねていくこの手法は、本作以降の長編アニメ業界の標準的な選択肢のひとつとなっていきました。
キャストの準備
シャミーク・ムーアは、マイルスの声色とリズムを掴むため、本作の制作期間中にニューヨーク・ブルックリンの街角を取材で歩いた経験があるとされます。マイルスのアフロ・ラテン系の若者としての話し方、笑い方、間の取り方を、現実の風景を踏まえて作り上げる役作りを進めました。
ジェイク・ジョンソンは、ピーター・B・パーカーの脱力した中年男性像に向けて、声色をやや低めに設定し、台本のジョークの間合いを緻密に組み立てたとされます。本作以降、ピーター・B・パーカー=ジェイク・ジョンソンの結びつきは、続編にも引き継がれていきます。
ヘイリー・スタインフェルド、ニコラス・ケイジ、リーヴ・シュレイバー、マハーシャラ・アリ、ブライアン・タイリー・ヘンリーら、それぞれの俳優陣が、各キャラクターの背景にあわせた声色の役作りを行いました。
技術的な挑戦
本作の最大の技術的挑戦のひとつは、複数のアニメーション・スタイルを同じ画面の上で破綻なく共存させる仕事でした。スパイダーマン・ノワールの白黒映像、ペニ・パーカーのアニメ風キャラクター、スパイダー・ハムのカートゥーン風造形、マイルスとピーター・Bの3D-コミック融合スタイル――いずれも別の方法論で動かしながら、同じシーンの同じ画面の上で衝突せずに動くようにする設計が、本作のアニメ史的な意義を支えています。色彩設計、ライティング、コマ送りのテンポ、キャラクターのフレームレートの違いまでが、本作のために細かく設計されており、後年の長編アニメーションの教科書として参照され続けています。