アナと雪の女王が無料で全話見れる動画配信はどれ|考察、ネタバレ、タダで見る方法も解説
『アナと雪の女王』が見れる動画配信サービス
現在、Disney+ で視聴できます。
| 配信サービス | 視聴可否 |
|---|---|
| Netflix | − |
| Amazon Prime Video | − |
| Disney+ | 視聴可能 |
| Hulu | − |
| U-NEXT | − |
『アナと雪の女王』とは?作品の見どころ
北欧のような美しい王国「アレンデール」。城には、生まれつき氷と雪を生み出す魔法の力を持つ王女エルサと、彼女と仲の良い妹のアナ姉妹が暮らしていました――『アナと雪の女王』は、姉エルサが幼い頃、自分の魔法でアナを誤って傷つけてしまったトラウマから心を閉ざし、城内に引きこもって長年妹と離れて暮らしてきたところから始まる、ディズニー黄金期の中でも最大の社会現象を起こした長編アニメーションです。エルサが戴冠式の日に魔法を制御できなくなり、王国全体を永遠の冬で覆ってしまったのを救うため、妹アナが旅に出る物語が、世界中の観客の心を捉えていきます。
本作は2013年11月27日に米国で公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション映画。配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。監督はクリス・バックとジェニファー・リーの共同。脚本はジェニファー・リーで、彼女はディズニー・アニメーション史上初めての女性監督として歴史に名を刻みました。原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンが1844年に発表した童話『雪の女王』。製作はピーター・デル・ヴェチョ、製作総指揮はジョン・ラセター、音楽はクリストフ・ベック、楽曲はロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が作詞・作曲。
見どころは、本作の主題歌『Let It Go(レット・イット・ゴー)』が世界中で社会現象を起こした事実です。本作の北米版でエルサ役のイディナ・メンゼルが歌ったオリジナル英語版、日本版で松たか子(エルサ役の歌唱)が歌った日本語版『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』が、それぞれ各国で記録的なヒットとなり、世界各国の言語でカバーされました。第86回アカデミー賞長編アニメーション賞・主題歌賞のW受賞、世界興行収入累計約12億8000万米ドルを記録、長編アニメーション映画として歴代世界興行収入第1位(公開当時、後に『塔の上のラプンツェル』『美女と野獣(実写版)』を経て、2018年公開の『インクレディブル・ファミリー』、2019年公開の続編『アナと雪の女王2』に塗り替えられるまで保持)。
『アナと雪の女王』を全話無料で見る方法
結論として、2026年4月時点で『アナと雪の女王』を国内で見放題視聴できる動画配信サービスは、ディズニープラス(Disney+)のみです。Disney+の見放題プランに登録すれば、本編のフル視聴が可能で、字幕版・吹替版の両方が用意されています。
Disney+(ディズニープラス)
Disney+はWalt Disney Companyが運営する公式の動画配信サービスで、ディズニー作品はすべて本サービスのもとで一元的に提供されています。月額プランは2026年3月25日から「スタンダード」(1,140円/月)「プレミアム」(1,520円/月)に料金改定されています。年額プランは年額9,900円(スタンダード)からで、2ヶ月分無料の計算となるため経済的です。Hulu日本版とのセットプラン「Disney+ × Hulu」も提供されており、両サービスの利用を考えている人にはこちらが選択肢になります。
登録手順:
- 公式サイト disneyplus.com/ja-jp にアクセス
- 「サインアップ」からアカウントを作成
- プランを選択(スタンダード/プレミアム/Huluセット/年額プラン)
- 支払い方法を入力(クレジットカード/PayPal/キャリア決済/アプリ決済対応)
- 登録完了後、本編をスマートフォン・PC・スマートテレビ・ゲーム機で視聴開始
Disney+は本作(2013年版)のほか、続編『アナと雪の女王2』(2019年)、Disney+独占短編『エルサのサプライズ』(2015年)、Disney+独占短編『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017年)など、シリーズ全作品を見放題で楽しむことができる唯一のサービスです。今後予告されている『アナと雪の女王3』『アナと雪の女王4』もDisney+で配信される見込みです。
Hulu/Lemino/DMM TV/TELASA/music.jp(レンタル配信)
これらのサービスでは本作はレンタル配信されています。Disney+を契約しない方針の場合は、これらのサービスでの単発レンタル(数百円台)が選択肢となります。
Amazon Prime Video(レンタル・購入)
Amazon Prime Videoでは、本作はレンタル配信および購入が可能です。プライム会員は無料視聴ではなく、別途レンタル料金が必要です。
TSUTAYA DISCAS(宅配DVD/Blu-rayレンタル)
本作は旧作扱いのため、TSUTAYA DISCASでは追加料金なしのフル視聴が可能です。新規登録時に30日間の無料お試し期間が用意されており、期間中は旧作・準新作の作品を月に最大8枚まで無料でレンタルできます。
Blu-ray・DVD・4K UHD購入
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンからBlu-ray・DVD・4K UHD(MovieNEX)が発売されており、Amazonや家電量販店で安定して入手できます。本編にメイキング映像や監督・スタッフの解説、各国版の『Let It Go』を集めた特典映像なども収録した版が選択肢になります。
地上波放送
日本テレビ系『金曜ロードショー』ほか、地上波・BS各局で本作は不定期に放送されてきました。最新の放送スケジュールを各局の公式サイトで確認しておくと、無料で視聴できる機会を逃しません。
あらすじ
アレンデール王国の姉妹
物語の舞台は、北欧のような美しい王国「アレンデール」。本作の主人公は、王国の二人の姫――姉のエルサと妹のアナ。エルサは生まれつき氷と雪を生み出す魔法の力を持っており、幼い頃は妹のアナと一緒に魔法で雪遊びをして楽しく過ごしていました。しかしある夜、エルサが魔法を間違って制御し、アナの頭に氷の魔法を当ててしまう事故が起きます。
両親は伝説の山の魔法使い「トロル」の長老パビーに相談し、彼はアナの記憶から「魔法に関する記憶」を完全に消し、彼女を治療します。パビーはエルサに「魔法は素晴らしい力にも、危険な力にもなる。お前の心を恐怖が支配しないようにしろ」と警告します。両親はその後、エルサに「Conceal, don't feel, don't let it show(隠せ、感じるな、見せるな)」という呪文のような掟を教え込み、彼女に手袋を与えて魔法を抑え込ませることにしました。
姉妹は別々に育てられ、エルサは城内に閉じこもる毎日を送るようになります。アナはなぜ姉が突然自分から離れたのかを理解できず、城の門が閉ざされた寂しい日常に苦しみ続けます。両親は12年後の海難事故で命を落とし、エルサは18歳でアレンデール王国の女王として戴冠する運命を担うことになります。
戴冠式の日と、エルサの暴走
エルサの戴冠式の日、何年ぶりかに城の門が開かれ、街中の人々と外国の貴族たちが城に招かれます。アナは外の世界との初めての接触に大興奮し、その日に出会った南方諸島のハンス王子に一目惚れし、わずか一夜で彼との婚約を発表してしまいます。エルサは「今日会ったばかりの男と結婚するなんて」とアナの軽率さを非難し、二人の姉妹は城内で口論になります。
口論の最中にエルサが感情を爆発させ、彼女の魔法が暴走して城の宴会場全体を凍らせてしまいます。街中の人々はエルサが「魔女だ」と恐れ、彼女は山中の北の山岳地帯へと逃亡します。逃亡の途中、エルサは長年抑え続けてきた本心を解放し、伝説の楽曲『Let It Go(レット・イット・ゴー)』を歌いながら、雪山の頂上に氷の城を建て、自分自身の本当の姿を完全に解放します。
しかしエルサが王国を逃れた瞬間、アレンデール王国全体が永遠の冬に覆われてしまいます。アナは姉を取り戻して王国の冬を解くため、ハンス王子に王国の管理を任せて、自分自身がエルサを探しに山岳地帯へ向かう冒険に出ます。
スヴェンとオラフ、そしてクリストフとの出会い
アナの旅路は、雪山で氷を取って暮らす青年クリストフ、彼の相棒のトナカイ・スヴェン、そしてエルサが魔法で生み出した愛らしい雪だるまのオラフとの出会いを通じて、彼女が「家族の絆」と「真の愛」の意味を発見していく旅へと進んでいきます。
オラフは「ハグが大好き」「夏が大好きで、いつかビーチで日光浴がしたい」というユーモラスなキャラクターで、本作の最大のコメディ要素を担います。クリストフは無口で頑固な氷売りの青年ですが、アナとの旅路を通じて彼女に対する深い感情を芽生えさせていきます。
物語は、アナがエルサに会って「彼女の心の中の恐怖を解く」ことで王国の冬を終わらせる旅と、ハンス王子の真の正体が明かされる本作のクライマックスへと進んでいきます。
登場人物
エルサ(声:イディナ・メンゼル/日本語版:松たか子)
本作の主人公の一人。アレンデール王国の女王で、生まれつき氷と雪を生み出す魔法の力を持っています。彼女のキャラクターアークは、長年抑え続けてきた魔法を「Let It Go」と解放するクライマックスに到達するまで。声を担当するイディナ・メンゼルは、ブロードウェイの伝説的なミュージカル女優(『Wicked』のエルファバ役で広く知られる)で、彼女の伸びやかな歌声が本作の最大の音楽的見どころを完璧に支えました。日本語吹替版で歌唱を担当する松たか子も、本作の出演を機に伝説的な歌手として日本中で広く愛されるようになりました。
アナ(声:クリステン・ベル/日本語版:神田沙也加)
本作の主人公の一人。エルサの妹で、明るく快活な性格の若い王女。姉エルサが心を閉ざしてから、アレンデール城の中で寂しい毎日を送ってきました。本作の物語の中心軸を担うキャラクターで、彼女の優しさと勇気が本作のテーマである「真の愛は家族の愛」を完璧に表現します。声を担当するクリステン・ベルは『フォーゲッティング・サラ・マーシャル』『ロスト・イン・ヒズ・アイズ』で広く知られる女優。日本語吹替版で歌唱を担当する神田沙也加は2021年12月に逝去しており、本作は彼女の代表的な日本語版担当作品の一つとして記憶されています。
クリストフ(声:ジョナサン・グロフ/日本語版:原慎一郎)
雪山で氷を取って暮らす青年。無口で頑固な性格ですが、アナとの旅路を通じて彼女に対する深い感情を芽生えさせていきます。彼は山岳地帯のトロル一家に育てられた経歴を持ち、本作の独特の家族観を体現するキャラクター。声を担当するジョナサン・グロフは、ブロードウェイの『ハミルトン』のキング・ジョージ3世役で広く知られる俳優・歌手。
オラフ(声:ジョシュ・ガッド/日本語版:ピエール瀧→武内駿輔)
エルサが魔法で生み出した愛らしい雪だるま。「ハグが大好き」「夏が大好きで、いつかビーチで日光浴がしたい」というユーモラスなキャラクターで、本作の最大のコメディ要素を担います。彼の歌『In Summer』は、本作の最大の音楽的コメディの一つ。日本語版では、当初ピエール瀧が声を担当していましたが、2019年の事件以降、武内駿輔が代役として継続的に担当しています。
ハンス王子(声:サンティーノ・フォンタナ/日本語版:津田英佑)
南方諸島の第13王子。アナとの戴冠式での一夜の出会いで、彼女に求婚した王子。しかし本作のクライマックスで、彼の真の正体が明かされる驚きの展開が待ち受けています。サンティーノ・フォンタナはブロードウェイの俳優として広く知られる人物。
スヴェン
クリストフの相棒の純粋なトナカイ。直接的な台詞はなく、彼の表情と動きだけでクリストフのコンビとして機能します。クリストフは時折、自分でスヴェンの「声」を演じる場面があり、本作のコメディ要素の重要な存在。
パビー(声:ケヴィン・ウィリアムソン/日本語版:)
山岳地帯のトロル一家の長老で、本作の最も知恵深い存在。彼の魔法と知識が本作の物語の鍵を握ります。
ウィーゼルトン公爵(声:アラン・タディク/日本語版:)
アレンデール王国に来訪した外国の貴族で、本作のコメディ要素を担う小柄な悪役的キャラクター。彼の独特の踊り方と短気な性格が、本作の最大の笑いの一つを担います。
スタッフ・キャスト陣
監督はクリス・バックとジェニファー・リーの共同。バックは『ターザン』の監督として広く知られていた人物で、リーはディズニー・アニメーション史上初めての女性監督として本作の脚本を担当しました。彼女の脚本は本作のために原作の童話『雪の女王』を完全に再構成し、姉妹の絆をテーマとする全く新しい物語へと発展させました。
脚本はジェニファー・リーのみが手がけました。原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンが1844年に発表した童話『雪の女王』。本作の脚本は原作の童話の枠組みを保ちながら、アンデルセンの原作の冷たい結末をディズニーらしい家族の絆を強調するハッピーエンドに大幅に再構成しました。
音楽はクリストフ・ベック、楽曲はロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が作詞・作曲。彼らはディズニー作品としては『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』を経て、本作で新世代の作詞作曲コンビとしてディズニーの音楽の中心軸を担いました。本作のために書き下ろした楽曲群(『Let It Go』『Do You Want to Build a Snowman?』『For the First Time in Forever』『Love Is an Open Door』『In Summer』『Reindeer(s) Are Better Than People』)は、すべてブロードウェイ級のクオリティで完成され、世界中で社会現象を起こす結果となりました。
主演キャスト
エルサ役のイディナ・メンゼルは、ブロードウェイの伝説的なミュージカル女優で、『Wicked』のエルファバ役で第60回トニー賞主演女優賞を受賞した経歴を持ちます。本作の主題歌『Let It Go』のオリジナル英語版を彼女が歌唱し、世界中で社会現象を起こす結果となりました。
アナ役のクリステン・ベルは、『フォーゲッティング・サラ・マーシャル』『ロスト・イン・ヒズ・アイズ』で広く知られる米国の女優・歌手。彼女自身がディズニー作品の大ファンで、本作のために情熱的な歌唱を提供しました。
オラフ役のジョシュ・ガッドは、ブロードウェイのコメディ俳優として広く知られる人物。後に2017年公開の実写版『美女と野獣』のルフー役でもオファーを受け、ディズニー作品のコメディ役の中心的な俳優として地位を確立しました。
クリストフ役のジョナサン・グロフ、ハンス王子役のサンティーノ・フォンタナ、ウィーゼルトン公爵役のアラン・タディクといった俳優陣はすべてブロードウェイ・テレビ・映画で長いキャリアを積んだ実力派でした。
日本語吹替版では、エルサ役を松たか子、アナ役を神田沙也加、クリストフ役を原慎一郎、オラフ役をピエール瀧(後に武内駿輔)、ハンス役を津田英佑が担当。本作の日本語吹替版は、原作のオリジナル版に並ぶ世界的な評価を獲得した稀有な事例として広く認められています。
興行収入・話題
興行収入・話題
『アナと雪の女王』は2013年11月27日に米国で公開されました。米国国内の最終興行収入は約4億ドル、世界興行収入は累計で約12億8000万米ドルに達しました。これは2013年の世界興行ランキング第1位、長編アニメーション映画として歴代世界興行収入第1位(公開当時)という驚異的な記録となりました。本作以前は、長編アニメーションとして最高だった『トイ・ストーリー3』(10億7000万ドル)を大きく上回る結果でした。日本では2014年3月14日公開で、配給収入は約170億円、興行収入は約255億円超を記録、これは日本国内の歴代興行ランキングで第3位の記録となりました。
本作の最大の社会現象は、主題歌『Let It Go』の世界的な大ヒット。各国の言語でカバーされ、特に日本語版『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』(松たか子歌唱)は、日本中の小学校で歌われる現象を起こしました。本作のサウンドトラックは世界中で記録的な売り上げを達成し、第57回グラミー賞ベスト・コンペレーション・サウンドトラック・フォー・ヴィジュアル・メディア賞を受賞しました。
評価・受賞歴
第86回アカデミー賞では2部門にノミネートされ、長編アニメーション賞とオリジナル主題歌賞(『Let It Go』)のW受賞を果たしました。これは、ディズニー・アニメーション・スタジオ単独制作の作品として初めての長編アニメーション賞受賞となります(それまでのディズニー長編アニメーション賞受賞作品は、すべてピクサー製作でした)。
第71回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞、第67回英国アカデミー賞アニメーション映画賞、第41回アニー賞長編アニメーション作品賞、世界中の主要映画賞でほぼ総なめにしました。
Rotten Tomatoesは90%の高評価、Metacriticは75/100の好評価スコアを記録。批評集約スコアでもディズニー作品史上の上位レベルの評価を維持し続けています。本作は2018年にブロードウェイで舞台ミュージカル化され、後の2019年公開の続編『アナと雪の女王2』も世界興行収入15億ドル超を記録するメガヒットとなりました。本作の成功はディズニー・アニメーションの2010年代における支配的な地位を完璧に確立する結果となりました。
ネタバレ
※ここからネタバレを含みます。
クライマックス
物語の終盤、アナはエルサの氷の城まで辿り着き、姉に「アレンデール王国は永遠の冬に覆われている」と告げます。エルサは深い罪悪感に駆られますが、自分の感情をコントロールできず、再び魔法が暴走して、無意識のうちにアナの心臓を凍らせる強い氷の魔法を放ってしまいます。
アナは帰路の途中、自分の体が徐々に凍り始めていることに気づきます。クリストフは彼女を山岳地帯のトロル一家に連れて行き、長老パビーに助けを求めます。パビーは「彼女を救えるのは『真の愛』だけだ」と告げ、アナは婚約者ハンス王子のキスで救われると信じてアレンデール城に急ぎます。
しかし城に戻ったアナは、ハンスの真の正体に直面します。ハンスは南方諸島の第13王子であり、自分が王として継承する見込みがほとんどない弱い立場から、アレンデール王国を計画的に乗っ取るために、アナとの結婚を仕掛けていたのでした。彼はアナの心臓が凍ることを利用して、彼女を死に追いやってからエルサを処刑し、自分が「王国の救世主」として王座を奪い取る計画を立てていました。
アナはハンスの真の正体を知って絶望に打ちひしがれますが、その時、城の使用人オラケンが彼女を救出し、彼女に「クリストフこそが本当の真の愛だ」とヒントを与えます。アナはオラフに支えられて、雪嵐の中、フィヨルドの氷上に出てクリストフを探します。
結末が示すもの
フィヨルドの氷上では、エルサがハンスに襲われそうになっています。アナはクリストフの姿を遠くに見つけて駆け出しますが、自分の体が完全に凍りついていることに気づき、ハンスがエルサに剣を振り下ろした瞬間、アナはハンスとエルサの間に飛び込み、自分の体を盾にしてエルサを救います。アナの体は完全に氷の彫像と化します。
エルサは深い悲しみで姉のアナの氷の体を抱きしめ、「I love you, Anna(あなたを愛しているわ、アナ)」と告げます。その瞬間、アナの体は徐々に解凍されていきます――彼女がエルサのために自分の命を犠牲にしようとした「妹の真の愛」こそが、長老パビーが言っていた「真の愛の行為」だったのです。
エルサは「真の愛こそが恐怖を解く」という長年の答えに気づき、初めて自分の魔法を完璧にコントロールします。彼女は王国全体に降り注ぐ雪と氷を解かし、永遠の冬を終わらせ、夏のアレンデール王国を取り戻します。
ハンスはアナとエルサを欺いた罪で、南方諸島へと送還されて裁きを受けることになります。アナはクリストフへの想いを認め、二人は本格的な恋愛関係を始めます。エルサは王国の女王として、新しい時代の支配者となり、アレンデール城の門は永遠に開かれることが宣言されます。
本作の結末は、「真の愛は家族の絆だ」「自分自身を恐れず、ありのままの自分でいい」という、ディズニー作品史上最も成熟したフェミニズム的なメッセージを完璧な形で結実させた、観客に深い感動を手渡す決着として記憶されています。本作は単なる長編アニメーション映画を超えて、世界中の文化的アイコンとしての地位を確立しました。
トリビア
本作の主題歌『Let It Go』は世界中で社会現象を起こしました。各国の言語で25種類以上のカバー版が制作され、本作のために設定された大規模なマーケティング・キャンペーンを完璧に成功させた事例として広く認められています。
監督ジェニファー・リーは、ディズニー・アニメーション・スタジオ史上初めての女性監督。彼女の脚本は本作のために原作の童話『雪の女王』を完全に再構成し、姉妹の絆をテーマとする全く新しい物語へと発展させました。
本作はディズニー・アニメーション・スタジオ単独制作の作品として初めての長編アニメーション賞受賞となりました。それまでのディズニー長編アニメーション賞受賞作品は、すべてピクサー製作でした。
日本語吹替版でアナ役を担当した神田沙也加は、2021年12月に逝去しました。本作は彼女の代表的な日本語版担当作品の一つとして記憶されており、日本のディズニー作品史を語る上で重要な日本語版となっています。
日本語吹替版でオラフ役を当初担当したピエール瀧は、2019年の事件以降、武内駿輔が代役として継続的に担当しています。これは日本のディズニー作品の声優交代としては最大級のケースとして広く知られています。
本作の主題歌『Let It Go』を歌うエルサ役のイディナ・メンゼルは、ブロードウェイの伝説的なミュージカル女優で、『Wicked』のエルファバ役で第60回トニー賞主演女優賞を受賞した経歴を持ちます。本作の主題歌は同じく彼女自身が第86回アカデミー賞オリジナル主題歌賞授賞式で歌唱しました。
本作は世界興行収入累計約12億8000万米ドルを記録し、日本国内では興行収入約255億円超で、日本国内の歴代興行ランキング第3位という驚異的な記録を達成しました。本作は単なる長編アニメーション映画を超えて、世界中の文化的アイコンとしての地位を確立しました。
撮影裏話
撮影の舞台裏
本作の制作は2008年初頭から2013年初秋までの約5年間に及ぶ大規模プロジェクトでした。本作はディズニー社内では「アンデルセンの『雪の女王』のディズニー化プロジェクト」として位置づけられ、当時のディズニー・アニメーション・スタジオの首席クリエイティブオフィサーだったジョン・ラセターの直接の指揮下で進められました。
本作のためにディズニー・アニメーション・チームは、ノルウェーやアイスランドに実地取材旅行を行いました。アレンデール王国の街並み、フィヨルドの景観、氷の城のデザインは、すべて北欧の実在の風景を綿密に観察した結果として再現されました。
キャストの準備
エルサ役のイディナ・メンゼルは、収録のためにディズニー本社のスタジオに何度も通い、クリス・バック/ジェニファー・リー監督陣と何時間も議論を重ねながら、エルサの「長年抑え続けてきた感情の解放」を声色だけで表現する難しい挑戦に取り組みました。彼女の伸びやかな歌声が本作の主題歌『Let It Go』を完璧に支え、世界中で社会現象を起こす結果となりました。
アナ役のクリステン・ベルは、彼女自身がディズニー作品の大ファンとして、本作のために情熱的な歌唱を提供しました。彼女は本作の出演を機に、ディズニー作品の代表的な声優・歌手として広く知られるようになりました。
日本語吹替版では、エルサ役の松たか子の歌唱が、日本中で長期にわたって愛され続ける現象を起こしました。彼女の本作の歌唱は、日本のディズニー作品史上最も愛される事例の一つとして広く認められています。
技術的な挑戦
本作の最大の技術的挑戦は、エルサの魔法による氷と雪の物理シミュレーションを、長編アニメーション映画として完璧に動かすことでした。ディズニーの開発チームは、本作のために専用の「氷と雪の物理シミュレーション」を新規開発し、エルサが歌う『Let It Go』のクライマックスのシーケンス――彼女が氷の城を建てる場面――は、長編アニメーション映画として当時最も技術的に挑戦的な場面の一つとして広く認められています。
また、本作のキャラクターデザインの細部にも独特のアプローチが採用されました。エルサとアナの髪の毛は、本作のために専用の「髪の毛の物理シミュレーション」を使い、長編アニメーション映画として当時最も精緻な髪のアニメーションを実現しました。
公開当時の余話
公開時、本作はディズニー作品としては前例のない世界的な社会現象を起こしました。本作の成功は、ディズニー・アニメーションの2010年代における支配的な地位を完璧に確立する結果となり、後の続編『アナと雪の女王2』『アナと雪の女王3』『アナと雪の女王4』へと発展する大規模なフランチャイズを築きました。